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Edge・Chromeのキャッシュクリアのやり方|PC・スマホ別・消えるものを実測
結論
Edge・Chrome とも、Windows なら Ctrl+Shift+Delete で削除の画面を開き、「キャッシュされた画像とファイル」だけにチェックを入れて削除します。Cookie のチェックを外しておけば、ログインは残ります。表示が変わらないだけなら、先に Shift+F5(強制再読み込み)を試します。
この記事でわかること
- Edge・Chrome・Safari・Firefox の PC・スマホ別の手順(各社の公式ヘルプで確認)
- キャッシュだけ消すと何が残り、Cookie を消すと何が消えるか(実測)
- 削除・強制再読み込みの前後でサーバーへのリクエストが何件変わるか
キャッシュクリアは「ブラウザが手元に保存したページの部品を捨て、次はサーバーから取り直させる」操作です。表示が以前のままのとき、どこまで消すかを次の順で決めます。
flowchart TD
A[表示が以前のまま] --> B[強制再読み込み<br>Shift+F5]
B -->|直った| OK[終わり]
B -->|直らない| C[キャッシュだけ削除<br>Ctrl+Shift+Delete]
C -->|直った| OK
C -->|直らない| D[Cookie も削除<br>ログインし直す]
よく調べられることの答えを先にまとめます。
| 知りたいこと | 答え | 詳しい節 |
|---|---|---|
| Edge のキャッシュクリア | 設定→プライバシー、検索、サービス→閲覧データをクリアする | Edgeのキャッシュクリアのやり方 |
| Chrome(クローム)のキャッシュクリア | 右上のメニュー→閲覧履歴データを削除 | Chromeのキャッシュクリアのやり方 |
| キャッシュクリアのショートカット | Ctrl+Shift+Delete(Mac の Chrome は ⌘+shift+delete) | ショートカットキー一覧 |
| スマホ(iPhone・Android) | Chrome はメニューから、Safari は設定アプリから | スマホのChrome・Safari |
| ログイン状態は消える? | キャッシュだけなら残る。Cookie を消すとログアウトする(実測) | 消えるもの・消えないもの |
| パスワードは消える? | Chrome は削除の画面の対象外。パスワード マネージャーで別に消す | 消えるもの・消えないもの |
| 1つのサイトだけ消したい | 強制再読み込みか、サイトのデータ削除を使う | 使い分け |
| サイトを作る側の対策 | HTML は no-cache、JS・CSS はファイル名にハッシュ | キャッシュを残さない設定 |
確認環境:Ubuntu 24.04.5 LTS で、Python 3.13.18 の http.server で作ったサーバーを 127.0.0.1 に起動し、ファイルごとに違う Cache-Control を付けて返しました。ブラウザは Playwright 1.63.0 の Chromium 153.0.8010.12(日本語の画面・ヘッドレス)で、設定の削除画面を操作しました。ヘッドレスではキー操作の Ctrl+Shift+R が効かなかったため、強制再読み込みとキャッシュの無効化は DevTools Protocol の同じ働きの命令で再現しています。Edge・Safari・Firefox と、Mac・Windows・スマホの画面は手元で動かせないため、Google・Microsoft・Apple・Mozilla の公式ヘルプで1つずつ確かめた範囲だけを書いています(確認日 2026年10月29日)。
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「Edge・Chromeのキャッシュクリアのやり方|PC・スマホ別・消えるものを実測」
キャッシュクリアとは(消すと何が起きるか)
この節では、キャッシュの正体と、消したときに何が変わるのかが分かります。
キャッシュは、一度開いたページの画像・CSS・JavaScript などを、ブラウザが手元に保存しておく仕組みです。 次に開くときは手元のものを使うので、表示が速くなり、通信量も減ります。
困るのは、サイトが更新されたのに手元の以前の部品が使われ続けるときで、キャッシュを消すと次は全部をサーバーから取り直します。
手元のサーバーまで届いた件数です(favicon を除く)。キャッシュを消すと、次の1回は初回と同じだけ通信します。 Google のヘルプも、削除後は一時的に遅く感じることがあると書いています。
Cookie はログイン状態やサイトの設定、閲覧履歴は開いたページの一覧で、どちらもキャッシュとは別に保存されています。
Cookie とセッションの関係は、関連記事「セッションとは|意味・Cookieとの関係・切れる理由を実例で解説」で扱っています。
Edgeのキャッシュクリアのやり方(Windows・Mac)
この節では、Microsoft Edge のパソコン版でキャッシュだけを消す手順が分かります。
Edge は「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリアする」から消します。 Microsoft のサポート「Microsoft Edge の閲覧履歴の表示と削除」に書かれた手順です。
設定を開く
右上の「設定など」(…)→「設定」。Windows は Ctrl+Shift+Delete で手順3へ進む。
プライバシー、検索、サービス
「閲覧データをクリアする」の欄で、「閲覧データを今すぐクリアする」の横の「クリアするものを選択」を選ぶ。
時間の範囲を選ぶ
「時間の範囲」で期間を選ぶ。分からなければすべての期間。
「キャッシュされた画像とファイル」だけにチェック
「Cookie およびその他のサイト データ」を外すとログインが残る。
「今すぐクリア」を選ぶ
終わったら、そのページを開き直す。
- 同期に注意:同期をオンにしていると、同期された項目は同期済みのすべてのデバイスで消去されます(Microsoft サポート)。この端末だけなら、同期をオフにしてから消去します。
- 閉じるたびに消す:「閲覧データの消去」→「ブラウザーを閉じるたびにクリアする内容を選択」で項目をオンにします(Microsoft「Microsoft Edge で Cookie を管理する」)。
スマホ版 Edge(iPhone・Android)の手順は、Microsoft の公式ヘルプで確かめられるページが見つからなかったため、この記事では書いていません。
Chrome(クローム)のキャッシュクリアのやり方(パソコン)
この節では、Chrome のパソコン版の手順と、Chromium で開いた削除の画面の中身が分かります。
Chrome は右上のその他アイコン(︙)→「閲覧履歴データを削除」で、期間と項目を選んで削除します。 Google のヘルプ「閲覧履歴データを削除する」と「キャッシュと Cookie の消去」の手順です。
- パソコンで Chrome を開き、右上のその他アイコンから「閲覧履歴データを削除」を選ぶ(Ctrl+Shift+Delete でも開く)。
- 「1 時間以内」「全期間」などの期間を選ぶ。
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れ、残したいもののチェックを外す。
- 削除のボタンを押す。
Chromium 153 で開いた「閲覧履歴データを削除」の画面
| 画面の部分 | 表示された文言 |
|---|---|
| 題名 | 閲覧履歴データを削除 |
| 期間のボタン | 過去 15 分間/過去 1 時間(選択済み)/過去 24 時間/過去 7 日間/もっと見る |
| 「もっと見る」の中 | 過去 4 週間/全期間 |
| 最初から表示される項目 | 閲覧履歴・Cookie と他のサイトデータ・キャッシュされた画像とファイル・ダウンロード履歴(4つともチェック済み) |
| 「さらに表示」で出る項目 | 自動入力フォームのデータ・サイトの設定・ホストされているアプリデータ(チェックなし) |
| ボタン | キャンセル/このデバイスから削除 |
1Cookie が最初からチェック済み
そのまま削除するとログインも消える。キャッシュだけならチェックを外す。
2前回のチェックが残る
キャッシュだけで削除したあと開き直すと、キャッシュだけにチェックが付いていた。
3パスワードは別の画面
項目に無く「パスワードは管理設定で削除できます」と案内された。
Google のヘルプでは、削除のボタンは「データを削除」と書かれていますが、手元の Chromium 153 では「このデバイスから削除」でした。Chromium は Chrome の土台のオープンソース版で、版や製品によって文言が変わります。
スマホ(Android・iPhone)のChromeでキャッシュを削除する
この節では、スマホ版 Chrome のキャッシュクリアの手順が分かります。
スマホの Chrome も、その他アイコン(︙)→「閲覧履歴データの削除」から消します。 Google のヘルプによると、スマホでは期間の初期値が「15 分」です。
Android の Chrome
アドレスバーの右のその他アイコン→「閲覧履歴データの削除」
期間を選ぶ(初期値は15分)
種類を選ぶときは「その他のオプション」→キャッシュされた画像とファイル
「データを削除」
iPhone・iPad の Chrome
その他アイコン→「閲覧履歴データの削除」
期間を選ぶ(初期値は15分)
「閲覧履歴データ」で種類を選び「確認」
「閲覧履歴データを削除」
- 期間の初期値が15分なので、そのままでは直近15分の分しか消えません。 期間を広げてから削除します。
- iPhone の Chrome のパスワードは「その他の Google データを管理する」→「パスワードとパスキー」で消します(Google)。
Safari(iPhone・Mac)のキャッシュクリア
この節では、Apple の Safari で、履歴を残したままキャッシュと Cookie を消す方法と、まとめて消す方法が分かります。
iPhone の Safari は、Safari の中ではなく「設定」アプリから消します。 Apple のサポート「iPhone の Safari で閲覧履歴と Cookie を消去する」(2026年9月21日公開)の手順です。
| やりたいこと | iPhone の手順 | 消えるもの |
|---|---|---|
| 履歴もまとめて消す | 設定→アプリ→Safari→「履歴とWebサイトデータを消去」→期間→「履歴を消去」 | 履歴・Cookie・キャッシュ(自動入力の情報は残る) |
| 履歴は残してキャッシュと Cookie を消す | 設定→アプリ→Safari→詳細→Webサイトデータ→「全Webサイトデータを削除」→「今すぐ削除」 | Cookie・キャッシュ(履歴は残る) |
Mac の Safari は、Apple の「Mac の Safari でキャッシュと Cookie を消去する」の手順で消します。
- Safari で「Safari」→「設定」を選び、「プライバシー」をクリックする。
- 「Webサイトデータを管理」をクリックする。
- 1つのサイトだけなら、そのサイトを選んで「削除」。全部なら「すべてを削除」。
- Safari の「Webサイトデータ」の削除は、キャッシュと Cookie が一緒に消えるため、ログインし直す前提で行います。
- iCloud を使っていると、履歴は他の Apple デバイスからも削除されます(Apple)。
Safari でキャッシュを無視して再読み込みするキー操作は、Apple の「Mac の Safari のキーボードショートカット」のページで確かめられなかったため、この記事では書いていません。
Firefoxのキャッシュクリア(PC・Android・iPhone)
この節では、Mozilla Firefox のキャッシュだけを消す手順と、終了するたびに消す設定が分かります。
Firefox は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Cookie とサイトデータ」の「データを消去…」から、「一時的にキャッシュされたファイルとページ」だけを選んで消します。 Mozilla のサポート「Firefox のキャッシュを消去するには」の手順です。
パソコン(設定から)
上の手順。期間は「すべての履歴」。
Mozilla サポート
パソコン(履歴から)
メニュー→履歴→最近の履歴を消去…(Ctrl+Shift+Del)。
ショートカットあり
Android
メニュー(3点)→設定→プライバシーとセキュリティ→閲覧データを削除→項目を選んで「閲覧データを削除」。
終了時の自動削除も可
iPhone・iPad
メニュー→設定→プライバシーの下の「データ管理」→「プライベートデータを消去」。元に戻せない。
すべてのサイトが対象
- 終了時に自動で消す:設定→プライバシーとセキュリティ→履歴で「Firefox の終了時に履歴を消去する」にチェックし、「設定…」で「一時的にキャッシュされたファイルとページ」を選びます(Mozilla サポート)。
- 1つのサイトだけ:アドレスバーの左の錠前(または盾)のアイコン→「Cookie とサイトデータを消去...」で、表示中のサイトのデータを消せます(Mozilla の「Firefox に保存された Cookie とサイトデータを消去する」)。
キャッシュクリアのショートカットキー一覧(Ctrl+Shift+Delete・スーパーリロード)
この節では、削除の画面を開くキーと、キャッシュを使わずに読み込み直すキー(スーパーリロード)が、ブラウザ別に分かります。
「削除の画面を開く」と「キャッシュを無視して再読み込み」は別の操作です。 前者は保存されたキャッシュを消し、後者は今のページだけをサーバーから取り直します。各社の公式のショートカット一覧に載っているものだけを並べました。
| ブラウザ | 削除の画面を開く | キャッシュを無視して再読み込み | シークレット(プライベート) |
|---|---|---|---|
| Chrome(Windows・Linux) | Ctrl+Shift+Delete | Shift+F5 または Ctrl+Shift+R | Ctrl+Shift+N |
| Chrome(Mac) | ⌘+shift+delete | ⌘+shift+r | ⌘+shift+n |
| Edge(Windows) | Ctrl+Shift+Delete | Ctrl+Shift+R または Shift+F5 | Ctrl+Shift+N(InPrivate) |
| Firefox(Windows・Linux) | Ctrl+Shift+Del | Ctrl+F5 または Ctrl+Shift+R | Ctrl+Shift+P |
| Safari(Mac) | 公式の一覧に記載なし | 公式の一覧に記載なし | ファイル→新規プライベートウインドウ |
- スーパーリロードは「キャッシュを消す」操作ではなく、「今回だけキャッシュを使わない」操作です。
キャッシュクリアで消えるもの・消えないもの(ログイン・パスワード・履歴)
この節では、どのチェックを入れると何が消えるのかが、手元で試した結果と公式の説明で分かります。
「キャッシュされた画像とファイル」だけを消しても、ログイン状態・localStorage・履歴は残りました。 自作サイトにログインし、localStorage と Cache Storage(Service Worker などが使う保存場所)に値を入れてから、設定の削除画面で1項目ずつ削除しました。
削除前 server=2 /:304 /api/time:200 | /me=200 localStorage=v CacheStorage=v1 cache=48KB
キャッシュだけ削除後 server=7 /:200 /style.css:200 /logo.svg:200 /app.js:200 /assets/app.a1b2c3.js:200 /heur.js:200 /api/time:200 | /me=200 localStorage=v CacheStorage=v1 cache=40KB
Cookieだけ削除後 server=2 /:304 /api/time:200 | /me=401 localStorage=null CacheStorage=空 cache=40KB
/me はログインしていれば200、していなければ401を返す確認用の URL です。cache= はプロファイルの Cache フォルダーの大きさで、キャッシュだけを削除した直後は 48KB から 16KB(索引のファイルだけ)に減りました。
| 保存されているもの | キャッシュだけ削除 | Cookie と他のサイトデータを削除 |
|---|---|---|
| ページの部品(画像・CSS・JS) | 消えた(次は7件すべて取得) | 残った |
| ログイン状態(Cookie) | 残った(/me は200) | 消えた(/me は401) |
| localStorage | 残った | 消えた |
| Cache Storage(Service Worker 用) | 残った | 消えた |
表示を直したいだけのとき
見分ける問い:「直したいのは表示か、ログインか」
Google のヘルプによると、「Cookie と他のサイトデータ」には HTML5 のストレージなども含まれ、「ダウンロード履歴」を消してもファイル自体は残ります。Chrome にログインしたまま Cookie を削除しても、Google へのログインは保たれます。
Cookie・localStorage・sessionStorage の違いは、関連記事「localStorage・sessionStorage・Cookieの違い|実測比較」で扱っています。
実測:キャッシュクリア・強制再読み込みでリクエスト数はどう変わるか
この節では、再読み込み・強制再読み込み・削除で、サーバーに届くリクエストが何件になるかが分かります。
自作サーバーは、ファイルごとに次のヘッダーを返します(curl -D - の結果から抜粋)。
/ Cache-Control: no-cache
/style.css Cache-Control: max-age=3600
/app.js Cache-Control: max-age=3600
/logo.svg Cache-Control: max-age=86400
/assets/app.a1b2c3.js Cache-Control: max-age=31536000, immutable
/heur.js (Cache-Control なし。Last-Modified は10日前)
/api/time Cache-Control: no-store
Chromium 153 で操作を続け、サーバーに届いた件数です(favicon を除く)。
| 操作 | サーバーに届いた件数 | 中身 |
|---|---|---|
| 初めて開く | 7 | すべて200 |
| 同じ URL をもう一度開く | 2 | HTML は304(変更なし)、API は200 |
| 通常の再読み込み(F5) | 2 | HTML だけ確認(Cache-Control: max-age=0 付き) |
| 強制再読み込み(Shift+F5 と同じ命令) | 7 | すべて200、no-cache と Pragma 付き |
| ブラウザを閉じて開き直す | 2 | 5件はディスクのキャッシュから |
| 設定でキャッシュを削除して開く | 7 | すべて200(初回と同じ) |
| シークレット相当(新しい一時プロファイル) | 7 | もう一度開くと2件、閉じて開き直すとまた7件 |
強制再読み込みでは、すべてのリクエストに Cache-Control: no-cache と Pragma: no-cache が付き、通常の再読み込みでは HTML にだけ If-None-Match(手元の ETag と同じか確かめるヘッダー)と Cache-Control: max-age=0 が付いていました。
更新したのに反映されない様子を再現する
app.js の中身を v1 から v2 に書き換えたあとの表示です。
| 更新のあとの操作 | サーバーに届いた件数 | 画面の表示 |
|---|---|---|
| 普通に開く | 2(HTML と API) | app.js v1(以前のまま) |
| 通常の再読み込み(F5) | 2 | app.js v1(以前のまま) |
| 強制再読み込み | 7 | app.js v2(新しい内容) |
max-age=3600(1時間は確認しない)のファイルは、F5 を押しても以前の内容のままでした。 強制再読み込みかキャッシュの削除で、初めて新しい内容になりました。Cache-Control が無い heur.js も確認なしで使われました。MDN は、Last-Modified からの経過時間の約10%は再利用されることがある、と説明しています。
スーパーリロード・シークレットウィンドウ・サイト単位の削除の使い分け
この節では、キャッシュを全部消す前に試せる軽い方法と、それぞれで何が変わるのかが分かります。
1つのページの表示を直すだけなら、強制再読み込み(スーパーリロード)が一番軽い方法です。 削除と違い、ほかのサイトのキャッシュもログインも残ります。
| 方法 | ログイン | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 強制再読み込み | 残る | そのページだけ以前の表示 |
| シークレットウィンドウ | ログインしていない状態 | キャッシュが原因かを確かめる |
| サイト単位のデータ削除 | そのサイトだけ消える | 1つのサイトだけログインがおかしい |
| キャッシュだけ削除 | 残る | 強制再読み込みで直らない |
| Cookie も削除 | 消える | ログインできない・ループする |
- シークレットウィンドウ:手元では、新しい一時プロファイルで開くと7件すべてを取り、閉じて開き直すとまた7件でした。Google のヘルプによると、Cookie などは一時的に保存され、シークレット ウィンドウをすべて閉じると削除されます。シークレットで正しく出れば、原因は手元のデータです。
- サイト単位の削除:Chrome は 設定→プライバシーとセキュリティ→サードパーティ Cookie→「すべてのサイトデータと権限を表示」、Edge は 設定→プライバシー、検索、およびサービス→Cookie→「すべての Cookie とサイト データを表示」で、サイトを探して削除します(各社のヘルプ)。
開発者ツールでキャッシュを無効にする・消す
この節では、作る人が確認のたびにキャッシュを消さずに済む DevTools の設定が分かります。
Chrome の DevTools の Network パネルにある「Disable cache」をオンにすると、ブラウザのキャッシュが無効になります。 Chrome の公式ドキュメント(Network features reference)は、初めて訪れた人の状態を再現する方法として説明しています。同じページには、Requests の表を右クリックして「Clear browser cache」を選ぶと、キャッシュを手で消せることも書かれています。
DevTools が内部で使う命令(Network.setCacheDisabled)で無効化して開くと、サーバーには7件すべてが no-cache 付きで届き、無効化を外すと2件(HTML の304と API)に戻りました。
無効化は保存されたキャッシュを消すわけではないため、外したとたんに、それまでのキャッシュが使われます。DevTools の開き方と、Network パネルの見方は、関連記事「Chrome DevToolsの使い方|デバッグ手順と便利機能一覧」で扱っています。
作る側:キャッシュを残さない設定(Cache-Control・ファイル名にハッシュ)
この節では、サイトを更新したときに、見る人にキャッシュクリアを頼まずに済む設定が分かります。
HTML は no-cache(毎回確かめる)、JS・CSS・画像はファイル名にハッシュを入れて長くキャッシュさせる、が基本の組み合わせです。 MDN も、内容が変わったら URL も変える「キャッシュ破棄」を勧めています。
手元で、HTML が読み込む JS を app.a1b2c3.js から app.d4e5f6.js(新しいファイル名)に変えて更新し、同じプロファイルで普通に開いた結果です。
1 初回 server: /:200 /style.css:200 /logo.svg:200 /assets/app.a1b2c3.js:200 /app.js:200 /heur.js:200 | 表示: app.js v3 | hashed js
2 デプロイ後に普通に開く server: /:200 /assets/app.d4e5f6.js:200 | 表示: app.js v3 | hashed 新版 (d4e5f6)
3 もう一度 server: /:304 | 表示: app.js v3 | hashed 新版 (d4e5f6)
ファイル名を変えた JS は、強制再読み込みもキャッシュの削除も無しで、次に開いた1回目から新しい内容になりました。 同じ名前のまま中身を変えた app.js(max-age=3600)は、更新前の内容(v3)のままでした。
- 1HTML には no-cache と ETag毎回サーバーに確かめ、変わっていなければ304で中身を送らない
- 2JS・CSS・画像はファイル名にハッシュ中身が変われば名前も変わり、確実に取り直される
- 3ハッシュ付きは max-age=31536000, immutableMDN:immutable を付けると、再読み込みでも確認のリクエストを送らない
- 4すべての応答に Cache-Control を明示無いと推測でキャッシュされる。手元の heur.js も確認なしで使われた
- 5個人の情報を返す API は no-store手元の /api/time は、どの操作でも毎回サーバーまで来た
Clear-Site-Data でサーバーからキャッシュを消させる
サーバーが Clear-Site-Data: "cache" を返すと、ブラウザはそのサイトのキャッシュを消します(MDN。HTTPS での利用が前提)。手元では、受け取ったあと新しいタブでは7件すべてを取り直しましたが、同じタブでは5件がメモリ上のキャッシュから出ました。
no-cache・no-store の違いは、関連記事「Cache-Controlのno-cacheとno-storeの違いと正しい設定」で扱っています。Service Worker を使うサイトのキャッシュは、関連記事「PWAの作り方|Service Worker最小コードとキャッシュ戦略一覧」で扱っています。
キャッシュクリアのよくあるつまずきと判断表
この節では、消したのに直らないときの原因と、どの方法を選ぶかが分かります。
| 起きたこと | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 削除したのに表示が変わらない | 期間が短い(初期値は過去 1 時間、スマホの Chrome は15分) | 期間を「全期間」にして消し直す |
| すべてのサイトからログアウトした | 「Cookie と他のサイトデータ」にもチェックが入っていた | ログインし直す。次はキャッシュだけを選ぶ |
| 前回と同じ項目にチェックが入っていた | 削除の画面は前回の選択を覚えている | 毎回チェックを見直す |
| F5 では直らず、強制再読み込みで直った | F5 は HTML しか確かめない(手元で304の1件だけ) | Shift+F5 か Ctrl+Shift+R を使う |
| Service Worker のサイトが以前の内容のまま | Cache Storage はキャッシュの項目では消えない(手元で残った) | そのサイトのデータを消す |
どの方法を選ぶか
- 11つのページの表示が以前のまま → 強制再読み込みShift+F5・Ctrl+Shift+R・Mac は ⌘+shift+r(Chrome)
- 2原因がキャッシュか確かめたい → シークレットウィンドウで開く正しく出れば、手元のデータが原因
- 3強制再読み込みで直らない → キャッシュだけを全期間で削除Cookie のチェックは外す。ログインは残る
- 41つのサイトのログインがおかしい → そのサイトのデータだけ削除ほかのサイトのログインは残る
- 5それでも直らない → Cookie と他のサイトデータも削除ログインし直す前提。パスワードを覚えているか先に確かめる
よくある質問
Q. Edge のキャッシュクリアはどこからできますか? A. 設定→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリアする」です。Windows なら Ctrl+Shift+Delete で開けます。
Q. Chrome(クローム)のキャッシュクリアのショートカットは? A. 削除の画面は Ctrl+Shift+Delete(Mac は ⌘+shift+delete)、今のページだけ取り直すなら Shift+F5 か Ctrl+Shift+R です。
Q. キャッシュを削除するとログインは消えますか? A. 「キャッシュされた画像とファイル」だけなら消えません。手元でもログインしたままでした。「Cookie と他のサイトデータ」を一緒に消すとログアウトします。
Q. 保存したパスワードは消えますか? A. Chrome の削除の画面にはパスワードの項目が無く、別の管理設定で消します。Edge は項目にあるので、チェックを外します。
Q. スーパーリロードとキャッシュクリアは何が違いますか? A. スーパーリロードは、今のページを読み込む1回だけキャッシュを使わない操作で、保存されたキャッシュは消えません。キャッシュクリアは、保存されたキャッシュそのものを消します。
Q. iPhone の Safari のキャッシュだけを消せますか? A. Apple のヘルプにはキャッシュだけを消す手順はなく、「Webサイトデータ」の削除でキャッシュと Cookie が一緒に消えます。履歴は残ります。
Q. 会社のパソコンで消すときに気をつけることは? A. キャッシュだけなら、業務のシステムのログインは残ります。Cookie も消すならパスワードが分かるか先に確かめ、組織が管理するブラウザでは会社の決まりに従います。
Q. サイトを更新したのに、見る人の画面が変わらないと言われました。 A. HTML を no-cache にし、JS・CSS はファイル名にハッシュを入れて更新ごとに名前を変えます。手元では、名前を変えたファイルは次に開いた1回目から新しい内容になりました。
まとめ
- Edge・Chrome とも Ctrl+Shift+Delete で削除の画面を開き、「キャッシュされた画像とファイル」だけを選んで消す。
- キャッシュだけを消すと、ログイン・localStorage・Cache Storage は残った。Cookie を消すと、ログアウトし、localStorage と Cache Storage も消えた。
- 削除の画面は Cookie にも最初からチェックが入り、前回の選択を覚えていた。期間(初期値は過去 1 時間、スマホの Chrome は15分)とチェックを毎回見直す。
- F5 では HTML しか確かめず、更新されたファイルが以前のまま残った。1ページだけなら強制再読み込み(Shift+F5・Ctrl+Shift+R)で直る。
- 作る側は、HTML を no-cache、JS・CSS をファイル名にハッシュ+長い max-age にすると、見る人にキャッシュクリアを頼まずに済む。
参考・出典
確認日はいずれも 2026年10月29日です。
- Google「閲覧履歴データを削除する」:https://support.google.com/chrome/answer/2392709?hl=ja
- Google「キャッシュと Cookie の消去」:https://support.google.com/accounts/answer/32050?hl=ja
- Google「Chrome のキーボード ショートカット」:https://support.google.com/chrome/answer/157179?hl=ja
- Google「Chrome で Cookie を削除、許可、管理する」:https://support.google.com/chrome/answer/95647?hl=ja
- Google「シークレット モードでのブラウジング」:https://support.google.com/chrome/answer/95464?hl=ja
- Google「Network features reference」:https://developer.chrome.com/docs/devtools/network/reference
- Microsoft「Microsoft Edge の閲覧履歴の表示と削除」:https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-edge/00cf7943-a9e1-975a-a33d-ac10ce454ca4
- Microsoft「Microsoft Edge で Cookie を管理する: 表示、許可、ブロック、削除、使用」:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4027947
- Microsoft「Microsoft Edge のキーボード ショートカット」:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4531783
- Apple「iPhone の Safari で閲覧履歴と Cookie を消去する」:https://support.apple.com/ja-jp/105082
- Apple「Mac の Safari でキャッシュと Cookie を消去する」:https://support.apple.com/ja-jp/guide/safari/sfri11471/mac
- Apple「Mac の Safari で閲覧履歴を消去する」:https://support.apple.com/ja-jp/guide/safari/sfri47acf5d6/mac
- Apple「Mac の Safari でプライバシーを保護した形でブラウズする」:https://support.apple.com/ja-jp/guide/safari/ibrw1069/mac
- Mozilla「Firefox のキャッシュを消去するには」:https://support.mozilla.org/ja/kb/how-clear-firefox-cache
- Mozilla「Firefox に保存された Cookie とサイトデータを消去する」:https://support.mozilla.org/ja/kb/clear-cookies-and-site-data-firefox
- Mozilla「キーボードショートカット」:https://support.mozilla.org/ja/kb/keyboard-shortcuts-perform-firefox-tasks-quickly
- Mozilla「Android 版 Firefox 上のブラウジング履歴やその他の個人情報を消去する」:https://support.mozilla.org/ja/kb/clear-your-browsing-history-and-other-personal-data
- Mozilla「iOS 版 Firefox でブラウジング履歴を消去する」:https://support.mozilla.org/ja/kb/clear-browsing-history-firefox-ios
- MDN「HTTP キャッシュ」:https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTTP/Guides/Caching
- MDN「Clear-Site-Data」:https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTTP/Reference/Headers/Clear-Site-Data
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
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