結論

タスクマネージャーは Ctrl+Shift+Esc を同時に押すと、すぐに開けます。画面が固まったときは Ctrl+Alt+Delete から開きます。

この記事でわかること

  • 開き方7通りの早見表と、開かないときの4つの確認
  • 7つのタブの見方と、応答しないアプリを終わらせる手順
  • CPU を使い切るプログラムで測った使用率の変化の実物

2026年10月23日更新|Microsoft 公式で確認・procps-ng 4.0.4 で実測

タスクマネージャーは、いま動いているアプリ(プロセス)と、CPU・メモリ・ディスクの使い方を見て、止めたいものを止める Windows の標準のツールです。何をしたいかで、開き方と見る場所が変わります。

flowchart TD
    A[タスクマネージャーを<br>開きたい] --> B{画面は動く?}
    B -->|動く| C[Ctrl+Shift+Esc]
    B -->|固まった| D[Ctrl+Alt+Delete<br>から選ぶ]
    C --> E[プロセスで<br>重いアプリを探す]
    D --> E

急いでいる人向けに、よく調べられることの答えを先にまとめます。

知りたいこと 答え 詳しい節
いちばん速い開き方 Ctrl+Shift+Esc を同時に押す 開き方7つ
画面が固まったとき Ctrl+Alt+Delete →「タスク マネージャー」 開き方7つ
マウスで開くには スタートボタンを右クリック 開き方7つ
応答しないアプリを閉じる プロセスで右クリック → タスクの終了 応答しないアプリを終わらせる
PC が重い原因を探す プロセスを CPU・メモリの列で並べ替える CPU・メモリ・ディスクが100%
起動を速くしたい スタートアップ アプリで無効にする スタートアップを止める
開かない 別の開き方・管理者の制限を確かめる 開かないときの直し方
Mac では アクティビティモニタ、強制終了は Option+Command+Esc Mac との対応表

確認環境:Windows の操作・メニュー名・ショートカットは、Microsoft サポート(キーボード ショートカット、スタートアップ アプリの構成、PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント、クリーン ブート)、Microsoft Learn(tasklist・taskkill・sfc のコマンド リファレンス、Get-Process・Stop-Process の PowerShell 7.6 版リファレンス、Windows の詳細設定、ポリシー CSP の ADMX_CtrlAltDel と TaskManager、プロセス ID の調べ方)、Windows Insider ブログ(Build 22557)、Windows 11 の更新プログラム KB5018496 のリリースノート、Microsoft の開発者ブログ The Old New Thing で確かめました。Mac は Apple サポートのアクティビティモニタ ユーザガイドと「Mac でアプリを強制的に終了する方法」で確かめました。プロセス・CPU 使用率・メモリの仕組みは、Ubuntu 24.04.4 LTS(Linux カーネル 6.18、2 CPU・メモリ 8GB)で procps-ng 4.0.4 の ps・top、sysstat 12.6.1 の mpstat、Python 3.11.15 で書いたプログラムを動かして確かめました(確認日 2026年10月23日)。

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「タスクマネージャーの開き方|ショートカット7つと使い方・開かない時の対処」

タスクマネージャーとは(できること)

この節では、タスクマネージャーで何ができて、どんなときに開くのかが分かります。

タスクマネージャーは、Windows で動いているプログラムを一覧で見て、止めたり、CPU やメモリの使い方を確かめたりするツールです。 実行ファイルの名前は taskmgr.exe です。Microsoft のポリシーの説明では、タスクマネージャーでできることを次のように挙げています。

1プログラムを止める

応答しなくなったアプリや、重くなる原因のプログラムを終わらせる。

2性能を見る

CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・GPU が、いまどれだけ使われているかをグラフで見る。

3動いているものを全部見る

システムのサービスも含めて、PC で動いているすべてのプログラムを見る。

4自動で起動するものを止める

サインインと同時に起動するアプリ(スタートアップ アプリ)を無効にする。

開く場面は、主に「アプリが固まった」「PC が急に重くなった」「起動が遅い」の3つです。どれも、まず開いてから「プロセス」を見るのが出発点です。

タスクマネージャーの開き方7つ(ショートカット・右クリック・taskmgr)

この節では、タスクマネージャーを開く7通りの方法と、それぞれが向いている場面が分かります。

開き方 操作 向いている場面
ショートカット Ctrl+Shift+Esc を同時に押す いちばん速い。キーボードだけで開く
Ctrl+Alt+Delete 押して出る画面で「タスク マネージャー」 画面が固まって操作できない
スタートボタンの右クリック 右クリック(または Windows+X)→「タスク マネージャー」 マウスで開く
タスクバーの右クリック 何もない所を右クリック →「タスク マネージャー」 マウスで開く(Windows 11 は 22H2 の更新以降)
検索 スタートの検索に「タスク マネージャー」と入力 名前で探す
ファイル名を指定して実行 Windows+R →「taskmgr」→ Enter コマンドで開く
コマンド コマンド プロンプト・PowerShell で taskmgr ターミナルから開く

1. Ctrl+Shift+Esc(いちばん速い)

Ctrl・Shift・Esc の3つのキーを同時に押すと、タスクマネージャーがすぐに開きます。 Microsoft の「Windows のキーボード ショートカット」の表でも、Ctrl+Shift+Esc は「タスク マネージャーを開く」となっています。片手で押しにくいときは、左手で Ctrl と Shift、右手で Esc を押します。

2. Ctrl+Alt+Delete(画面が固まったとき)

1

Ctrl+Alt+Delete を押す

画面が切り替わり、ロックやパスワードの変更などの項目が並んだ画面になる。

押す

2

「タスク マネージャー」を選ぶ

マウスが動かなければ、矢印キーや Tab キーで選んで Enter を押す。

選ぶ

Microsoft Learn の「プロセス ID を見つける」でも、Ctrl+Alt+Delete を押して「タスク マネージャー」を選ぶ手順で開いています。アプリが画面全体を覆って固まり、Ctrl+Shift+Esc で開いたタスクマネージャーが見えないときにも使えます。

3. スタートボタンの右クリック(Windows+X)

スタートボタン(Windows のロゴ)を右クリックすると出るメニューに「タスク マネージャー」があります。Microsoft サポートの「Windows でスタートアップ アプリケーションを構成する」も、この方法で開いています。同じメニューは、キーボードの Windows+X(クイック リンク メニューを開く)でも出ます。

4. タスクバーの右クリック

タスクバーの何もない所を右クリックすると、メニューに「タスク マネージャー」が出ます。Windows 11 では、2022年10月25日の更新プログラム KB5018496(OS ビルド 22621.755)のリリースノートに「タスクバーを右クリックしたときのメニューにタスク マネージャーを追加」とあり、これ以降の Windows 11 で使えます。

5. 検索

スタートの検索欄に「タスク マネージャー」(英語版では Task Manager)と入力し、出てきた「タスク マネージャー」を選びます。

6. ファイル名を指定して実行(taskmgr)

Windows+R で「ファイル名を指定して実行」を開き、taskmgr と入力して Enter を押します。Windows+R は、Microsoft のショートカットの表で「[ファイル名を指定して実行]ダイアログ ボックスを開く」とされています。

7. コマンド プロンプト・PowerShell から

ターミナルに taskmgr と入力しても開きます。

すぐ開けるようにピン留めする

よく使うなら、開いているときにタスクバーのタスクマネージャーのアイコンを右クリックし、タスクバーへのピン留めを選ぶと、次から1回のクリックで開けます。スタートの検索結果を右クリックすると、スタートにもピン留めできます。

タスクマネージャーの設定には、ほかのウィンドウより常に手前に表示する設定(英語版では Always on top)もあります。Microsoft の開発者ブログ The Old New Thing によると、この設定を切り替えるとタスクマネージャーは自分の新しいコピーを起動し直すため、一瞬消えてから表示され、PID も変わります。全画面のアプリが固まったときにタスクマネージャーが隠れるなら、この設定をオンにしておきます。

Windows 10とWindows 11のタスクマネージャーの違い

この節では、Windows 11 で画面や開き方の何が変わったのかが分かります。

開くキー(Ctrl+Shift+Esc・Ctrl+Alt+Delete)とスタートボタンの右クリックは、Windows 10 と 11 で同じです。 違うのは、主に画面の作りと新しい機能です。

項目 Windows 10 Windows 11
画面の切り替え 上に並んだタブ 左のメニュー(ハンバーガー形)
よく使う操作 右クリックのメニュー 各ページ上部のコマンド バーと右クリック
ダークテーマ なし Windows の設定に合わせて切り替わる
効率モード なし プロセスごとに使える
タスクバーから終了 なし 詳細設定の「タスクの終了」をオンにすると使える

Windows Insider ブログ(Build 22557、2022年2月)は、Windows 11 のデザインに合わせた新しいタスクマネージャーとして、ハンバーガー形のナビゲーション、新しい設定ページ、各ページのコマンド バー、システムのテーマに合わせるダークテーマ、効率モードを発表しました。このため、Windows 11 では「タブ」が画面の左に縦に並び、記事やサポートページによっては「ページ」とも呼ばれます。

タスクマネージャーの画面の見方(7つのタブ)

この節では、7つのタブ(ページ)でそれぞれ何が分かり、どんなときに見るのかが分かります。

アプリの名前だけの小さな画面で開いたときは、「詳細」を選ぶと表示が広がり、全部のタブが出ます。 Microsoft Learn の手順でも、「詳細」を選んで表示を広げてからプロセス ID を見ています。

タブ 分かること 見る場面
プロセス 動いているアプリとバックグラウンドのプロセス、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用量 固まった・重いときに最初に見る
パフォーマンス CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・GPU の使用率のグラフ PC 全体の余裕を見る
アプリの履歴 アプリが使った CPU 時間とネットワークの量 通信量の多いアプリを探す
スタートアップ アプリ サインイン時に自動で起動するアプリと、起動への影響 起動が遅いとき
ユーザー サインインしているユーザーごとの使用量 複数のユーザーで使う PC
詳細 プロセスごとの PID(プロセス ID)・状態・実行ファイル名 コマンドで止めるときに PID を調べる
サービス Windows のサービスの一覧と、動いているか止まっているか サービスの状態を確かめる

ふだん見るタブ

プロセス:重いアプリを探して終わらせる

パフォーマンス:CPU・メモリの余裕を見る

スタートアップ アプリ:起動を速くする

調べるときに見るタブ

詳細:PID と実行ファイル名を調べる

サービス:サービスが動いているか見る

アプリの履歴・ユーザー:使った量を比べる

プロセスの列の見方

「プロセス」の CPU・メモリ・ディスクの列の見出しをクリックすると、使っている量の多い順に並べ替わります。 重い原因を探すときは、まず CPU の列、次にメモリの列で並べ替えて、上に来たアプリを見ます。Microsoft の「PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」も、タスクマネージャーでリソースの多いプロセスを見つけ、使っていないアプリを閉じる手順を案内しています。

PID(プロセス ID)は、Windows がプロセスに付ける番号です。後で説明する taskkill /pid や Stop-Process -Id で特定のプロセスを止めるときに使います。「詳細」タブに PID の列があります。

状態の印(効率モードの葉・中断の一時停止)

Windows Insider ブログ(Build 22557)によると、Windows 11 のタスクマネージャーでは、効率モードにしたプロセスに葉の印、中断(Suspended)しているプロセスに一時停止の印が付きます。どちらも、応答しないこととは別の表示です。

応答しないアプリを終わらせる(タスクの終了)

この節では、固まったアプリを終わらせる手順と、そのときに失われるものが分かります。

アプリが固まったら、タスクマネージャーの「プロセス」でそのアプリを右クリックし、タスクの終了を選びます。 その前に、ふつうの閉じ方を試すと、保存していない内容を失いにくくなります。

flowchart TD
    A[アプリが固まった] --> B[数十秒待つ]
    B --> C[Alt+F4 で閉じる]
    C -->|閉じない| D[タスクマネージャー<br>でタスクの終了]
    D -->|PC全体が<br>動かない| E[再起動]
  1. 1少し待つ大きなファイルの保存や読み込みの途中で、一時的に応答しないだけのことがある
  2. 2Alt+F4 で閉じるMicrosoft の表では「アクティブな項目を閉じる、またはアクティブなアプリを終了する」。アプリが保存の確認を出せる閉じ方
  3. 3タスクマネージャーでタスクの終了Ctrl+Shift+Esc で開き、「プロセス」でアプリを右クリックして終了する
  4. 4Windows を再起動するタスクマネージャーも開けないほど固まったら、Windows ごと再起動する。保存していない内容は失われる
1

タスクマネージャーを開く

Ctrl+Shift+Esc。開かなければ Ctrl+Alt+Delete から。

開く

2

「プロセス」で固まったアプリを探す

CPU やメモリの列で並べ替えると見つけやすい。応答していないものは状態の列で見分けられる。

探す

3

右クリックしてタスクの終了

Windows 11 では、各ページの上部のコマンド バーにも、よく使う操作が並ぶ。

終了

タスクの終了をすると、そのアプリで保存していない内容は失われます。 アプリは後片付け(保存の確認や一時ファイルの整理)をする前に止められるためです。この「後片付けが走るか、走らないか」の違いは、後の節で Linux のプログラムを使って実物で見せます。

tasklist の公式のリファレンスでは、プロセスの状態の値として RUNNING(実行中)・NOT RESPONDING(応答なし)・UNKNOWN の3つが定められていて、コマンドでも応答しないプロセスだけを絞り込めます(コマンドの節)。

タスクバーから直接終わらせる(Windows 11)

Windows 11 では、設定の「システム」>「詳細設定」(Windows 11 バージョン 25H2 より前は「開発者向け」)にある「タスクの終了」をオンにすると、タスクバーのアプリのアイコンを右クリックしたメニューから、タスクマネージャーを開かずにアプリを終わらせられます。Microsoft Learn の「Windows の詳細設定」では、この設定を「タスク バーの終了タスクを右クリックして有効にする」と説明しています。

タスクの終了ができないとき

症状 考えられる原因 直し方
終了を選んでも消えない 終了に時間がかかっている 数秒待ってから、もう一度終了する
アクセスが拒否される 別のユーザーやシステムのプロセス 管理者として開いたタスクマネージャーで試す
終了の項目が選べない 組織のポリシーで止められている 管理者に確かめる(AllowEndTask)
終了してもすぐ起動し直す サービスや別のプログラムが起動している サービス・スタートアップ アプリを確かめる

Microsoft Learn のポリシー CSP には、管理者でないユーザーがタスクマネージャーでタスクを終了できるかを決める AllowEndTask という設定があり、既定は「有効」です。会社の PC で終了ができないときは、この設定で止められていることがあります。

終了してはいけないプロセス

Windows の一部として動いているシステムのプロセスは、終了しないようにします。 PowerShell の Stop-Process の公式リファレンスは、プロセスを止めると、それに頼っているプロセスやサービスも止まることがあり、極端な場合は Windows 自体が止まることもある、と注意しています。同じリファレンスでは、ログオンを担う lsass は Administrators グループのメンバーしか止められない例も載っています。終わらせるのは、自分で起動したアプリと、名前で何か分かるものだけにします。

CPU・メモリ・ディスクが100%のときの見方

この節では、使用率が 100% に張り付いたときに、どこを見て、何をすればよいかが分かります。

「パフォーマンス」で PC 全体の何が足りないかを見て、「プロセス」で、その列を多い順に並べて原因のアプリを探します。 全体が 100% でも、1つのアプリが原因のことがほとんどです。

張り付いているもの まず見るところ 主な対処(Microsoft のヒントより)
CPU 100% プロセスを CPU の列で並べ替える 使っていないアプリを閉じる・更新する・マルウェアのスキャン
メモリが多い プロセスをメモリの列で並べ替える アプリやブラウザーのタブを閉じる・再起動する
ディスク 100% プロセスをディスクの列で並べ替える 空き領域を増やす・ドライブを最適化する
起動直後だけ重い スタートアップ アプリの影響の列 影響「高」のアプリを無効にする
何もしていないのに重い 更新やスキャンが動いていないか 終わるまで待つ・Windows Update を済ませる
  • 1上に来たアプリを確かめるCPU やメモリの列で並べ替え、上から3つほどの名前を見る。自分で開いたアプリなら閉じてみる
  • 2しばらく待って変わるか見るWindows Update・ウイルス対策のスキャン・検索の索引作りは、一時的に CPU とディスクを使う
  • 3Windows とドライバーを更新するMicrosoft のヒントの最初の解決策。更新のあとに再起動を求められることがある
  • 4マルウェアのスキャンをするWindows のセキュリティの「ウイルスと脅威の防止」でクイック スキャンを行う
  • 5ディスクの空きを増やす設定のストレージでストレージ センサーや一時ファイルの削除、ディスク クリーンアップを使う
  • 6再起動する使っていないアプリを閉じても戻らなければ、再起動して必要なアプリだけを開く

CPU の使用率は、「一定の時間のうち、CPU が計算をしていた時間の割合」です。 100% は、測った時間のあいだ CPU がずっと計算をしていて、ほかのプログラムが順番待ちになっている状態です。CPU が複数のコア(同時に計算できる部品)を持つ PC では、1つのアプリが1コアを使い切っても、PC 全体の使用率は 100% になりません。この動きは後の節で実測します。

効率モード(Windows 11)

効率モードは、資源を多く使うアプリの優先度を下げ、ほかのアプリの反応と電力の効率を優先させる機能です。 Windows Insider ブログ(Build 22557)によると、「プロセス」でプロセスを右クリックするか、コマンド バーから効率モードにできます。グループ(複数のプロセスのまとまり)全体ではなく、1つのプロセスにだけ使えます。選べない(灰色の)ときは、Windows の中核のプロセスで、絞ると全体の性能に影響しうるものです。

スタートアップアプリを止める(起動を速くする)

この節では、Windows の起動と同時に立ち上がるアプリを止める手順と、「影響」の列の意味が分かります。

1

タスクマネージャーを開く

スタートボタンを右クリックして「タスク マネージャー」、または Ctrl+Shift+Esc。

開く

2

「スタートアップ アプリ」を選ぶ

Windows 11 では左のメニューにある。

選ぶ

3

アプリを選んで「無効にする」

右クリックからも選べる。元に戻すときは「有効にする」。

無効

無効にしても、アプリは消えません。 サインインのときに自動で起動しなくなるだけで、自分で開けばふつうに使えます。Microsoft サポートは、同じ一覧が設定の「アプリ」>「スタートアップ」にもオン・オフの切り替えで出ること、タスクマネージャーのほうが起動への影響まで見えるので遅い起動の原因探しに向くことを説明しています。

「スタートアップへの影響」の列の意味は、Microsoft サポートで次のように定められています。

影響 意味
影響が高い CPU の使用が 1 秒以上、またはディスクの使用が 3MB を超える
影響の中 CPU が 300 ミリ秒〜1 秒、またはディスクが 292KB〜3MB
影響が小さい CPU が 300 ミリ秒未満、かつディスクが 292KB 未満
Not Measured 有効だが、測るためのデータがまだ無い
なし 無効になっている

迷ったら、影響が「高い」もので、毎回すぐには使わないアプリから無効にします。ウイルス対策ソフトや、入力機器・音声のドライバーのアプリは、無効にすると機能が使えなくなることがあるので残します。

タスクマネージャーが開かないときの直し方

この節では、タスクマネージャーが開かない・すぐ落ちるときに、順に確かめることが分かります。

flowchart TD
    A[開かない] --> B{別の<br>開き方では?}
    B -->|開く| C[その方法<br>を使う]
    B -->|開かない| D{制限の<br>表示?}
    D -->|出る| E[管理者に<br>確かめる]
    D -->|出ない| F[sfc<br>クリーンブート]
  • 1別の開き方を試すCtrl+Shift+Esc が効かなければ、Ctrl+Alt+Delete・スタートの右クリック・Windows+R の taskmgr を順に試す
  • 2画面の外に開いていないか見るタスクバーにアイコンが出ているのに見えないときは、画面の外やほかのウィンドウの後ろに開いている
  • 3管理者による制限の表示を確かめるポリシーで禁止されている旨のメッセージが出たら、会社の管理者が止めている
  • 4システム ファイルを調べる管理者のコマンド プロンプトで sfc /scannow を実行する
  • 5クリーン ブートで比べるほかのソフトが邪魔していないかを、Microsoft 以外のサービスとスタートアップを止めた状態で確かめる

「管理者によって無効」のとき(ポリシー)

会社や学校の PC では、管理者がタスクマネージャーを使えないようにしていることがあります。 Microsoft Learn のポリシー CSP では、グループ ポリシーの「タスク マネージャーを削除する」(場所は「システム」>「Ctrl+Alt+Del オプション」、レジストリの値の名前は DisableTaskMgr)を有効にすると、ユーザーはタスクマネージャーを使えなくなり、起動しようとすると、ポリシーで禁止されていることを示すメッセージが出る、と説明しています。

これは管理者が意図して止めている設定です。自分で外さずに、PC の管理者(情報システムの担当)に確かめます。個人の PC でこのメッセージが出るときは、自分で入れた覚えのない設定の変更なので、マルウェアのスキャンも行います。

sfc /scannow でシステム ファイルを調べる

Microsoft Learn の sfc のリファレンスでは、/scannow は「すべての保護されたシステム ファイルの整合性をスキャンし、可能であれば、問題のあるファイルを修復」するオプションで、Administrators グループのメンバーとして実行する必要があります。

rem 管理者として開いたコマンド プロンプトで
sfc /scannow

クリーン ブートで、ほかのソフトの影響を外す

開いてもすぐ落ちる、特定のソフトを入れてから開かなくなった、というときは、Microsoft のサービス以外とスタートアップ アプリを止めた状態(クリーン ブート)で起動して比べます。Microsoft サポートの手順では、検索で msconfig と入力して「システム構成」を開き、「サービス」タブで「Microsoft のサービスをすべて隠す」にチェックを入れてから残りを無効にし、「スタートアップ」タブからタスクマネージャーを開いてスタートアップ アプリを無効にして、再起動します。原因を調べ終えたら、同じ画面で元に戻します。

コマンドで同じことをする(tasklist・taskkill・Get-Process)

この節では、タスクマネージャーと同じ操作をコマンドで行う方法と、オプションの意味が分かります。

コマンド プロンプトでは tasklist で一覧を出し、taskkill で止めます。PowerShell では Get-Process と Stop-Process です。 リモートの PC を止めたり、同じ操作をくり返したりするときに向きます。

やりたいこと コマンド プロンプト PowerShell
一覧を出す tasklist Get-Process
応答しないものだけ tasklist /fi "STATUS eq NOT RESPONDING" —
名前で止める taskkill /im notepad.exe Stop-Process -Name notepad
PID で止める taskkill /pid 1230 Stop-Process -Id 1230
強制的に止める taskkill /f /pid 1230 Stop-Process -Id 1230 -Force
子プロセスごと止める taskkill /t /pid 1230 —

tasklist と taskkill のオプション

Microsoft Learn の taskkill のリファレンスにあるオプションです。

オプション 意味
/pid <番号> 止めるプロセスの PID を指定する
/im <名前> イメージ名(実行ファイル名)で指定する。* で全部
/f 強制的に終了する
/t 指定したプロセスと、そこから起動されたすべての子プロセスを終了する
/fi <条件> 条件で絞る(STATUS・IMAGENAME・PID・MEMUSAGE など)
/s /u /p リモートの PC と、その資格情報を指定する
rem 一覧(既定は表の形。/fo csv で CSV、/v で詳しく)
tasklist
tasklist /v /fi "STATUS eq running"

rem 応答しないプロセスだけを出す
tasklist /fi "STATUS eq NOT RESPONDING"

rem メモ帳を強制終了する
taskkill /f /im notepad.exe

rem PID 2134 と、その子プロセスをまとめて終了する
taskkill /t /pid 2134

リファレンスでは、STATUS の値は RUNNING・NOT RESPONDING・UNKNOWN、MEMUSAGE の単位は KB です。また、リモートのプロセスを終了するときは /f を付けなくても常に強制終了になる、と注意しています。

PowerShell の Get-Process と Stop-Process

# CPU 時間の多い順に5つ
Get-Process | Sort-Object CPU -Descending | Select-Object -First 5 Id, ProcessName, CPU

# ワーキング セット(使っているメモリ)が 20MB を超えるもの
Get-Process | Where-Object WorkingSet -GT 20MB

# 確認を出してから PID 3952 を止め、止めたものを表示する
Stop-Process -Id 3952 -Confirm -PassThru

Get-Process の既定の表示の列は次の意味です(PowerShell 7.6 のリファレンス)。

列 意味
NPM(K) 非ページ メモリの量(KB)
PM(M) ページング可能なメモリの量(MB)
WS(M) ワーキング セット(最近使ったメモリのページ)の大きさ(MB)
CPU(s) すべてのプロセッサで使った CPU 時間(秒)
Id・SI・ProcessName PID・セッション ID・プロセスの名前

リファレンスでは、Stop-Process は既定では、自分が所有していないプロセスを止める前に確認を求め、-Force で確認なしに止めます。-Confirm を付けると確認の画面にプロセス名が出るので、PID の打ち間違いで別のものを止めるのを防げます。エイリアス(短い別名)は Windows では kill、Get-Process は ps です。PowerShell のほかのコマンドと bash との対応は、関連記事「PowerShellコマンド一覧|用途別50選とbash対応表・実行例付き」で扱っています。

プロセス・CPU使用率・メモリをLinuxで確かめる(実測)

この節では、タスクマネージャーが表示している「プロセス」「CPU 使用率」「メモリ」の中身を、Linux の ps・top と自作のプログラムで実物で確かめます。

Windows のタスクマネージャーと Linux の ps・top は、見せ方は違っても、同じ考え方の数字を表示しています。 プログラムを起動するとプロセスになり、PID が付き、CPU の時間とメモリを使います。2 CPU・メモリ 8GB の Ubuntu で確かめました。

タスクマネージャー Linux のコマンド
プロセス・詳細タブ ps(一覧)・top(数秒ごとに更新)
パフォーマンスの CPU top の %Cpu(s) 行・mpstat
パフォーマンスのメモリ free・top の MiB Mem 行
タスクの終了 kill PID(SIGTERM)・kill -9 PID(SIGKILL)
taskkill /t(子ごと) kill -- -PGID(プロセスのグループごと)

CPU を1コア分使い切るプログラム

ひたすら足し算をくり返し、決めた秒数で自分で止まるプログラムです。止め忘れても CPU を使い続けないよう、上限の秒数を付けています。

"""CPU を1コア分使い切るプログラム(自分で止まる上限つき)"""
import os, sys, time
limit = float(sys.argv[1]) if len(sys.argv) > 1 else 15
end = time.monotonic() + limit
print(f"burn.py PID={os.getpid()} {limit:.0f}秒まで計算を続けます", flush=True)
n = 0
while time.monotonic() < end:
    n += 1          # ひたすら足し算をくり返す
print("終わり", n, flush=True)

CPU 全体の使用率は、/proc/stat(CPU ごとに、計算していた時間と何もしていなかった時間の合計が入っているファイル)を1秒あけて2回読み、その差から計算しました。

"""/proc/stat を1秒あけて2回読み、CPU 全体の使用率を計算する"""
import time
def read():
    with open("/proc/stat") as f:
        rows = [l.split() for l in f if l.startswith("cpu")]
    out = {}
    for r in rows:
        v = list(map(int, r[1:9]))          # user nice system idle iowait irq softirq steal
        idle = v[3] + v[4]
        out[r[0]] = (sum(v) - idle, sum(v))
    return out
a = read(); time.sleep(1); b = read()
for k in a:
    busy = b[k][0] - a[k][0]; total = b[k][1] - a[k][1]
    print(f"{k:5s} {100 * busy / total:5.1f}%")

1つ動かしたとき:プロセスは約100%、全体は約50%

== 何も動かしていないとき
cpu     5.9%
cpu0    6.9%
cpu1    3.9%

$ python3 burn.py 12 &
burn.py PID=3986 12秒まで計算を続けます

$ ps -o pid,ppid,stat,%cpu,rss,etime,cmd -p 3986
  PID  PPID STAT %CPU   RSS     ELAPSED CMD
 3986  3985 RN   98.0  8124       00:02 python3 burn.py 12

$ top -b -n 2 -d 1 -p 3986
  PID USER      PR  NI    VIRT    RES    SHR S  %CPU  %MEM     TIME+ COMMAND
 3986 root      25   5   18352   8124   5208 R  88.0   0.1   0:04.19 python3

== /proc/stat から全体
cpu    56.6%
cpu0  100.0%
cpu1   10.6%
98%ps のプロセスの値1コアを100%として数える
100%CPU0 だけを見た値1つのコアが使い切られた
56.6%PC 全体(2 CPU)もう1つのコアには余裕がある

1つのプログラムが1コアを使い切ると、そのコアは 100% になっても、2 CPU の PC 全体では約半分でした。 1つのプログラムの計算は基本的に1つのコアで進むので、コアの多い PC では、全体の使用率が低くても、そのアプリだけが遅いということが起きます。

top の %CPU は、既定(Irix モード)では1コアを 100% として数えます。procps の top のマニュアルによると、I キーで Solaris モードに切り替えると、プロセスの値を CPU の数で割って表示します。2 CPU なら、98% は約 49% と表示され、PC 全体に対する割合として読めます。ほかの OS の画面と比べるときは、どちらの数え方かをそろえます。

ps の STAT の R は実行中、N は優先度を下げて(nice 値 5 で)動いていることを表しています。この環境ではプログラムが nice 値 5 で起動されるため、mpstat では使用率の多くが %nice(優先度を下げたプロセスの時間)に入りました。

$ mpstat 1 1
21:27:16     CPU    %usr   %nice    %sys %iowait    %irq   %soft  %steal  %guest  %gnice   %idle
21:27:17     all   12.44   50.78    2.59    0.00    0.00    1.55    0.00    0.00    0.00   32.64

2つ動かしたとき:全体が100%に張り付く

$ python3 burn.py 8 & python3 burn.py 8 &
$ top -b -n 2 -d 1 -o %CPU
top - 21:27:57 up 11 min,  0 user,  load average: 0.86, 0.61, 0.32
Tasks:  87 total,   4 running,  83 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
%Cpu(s):  4.1 us, 10.5 sy, 78.2 ni,  0.9 id,  0.0 wa,  0.0 hi,  3.6 si,  2.7 st
MiB Mem :   8027.6 total,   5896.9 free,   1245.6 used,   1588.6 buff/cache
MiB Swap:      0.0 total,      0.0 free,      0.0 used.   6781.9 avail Mem

  PID USER      PR  NI    VIRT    RES    SHR S  %CPU  %MEM     TIME+ COMMAND
 4195 root      25   5   18352   8172   5252 R  73.0   0.1   0:02.11 python3
 4196 root      25   5   18352   8152   5236 R  72.0   0.1   0:01.96 python3

コアの数と同じ2つを動かすと、何もしていない時間(id)が 0.9% まで減り、CPU 全体がほぼ 100% になりました。 別の計測でも /proc/stat から計算した全体の値は cpu 100.0%・cpu0 100.0%・cpu1 100.0% でした。それぞれのプロセスが 100% にならず 72〜73% なのは、同じ PC で動いているほかのプロセスと CPU を分け合っているためです。

これが「CPU 100%」の状態です。上の top のように多い順(-o %CPU)に並べると、原因のプロセスが上に来ます。タスクマネージャーで CPU の列を並べ替えるのと同じ探し方です。プログラムは決めた秒数で止まり、PID で確かめると、どちらも残っていませんでした。

メモリを使うプログラム:使った分だけ増え、終わると戻る

400MB の領域を確保し、実際に書き込んでから8秒待つプログラムで、メモリの数字の動きを見ました。

"""メモリを 400MB 使って 8 秒待つプログラム"""
import os, time
print(f"mem.py PID={os.getpid()}", flush=True)
buf = bytearray(400 * 1024 * 1024)   # 400MB を確保
for i in range(0, len(buf), 4096):
    buf[i] = 1                       # 実際に書き込んで物理メモリを使わせる
time.sleep(8)
print("終わり", flush=True)
== 前
               total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            8027        1233        5908         484        1588        6793
== 使っている最中
Mem:            8027        1652        5492         484        1588        6375
  PID STAT %MEM   RSS    VSZ CMD
 4229 SN    5.0 417748 427956 python3 mem.py
== 後(プログラムが終わったあと)
Mem:            8027        1266        5878         484        1588        6761
時点 使用中(used) 使える量(available)
前 1,233MB 6,793MB
使っている最中 1,652MB(+419MB) 6,375MB
終わったあと 1,266MB 6,761MB

プロセスの RSS(実際に物理メモリに載っている量)は 417,748KB(約 408MiB)で、PC 全体の使用中のメモリも約 419MB 増え、プログラムが終わると元に戻りました。 タスクマネージャーの「プロセス」のメモリの列が大きいアプリを閉じると、「パフォーマンス」のメモリの使用量が下がるのはこのためです。free の各列の詳しい読み方は、関連記事「Linuxメモリ・ディスク確認|free・df・du・vmstat・iostat見方」で扱っています。

「終了を頼む」と「強制終了」の違い

終了の合図(SIGTERM)を受け取ると「保存してから終わる」後片付けをするプログラムを用意し、合図の送り方を変えました。プログラムを一時停止させる SIGSTOP で、固まった状態のまねもしました。

"""終了の合図を受けると後片付けをしてから終わるプログラム"""
import os, signal, sys, time
def bye(sig, frame):
    print(f"合図 {signal.Signals(sig).name} を受け取りました。保存してから終わります", flush=True)
    sys.exit(0)
signal.signal(signal.SIGTERM, bye)
print(f"app.py PID={os.getpid()}", flush=True)
end = time.monotonic() + 60
while time.monotonic() < end:
    time.sleep(0.2)
== 1. ふつうに終了を頼む(kill = SIGTERM)
app.py PID=4266
合図 SIGTERM を受け取りました。保存してから終わります

== 2. 固まった状態にする(SIGSTOP)
  PID STAT CMD
 4272 TN   python3 app.py
== 3. 固まったまま終了を頼む(SIGTERM)
  PID STAT CMD
 4272 TN   python3 app.py
== 4. 強制終了(kill -9 = SIGKILL)
  PID STAT CMD
(プロセスはもう無い)
app.py PID=4272

終了を頼む(SIGTERM・Alt+F4 に近い)

弱いところ固まって動けないプログラムには届いても処理されない(状態 T のまま残った)
↔
よいところプログラムが後片付けをして終われる(「保存してから終わります」が出た)

まずこちらを試す

強制終了(SIGKILL・タスクの終了に近い)

弱いところ後片付けの処理は動かない(メッセージは出なかった)
↔
よいところ固まっていても、確実にプロセスが消える

頼んでも終わらないときに使う

固まったプログラムに終了を頼んでも終わらず、強制終了ではすぐ消えましたが、後片付けの処理は走りませんでした。 応答しないアプリをタスクマネージャーで終了すると、保存していない内容が失われるのと同じ理由です。Windows の内部の仕組みは Linux のシグナルとは別のものですが、「頼む」と「強制する」の2段階で考えると、固まったときの順番(Alt+F4 → タスクの終了)が分かりやすくなります。シグナルの種類は、関連記事「Linux killコマンドの使い方|シグナル一覧とkill -9・pkill」で扱っています。

親だけ止めると子が残る(taskkill /t の意味)

ブラウザーなどは、1つのアプリが複数のプロセス(子プロセス)に分かれて動きます。子を2つ起動する親プロセスを作り、止め方を比べました。

--- A: 親だけ止める
  PID  PPID  PGID STAT CMD
 4434  4432  4434 SNs  python3 tree.py
 4436  4434  4434 SN    \_ sleep 40
 4437  4434  4434 SN    \_ sleep 40
親を kill したあと:
  PID  PPID  PGID STAT CMD
 4436     1  4434 SN   sleep 40
 4437     1  4434 SN   sleep 40

--- B: 親と子をまとめて止める(kill -- -4453)
  PID  PPID  PGID STAT CMD
 4453  4432  4453 SNs  python3 tree.py
 4455  4453  4453 SN    \_ sleep 40
 4456  4453  4453 SN    \_ sleep 40
(2秒後)親も子も残っていない

親だけを止めると、子の2つは PPID(親の PID)が 1 に変わって動き続けました。 プロセスのグループごと止めると、親も子もすべて止まりました(止めた直後は、終了の後始末を待つ <defunct> の状態が一瞬見え、2秒後には消えていました)。taskkill の /t が「指定したプロセスと、そこから起動されたすべての子プロセスを終了」するのは、この「子だけが残る」ことを防ぐためです。タスクマネージャーの「プロセス」で、1つのアプリの下に複数のプロセスがまとまって表示されているのも、この親子の関係です。

ps と top のほかの使い方は、関連記事「Linuxプロセス確認と停止|ps・top・kill逆引きコマンド一覧」と、関連記事「Linux topコマンドの見方 全項目の意味と操作キー早見表」で扱っています。

Macのアクティビティモニタとの対応表

この節では、Mac で同じことをするときの操作と、Windows との対応が分かります。

Mac でアプリが固まったときの強制終了の方法と、できないときの対処は、関連記事「Mac 強制終了の方法|アプリが固まった時のショートカットとできない時の対処」で詳しく扱っています。

Mac でタスクマネージャーにあたるのは「アクティビティモニタ」、強制終了の画面は Option+Command+Esc です。 Apple サポートの説明をもとに対応を表にしました。

やりたいこと Windows Mac
一覧と使用量を見るアプリ タスクマネージャー アクティビティモニタ
強制終了の画面をすぐ出す Ctrl+Shift+Esc(Ctrl+Alt+Delete) Option+Command+Esc(強制終了ウインドウ)
ふつうに閉じる Alt+F4 Command+Q
固まったアプリを終わらせる プロセスで右クリック → タスクの終了 強制終了ウインドウで選んで「強制終了」
見られる資源 CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・GPU CPU・メモリ・エネルギー・ディスク・ネットワーク・GPU
コマンドで止める taskkill・Stop-Process kill(ターミナル)

Apple サポートによると、アクティビティモニタでは、プロセスを選んでウインドウ左上の「停止」ボタンを押し、「終了」(アプリのメニューで終了を選ぶのと同じ)か「強制終了」(すぐに終わらせる。開いているファイルのデータが失われることがある)を選びます。応答しないプロセスは「(応答なし)」と赤く表示されます。強制終了もできないときは、アップルメニューから再起動し、それでも再起動しなければ電源ボタンを約10秒押し続けて電源を切ります。

よくある質問

Q. タスクマネージャーのショートカットキーは何ですか? A. Ctrl+Shift+Esc です。3つのキーを同時に押すと、すぐに開きます。画面が固まっているときは Ctrl+Alt+Delete を押し、出た画面で「タスク マネージャー」を選びます。

Q. Windows 11 でタスクマネージャーはどこにありますか? A. スタートボタンを右クリックしたメニュー、タスクバーの何もない所を右クリックしたメニュー(22H2 の 2022年10月の更新以降)、スタートの検索にあります。Windows+R で taskmgr と入力しても開きます。

Q. タスクマネージャーが開かないときはどうしますか? A. まず別の開き方(Ctrl+Alt+Delete・スタートの右クリック・taskmgr)を試します。ポリシーで禁止されている旨のメッセージが出るときは、管理者が「タスク マネージャーを削除する」の設定で止めています。それ以外は、sfc /scannow とクリーン ブートで確かめます。

Q. 「応答なし」のアプリが終了できません。 A. タスクマネージャーを管理者として開いてから、もう一度タスクの終了を選びます。会社の PC では、管理者でないユーザーの終了を止めるポリシー(AllowEndTask)が設定されていることがあります。どうしても終わらなければ、Windows を再起動します。

Q. タスクの終了をするとデータは消えますか? A. そのアプリで保存していない内容は失われます。強制終了では、アプリが保存の確認などの後片付けをする前に止まるためです。まず数十秒待つか Alt+F4 で閉じ、それでも動かないときに使います。

Q. CPU が 100% になっているときはどうしますか? A. 「プロセス」を CPU の列で並べ替え、上に来たアプリを確かめます。自分で開いたアプリなら閉じ、Windows Update やスキャンなら終わるのを待ちます。続くときは更新・マルウェアのスキャン・再起動を行います。

Q. メモリの使用率が高いのは問題ですか? A. メモリの列で並べ替えて、使っていないアプリやブラウザーのタブを閉じると下がります。実測では、400MB を使うプログラムを止めると、PC 全体の使用中のメモリが約 419MB 減って元に戻りました。

Q. スタートアップのアプリは無効にしてもよいですか? A. 無効にしても、アプリは消えず、サインインのときに自動で起動しなくなるだけです。ウイルス対策や、入力機器・音声のドライバーのアプリは残し、影響が「高い」もので毎回すぐ使わないものから止めます。

Q. 終了してはいけないプロセスはありますか? A. Windows の一部として動いているシステムのプロセスは終了しないようにします。Microsoft のリファレンスは、プロセスを止めるとそれに頼るサービスも止まり、極端な場合は Windows 自体が止まることもある、と注意しています。

Q. 効率モードとは何ですか? A. Windows 11 の機能で、資源を多く使うアプリの優先度を下げて、ほかのアプリの反応と電力の効率を優先させます。「プロセス」で右クリックして選び、効率モードのプロセスには葉の印が付きます。

Q. Mac のタスクマネージャーはどこですか? A. Mac では「アクティビティモニタ」が同じ役割です。固まったアプリを終わらせるだけなら、Option+Command+Esc で出る強制終了ウインドウが速いです。

まとめ

  • タスクマネージャーは Ctrl+Shift+Esc で開く。固まったときは Ctrl+Alt+Delete、マウスならスタートボタンの右クリック、コマンドなら taskmgr。
  • Windows 11 は左のメニューに7つのページがあり、効率モードやタスクバーからの「タスクの終了」が加わった。
  • 固まったアプリは、待つ → Alt+F4 → タスクの終了 → 再起動の順。タスクの終了では保存していない内容が失われる。
  • 重いときは「プロセス」を CPU・メモリ・ディスクの列で並べ替え、上に来たアプリを確かめる。
  • 起動が遅いときは「スタートアップ アプリ」で影響の高いものを無効にする。
  • 開かないときは、別の開き方 → 管理者のポリシー → sfc /scannow → クリーン ブートの順に確かめる。
  • 実測では、1コアを使い切るプログラムで 2 CPU の全体は 56.6%、2つで約 100%。400MB のプログラムを止めると使用中のメモリは元に戻り、強制終了では後片付けの処理は動かなかった。

参考・出典

確認日はいずれも 2026年10月23日です。

  • Microsoft サポート「Windows のキーボード ショートカット」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-のキーボード-ショートカット-dcc61a57-8ff0-cffe-9796-cb9706c75eec
  • Microsoft サポート「Windows でスタートアップ アプリケーションを構成する」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/configure-startup-applications-in-windows-115a420a-0bff-4a6f-90e0-1934c844e473
  • Microsoft サポート「Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-のパフォーマンスを向上させるためのヒント-b3b3ef5b-5953-fb6a-2528-4bbed82fba96
  • Microsoft サポート「Windows でクリーン ブートを実行する方法」:https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/windows-でクリーン-ブートを実行する方法-da2f9573-6eec-00ad-2f8a-a97a1807f3dd
  • Microsoft サポート「October 25, 2022—KB5018496 (OS Build 22621.755) Preview」:https://support.microsoft.com/en-us/help/5018496
  • Microsoft Learn「taskkill」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/taskkill
  • Microsoft Learn「tasklist」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/tasklist
  • Microsoft Learn「sfc」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/sfc
  • Microsoft Learn「Get-Process」(PowerShell 7.6):https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/module/microsoft.powershell.management/get-process
  • Microsoft Learn「Stop-Process」(PowerShell 7.6):https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/module/microsoft.powershell.management/stop-process
  • Microsoft Learn「Windows の詳細設定」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/advanced-settings/
  • Microsoft Learn「ポリシー CSP - ADMX_CtrlAltDel」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/client-management/mdm/policy-csp-admx-ctrlaltdel
  • Microsoft Learn「ポリシー CSP - TaskManager」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/client-management/mdm/policy-csp-taskmanager
  • Microsoft Learn「プロセス ID の検索」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/debugger/finding-the-process-id
  • Windows Insider Blog「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22557」:https://blogs.windows.com/windows-insider/2022/02/16/announcing-windows-11-insider-preview-build-22557/
  • The Old New Thing「Why does Task Manager disappear briefly when you switch it into or out of Always on top?」:https://devblogs.microsoft.com/oldnewthing/20230502-00/?p=108131
  • Apple サポート「Macでアプリを強制的に終了する方法」:https://support.apple.com/ja-jp/102586
  • Apple サポート「アクティビティモニタ ユーザガイド」:https://support.apple.com/ja-jp/guide/activity-monitor/welcome/mac
  • Apple サポート「Macのアクティビティモニタでプロセスを終了する」:https://support.apple.com/ja-jp/guide/activity-monitor/actmntr1002/mac
  • top(1)(procps-ng、man7.org):https://man7.org/linux/man-pages/man1/top.1.html

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(記載例)出典:株式会社RJC「タスクマネージャーの開き方|ショートカット7つと使い方・開かない時の対処」

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