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Gamma AIとは|使い方・料金・プロンプト例と書き出し・APIを解説
結論
Gamma AIとは、文章で頼むとAIがスライドや資料を作るWebサービスです。読み方は「ガンマ」です。
この記事でわかること
- 作り方5ステップとプロンプト例3つ
- 料金5プランのクレジットと無料枠400
- pptx自作とAPIリクエストの実物2種
Gamma では、頼みたいことを文章で書くと、AI のエージェントが質問と計画を出し、承認するとスライド(カード)と画像まで作ります。仕上げは会話か手作業で直し、リンクで共有するか、PDF・PowerPoint に書き出します。
flowchart TD
P[プロンプトを書く<br>資料の取り込みも可] --> Q[エージェントが質問し<br>計画を見せる]
Q --> G[生成 文章・カード・画像]
G --> E[編集 会話か手作業]
E --> X[共有リンク・PDF<br>PowerPoint・PNG]
よく調べられることを先にまとめます。
| 知りたいこと | 答え(2026年10月22日時点) | 詳しい節 |
|---|---|---|
| 無料で使える? | 使える。登録時に400クレジット(補充なし) | 料金とクレジット |
| 1回で何枚作れる? | 無料10枚、有料プランは100枚まで | 料金とクレジット |
| 日本語で使える? | 画面も出力も日本語にできる | 日本語で使うとき |
| PowerPointにできる? | PPTX・PDF・PNGに書き出せる | 書き出し |
| 商用利用できる? | 規約は事業の内部利用を認める。中身の確認は利用者 | 商用利用 |
| 入力は学習に使われる? | 個人向けプランは既定で使われる。設定で止められる | データの学習 |
| API はある? | Pro 以上で使える。ヘッダーは X-API-KEY |
Gamma API |
確認環境:Gamma の機能・料金・クレジット・書き出し・データの扱いは、Gamma の公式ヘルプセンター(help.gamma.app)、料金ページ、利用規約(2025年9月9日施行の版)、2026年10月6日公開の「Gamma 5」の発表で確かめました。API の仕様は Gamma の開発者ドキュメント(developers.gamma.app)で確かめ、Ubuntu 24.04.4・Python 3.11.15 で自作した擬似サーバー(Gamma API と同じパス・ヘッダー・応答の形)に、requests 2.34.2 と curl 8.5.0 から送ったリクエストの中身を確かめました。Markdown のアウトラインからの .pptx の作成は python-pptx 1.0.2 で行い、LibreOffice 24.2 で PDF にして枚数・用紙の大きさ・埋め込まれたフォントを確かめました。PowerPoint の Copilot・Canva・Google スライドは各社の公式ヘルプで確かめました(確認日 2026年10月22日)。
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「Gamma AIとは|使い方・料金・プロンプト例と書き出し・APIを解説」
Gamma AI(ガンマ)とは|何ができるサービスか
この節では、Gamma が何をするサービスで、何を作れるかが分かります。
Gamma(ガンマ)は、AI でプレゼンテーション・文書・Web ページ・SNS 用の画像を作る Web サービスです。 検索では「Gamma AI」と呼ばれることが多いですが、サービス名は「Gamma」です。運営は米国サンフランシスコの Gamma Tech, Inc.(利用規約の記載)で、2026年10月6日の公式発表では、これまでに1億人を超える人が使ったとしています。統計のガンマ関数や画像のガンマ補正とは関係ありません。
1プレゼンテーション
テーマを書くと、構成・本文・レイアウト・画像の入ったスライドを作ります。16:9・4:3 や、縦に伸びる「fluid」の形が選べます。
2文書・Webページ
同じ操作で、報告書のような文書や、1枚の Web ページ(サイト)も作れます。有料プランでは自分のドメインで公開できます。
3SNS 用の画像
1:1・4:5・9:16 の縦長などの「social」の形で、投稿用のカードを作れます。
4既存の資料の作り直し
PowerPoint・PDF・Web ページの URL を取り込み、Gamma のデザインに整え直せます。
Gamma 5 で何が変わったか(2026年10月)
2026年10月6日に、Gamma は「Gamma 5」を公開し、すべてのプランで使えるようにしました。公式発表とヘルプにある主な変更です。
| 変わった点 | 内容 |
|---|---|
| 作り方 | 最初に AI のエージェントと会話する。エージェントが質問し、計画を見せてから作る |
| 見た目 | 選べるスタイルが増え、ブランドや内容に合わせて作り分ける |
| 編集 | エージェントに頼む編集と、要素を自由に動かす手作業の編集を行き来できる |
| 取り込み | PowerPoint・PDF をデザインを保ったまま取り込み、要素を編集できる |
| 連携 | Slack のスレッドなど、他のツールの情報を取り込む連携(企業向け) |
以前の「テーマを入れる → アウトラインを直す → 生成」の流れは、「classic generator(従来の生成)」として残っています。ネットの解説記事の画面と今の画面が違うのは、この変更のためです。
Gammaの仕組み(カード・テーマ・クレジット・エージェント)
この節では、Gamma の画面と料金の説明に出てくる言葉の意味が分かります。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| gamma | Gamma で作った1つの作品(プレゼン・文書など) | 「新人向け Git 入門」の資料 |
| カード | 1枚のスライドに当たる単位 | 10枚のプレゼン=10カード |
| テーマ | 色・フォント・背景のセット | 後から全体を一度に変えられる |
| エージェント | 質問・計画・生成・修正を受け持つ AI | 「3枚目を表にして」と頼む |
| クレジット | AI を使うたびに減るポイント | カード・画像を作ると減る |
| 共有リンク | ブラウザで見せる URL | 閲覧・コメント・編集の権限を選ぶ |
Gamma の作品は、スライドの束というより「Web 上の1つのページ」です。 そのため、リンクで共有すると閲覧者は Web ページとして見られ、Pro 以上では誰がどこまで見たかの分析も見られます。PowerPoint のファイルが要る場合は、書き出して使います(書き出しの節)。
Gammaの料金とクレジット(2026年10月22日時点)
この節では、無料でどこまで使えるか、有料プランで何が増えるか、クレジットがどう減るかが分かります。
公式ヘルプ「Gamma のサブスクリプションをアップグレードするには」と料金ページ、Business の案内で確かめた、2026年10月22日時点のプランです。
| プラン | 月のクレジット | 1回で作れる枚数 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | 登録時に400(毎月の補充なし) | 10枚 | 書き出しに「Made with Gamma」のバッジが付く |
| Plus | 1,000 | 100枚 | バッジなし・高度な画像モデル |
| Pro | 4,000 | 100枚 | API・独自ドメイン10個・閲覧者ごとの分析・パスワード保護 |
| Ultra | 20,000 | 100枚 | API・独自ドメイン100個・独自フォント・最上位の画像モデル。月払いのみ |
| Business | 1人10,000 | ― | 1人あたり月40ドル(年払い)・SSO・学習に使わない設定を固定 |
金額は料金ページ(gamma.app/pricing)で、月払いと年払いを切り替えて表示されます。公式ヘルプにある、料金の決まりです。
- 年払いは月払いより28%安く、もらえるクレジットは同じ(年払いでも毎月配られる)。
- 料金は1人ごと。ワークスペースに3人いれば、3人分の契約になる。
- 使い残しは繰り越せるが、上限はプランの2倍まで(Plus なら2,000)。
- 有料プランでは、クレジットを買い足す・自動で買い足す設定ができる(設定の「Billing」)。
- 解約しても期間の終わりまでは使え、その後は無料プランの400クレジットに戻る。買い足したクレジットは解約から1年残る。
- 返金は申し込みから3日以内に、自分でサポートに頼んだ場合だけ。使ったクレジットが Plus 200・Pro 600・Ultra 2,000 未満などの条件がある(2025年12月1日からの決まり)。
無料プランの上限
無料プランでも、エージェント・PDF と PPTX の取り込み・PDF / PPTX / PNG への書き出しが使えます。登録にクレジットカードは要りません。
クレジットはどう減るか
公式ヘルプでは、AI での作成は「カードごと・画像ごと」に数え、長く作るほど多く減るとしています。
| 減るもの | 減らないもの |
|---|---|
| AI でのカード(スライド)の作成 | 手で文字や配置を直す編集 |
| AI での画像の作成・編集 | 失敗した・エラーになった操作 |
| エージェントへの修正の依頼・カードの追加 | エージェントが質問を返しただけのとき |
| レイアウトの作り直し | ―(取り消しても使った分は戻らない) |
1回あたりの数は、開発者ドキュメントの「アクセスと料金」に目安があります。カード1枚で1〜3クレジット、画像は標準のモデルで1枚2〜15、最上位のモデルで30〜125 です(公式は、数は変わりうるとしています)。この値で計算すると、画像なしの10枚は10〜30クレジット、標準の画像を10枚足すと20〜150クレジット増えます。無料の400クレジットで何回作れるかは、画像の有無で大きく変わります。残りは画面右上のクレジットの数字で確かめられます。
Gammaの始め方(アカウント登録と日本語表示)
この節では、登録から最初の1つを作るまでの手順が分かります。
公式サイトで登録する
gamma.app を開き、アカウントを作ります。無料プランはクレジットカードなしで始められます。利用規約では16歳以上が条件です。
画面を日本語にする
ダッシュボード左下のアバター(または右下の「?」)から Language Settings を開き、日本語を選びます。
データの学習の設定を見る
個人向けプランは、入力が AI の学習に使われる設定が既定です。止めるときは Settings の Data Controls タブで切り替えます(商用利用の節)。
プロンプトを書いて作る
ダッシュボードの入力欄に、日本語で作りたいものを書きます。次の節の流れで進みます。
アプリは公式サイトから使います。 公式ヘルプでは、Gamma はブラウザ(gamma.app)で使い、モバイルアプリは米国・カナダ向けとしています。アプリストアにある「Gamma」に似た名前のアプリが公式かどうかは、提供元が Gamma Tech, Inc. かで見分けます。
Gammaの使い方:プロンプト→計画→生成→編集→書き出し
この節では、Gamma 5 での作り方の流れと、各段階で何を決めるかが分かります。
公式ヘルプ「How do I create with Agent」の流れです。
入力欄に頼みたいことを書く
ダッシュボードの入力欄に、目的・相手・枚数などを書きます。「+」の Upload Files で画像やファイルを付けると、Gamma はその画像を使います。テンプレートを選ぶこともできます。
モードを選ぶ(Plan・Express・Research)
既定の Plan は、質問と計画の確認をしてから作ります。急ぐときは Express、Web で調べてから作るときは Research(Plan と組み合わせる)です。
質問に答え、計画を承認する
エージェントが目的・聞き手・重視することを聞きます。選択肢を押すか自由に書き、Decide for me で任せることもできます。話の流れ・スタイル・見た目の計画を直してから承認します。
生成を待つ
エージェントが調べ・書き・デザインし・画像を作ります。できたスライドから順に開けます。ブラウザのタブは作業中が黄色、終わると緑のチェックになります。
直して、共有・書き出しする
チャットで「3枚目を表にして」のように頼むか、要素を直接動かして直します。見た目だけ変えたいときは新しいスタイルを頼みます。最後に Share からリンクで共有するか、Export で書き出します。
| モード | 動き | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Plan(既定) | 質問 → 計画を見せる → 承認後に作る | 社外向け・枚数の多い資料 |
| Express | 質問と計画を飛ばして、すぐ下書きを作る | 下書きを早く見たいとき |
| Research | 作る前に Web から情報を集める(Plan と併用) | 新しい話題・数字を入れたい資料 |
スマホのブラウザでは、Express から始まります(Plan に切り替えられます)。
従来の作り方(classic generator):Generate・Paste・Import
エージェントとの会話を使わずに作る、従来の生成も選べます(Use classic generator)。公式ヘルプにある3つの入口です。
| 入口 | 何を入れるか | 使う場面 |
|---|---|---|
| Generate | テーマ(話題)だけ | ゼロから構成も任せたい |
| Paste | 自分で書いたメモ・原稿 | 中身は決まっていて、見た目を整えたい |
| Import | PowerPoint・文書のファイル、Web ページの URL | 手元の資料を作り直したい |
画像の扱いは「Don't add images」(画像なし)や「Image placeholders」(後で入れる枠だけ)も選べます。画像を作らないと、クレジットの減りも少なくなります。
作ったあとの編集・共有
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 1枚を AI で直す | スライド左上のきらきらのアイコンから頼む(Pro は複数枚をまとめて直せる) |
| テーマを変える | 右上の Theme から選ぶ |
| リンクで共有する | 右上の Share から、閲覧・コメント・編集の権限を選ぶ |
| コメントをもらう | 共有相手がカードにコメントを付ける |
| 見られ方を知る | 共有リンクの分析(Pro 以上は閲覧者ごとの詳細) |
| 発表する | Present で全画面の発表モードにする |
Gamma AIのプロンプトの書き方と例(日本語)
この節では、思いどおりの資料に近づくプロンプトの書き方と、そのまま使える例が分かります。
Gamma のプロンプトには「誰に・何のために・何枚で・どんな調子で」を入れます。 Gamma 5 のエージェントは目的・聞き手・重視することを質問してくるので、最初から書いておくと、質問が減り、計画の段階で直す量も減ります。
| 入れる要素 | 書き方の例 | 入れないと起きやすいこと |
|---|---|---|
| 目的 | 「新サービスの導入を決めてもらう」 | 説明だけで終わり、結論のページが無い |
| 聞き手 | 「技術に詳しくない営業部長」 | 専門用語が多くなる |
| 枚数・時間 | 「8枚・発表10分」 | 無料は最大10枚。多すぎると1枚の文字が減る |
| 調子 | 「です・ます調、数字を多く」 | 英語風の大げさな見出しになる |
| 入れたい中身 | 「料金表、導入の3ステップ、よくある質問」 | 一般論のページで埋まる |
| 避けたいこと | 「絵文字なし、架空の数字を入れない」 | それらしい数字が作られる |
プロンプト例1:社内勉強会の資料
新人エンジニア向けの社内勉強会の資料を作ってください。
目的:Git の基本の操作を、30分で手を動かせるところまで説明する
聞き手:入社1年目、Git をほとんど使ったことがない
枚数:8枚(表紙と、最後のまとめを含む)
入れたいもの:作業ツリー・ステージ・リポジトリの図、毎日使う5つのコマンドの表、
よくある失敗と直し方
調子:です・ます調。絵文字は使わない。数字や事例を作らない
プロンプト例2:提案書(材料を渡して整える)
次のメモをもとに、取引先の情報システム部長に向けた提案資料を10枚で作ってください。
結論を2枚目に置き、最後に費用とスケジュールの表を入れます。
メモにない数字は書かず、必要なところは「要確認」と書いてください。
(ここにメモを貼る)
プロンプト例3:見た目だけ変える(作ったあとの依頼)
内容はそのままで、全体を落ち着いた紺と白の配色にしてください。
各スライドの文字は3行までにし、残りは発表者ノートに移してください。
プロンプトの書き方
聞き手と枚数と入れたい中身を書くと、エージェントの質問が減り、計画の直しも少なくなる
原稿があるときは「---」でスライドを区切る
自分で書いた原稿を Paste で入れるとき、Gamma の API では、行だけの --- で区切った単位を1枚のカードにする指定(cardSplit: inputTextBreaks)があります。原稿を次の形で書いておくと、枚数と中身を自分で決められます。この形は、後の節で Python から .pptx を作るときにも、API に送るときにもそのまま使います。
# 新人エンジニア向け Git 入門
社内勉強会 第1回(30分)
---
## なぜ Git を使うのか
- 変更の履歴が残り、いつでも戻せる
- 複数人で同じファイルを同時に直せる
- レビューしてから本流に入れられる
---
## 3つの場所
- 作業ツリー:いま編集しているファイル
- ステージ:次のコミットに入れる変更
- リポジトリ:確定した履歴
骨子そのものを生成 AI に作らせるプロンプトは、関連記事「生成AIでスライド構成を作るプロンプト|骨子づくりのテンプレート」で扱っています。プロンプト全般の型は、関連記事「プロンプトの書き方|エンジニア向けテンプレート20個と型の一覧」で扱っています。
Gammaを日本語で使うときの設定とコツ
この節では、画面・出力・フォントを日本語に合わせる方法と、崩れやすい点が分かります。
| 合わせるもの | 方法 | 補足 |
|---|---|---|
| 画面の言語 | アバター → Language Settings → 日本語 | 14言語から選べる |
| 出力の言語 | 日本語でプロンプトを書く・日本語の原稿を貼る | 公式ヘルプの案内 |
| 文体(API) | textOptions.language に ja か ja-da |
ja は です・ます、ja-da は だ・である |
| フォント | テーマのフォントを選ぶ。独自フォントは Ultra | 書き出し先に同じフォントが無いと変わる |
日本語で崩れやすい点と、その対処です。
- 英語の言い回しを直訳したような見出しになる:プロンプトに「見出しは体言止めで15文字以内」のように、日本語の形で指定します。
- 1枚の文字が多くなる:「各スライド3行まで」「詳しい説明は発表者ノートへ」と頼みます。
- それらしい数字や事例が入る:生成した数字・社名・出典は必ず元の資料で確かめます。利用規約でも、AI の結果は下書き(initial drafts)を助けるもので、正しさの保証は無いとしています。
- 書き出すとフォントが変わる:次の節のとおり、PowerPoint にはフォントを埋め込みますが、Google スライドは埋め込んだフォントを使いません。
Gammaの書き出し(PDF・PowerPoint・Googleスライド・PNG)
この節では、書き出せる形式と手順、PowerPoint にしたときに変わる点が分かります。
公式ヘルプ「How do I export my gamma」で確かめた内容です。
| 形式 | 書き出し方 | 注意点 |
|---|---|---|
| Share → Export → PDF | 動きのある要素や入力欄は入らない | |
| PowerPoint(PPTX) | Share → Export → PPTX | 表は編集できる形。発表者ノートも入る |
| PNG | Share → Export → PNG | 1枚ずつの画像 |
| Google スライド | PPTX を Google スライドに読み込む | 埋め込んだフォントは使われない |
| Word(.docx) | 書き出せない | 公式ヘルプは PDF を経由する方法を案内 |
手順は、右上の Share → Export(または「…」→ Export)で形式を選び、「All cards」を選んでから 書き出します。選ばないと、表示中のカードだけになることがあります。ファイルは自動でダウンロードされ、メールにも届きます。書き出しは編集画面ではなく、発表モード(Present)の見た目になります。
PowerPoint に書き出したときに変わる点
| 項目 | 書き出したあと |
|---|---|
| フォント | テーマの見出し・本文のフォントを埋め込む。埋め込めないときは「Install fonts」で入れる |
| 表 | 既定で編集できる表になる。角の丸みは PowerPoint に無いので直角になる |
| 見出しのグラデーション | 1色になることがある |
| すりガラス風の背景などの効果 | 代わりの表現になる |
| AI で作った画像 | PNG で入るのでファイルが大きくなる |
| スライドマスター | 空。各スライドの中身と見た目は残る |
無料プランでは、PDF と PPTX に「Made with Gamma」のバッジが付きます。 Plus 以上に申し込むと、それ以降の書き出しには付きません(書き出し済みのファイルは変わりません)。契約が切れて無料に戻ると、また付きます。ブラウザの印刷(Ctrl+P・Cmd+P)にはバッジは付きません。スマホのブラウザでの PDF・PPTX の書き出しは不安定なことがあるため、公式ヘルプはパソコンを勧めています。
Gamma AIの商用利用・著作権・データの学習(安全性)
この節では、作った資料を仕事に使うときに規約で決まっていることと、入力したデータの扱いが分かります。
利用規約(2025年9月9日施行の版)と公式ヘルプで確かめた事実です。
| 項目 | 規約・ヘルプの内容 |
|---|---|
| 使ってよい範囲 | 個人の目的か、事業の内部の目的で使う権利が与えられる(1.1) |
| 自分の入力の権利 | Gamma は利用者のコンテンツの所有権を主張しない(4.3) |
| AI の結果 | 下書きを助けるもので、そのまま(as is)提供され、保証は無い(1.4) |
| 入れた画像・資料 | 利用者が権利を持っているか、使う権利がある必要がある(4.3) |
| 学習への利用 | Team・Business プランは学習に使わない。それ以外は学習に使う許可を与える(4.5) |
| 学習を止める | 個人向けプランは Settings → Data Controls でいつでも止められる |
入れてよいもの
公開済みの情報・自分で書いた原稿
社内で外部の AI に入れてよいと決めた資料
権利を持っている画像・ロゴ
入れないもの
顧客の個人情報・社外秘の数字
取引先から預かった資料(契約で外部への入力が禁じられているもの)
人の顔写真・他人の作品(本人や権利者の同意が無いもの)
画像の扱いでは、API の画像の指定に「Web の画像(webAllImages)」「自由に使える画像(webFreeToUse)」「商用でも自由に使える画像(webFreeToUseCommercially)」が分かれて用意されています。Web から持ってきた画像には、それぞれの持ち主の条件があります。社外に出す資料では、画像の出どころと条件を確かめるか、AI で作った画像か自分の素材に差し替えます。
仕事で使う前の確認
入力してよい情報の決め方は、関連記事「生成AI利用ガイドラインのテンプレート|入力してはいけない情報の一覧つき」で扱っています。生成された内容の確かめ方は、関連記事「ハルシネーション対策のプロンプト集|根拠と出典を求める書き方」で扱っています。
PowerPointのCopilot・Canva・Googleスライドとの違い
この節では、AI でスライドを作れるほかの製品と、何が違うかが分かります。
各社の公式ヘルプで確かめた事実を並べます(2026年10月22日時点)。
| 製品 | 作り方 | 作ったものの形 | 公式ヘルプにある使える条件 |
|---|---|---|---|
| Gamma | プロンプト・原稿・ファイルから、エージェントが計画して作る | Web の gamma。PDF・PPTX・PNG に書き出す | 無料は400クレジット。有料はクレジットが毎月付く |
| PowerPoint の Copilot | PowerPoint の中で「Create a presentation」、または Word ファイルから作る | PowerPoint のファイル(.pptx) | Microsoft 365 Copilot(仕事用)か Copilot Pro(家庭用)。PDF から作るのは仕事用のみ |
| Canva | プレゼンのデザインでプロンプト → アウトラインを直す → Generate presentation | Canva のデザイン | AI の機能はプランや提供状況で変わる |
| Google スライドの Gemini | スライドの生成・画像の生成・要約・文章の書き直し | Google スライド | 対象の Google Workspace か Google AI のプラン |
flowchart TD
A{pptxで渡す} -->|はい| B[Copilot<br>Gamma]
A -->|いいえ| C{Webのリンク<br>で見せる}
C -->|はい| D[Gamma]
C -->|いいえ| E[Canva<br>Googleスライド]
| 状況 | 合う選び方 | 理由 |
|---|---|---|
| 会社の決まりで .pptx を作って渡す | PowerPoint の Copilot、または Gamma で作って PPTX に書き出す | 最後の形が .pptx |
| 下書きを早く、見栄えよく作りたい | Gamma | 構成・文章・画像・レイアウトをまとめて作る |
| リンクで送り、読まれ方も知りたい | Gamma | Web で共有でき、Pro 以上は閲覧者ごとの分析がある |
| 画像や装飾を細かく作り込みたい | Canva | デザインの編集が中心の製品 |
| 社内のファイルが Google ドライブにある | Google スライドの Gemini | ドライブのファイルを参照してスライドを作れる |
| 同じ形の資料を毎週、決まった原稿から作る | Gamma の API か、Python で .pptx を作る | プログラムで繰り返せる(後の2つの節) |
Gamma が向いていること・向かないこと
| 向いていること | 向かないこと |
|---|---|
| ゼロからの下書き・構成案づくり | 会社の決まったテンプレートに1ミリ単位で合わせる |
| メモや原稿を見栄えのよい資料にする | 正確さが命の数字を AI に作らせる |
| Web で共有して読んでもらう資料 | 社外秘の情報を個人向けプランで扱う |
| 枚数の多い資料の叩き台 | 書き出し後もフォントや効果を崩したくない資料 |
Gamma AIのよくあるつまずきと直し方
この節では、使っていて止まりやすい場面の原因と直し方が分かります。
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 作れなくなった | 無料の400クレジットを使い切った(補充されない) | 有料プランにするか、紹介でクレジットを増やす |
| 11枚以上を頼んでも10枚になる | 無料プランは1回10枚まで | 分けて作るか、Plus 以上にする |
| PDF に「Made with Gamma」が付く | 無料プランで書き出した | Plus 以上で書き出し直す(済みのファイルは変わらない) |
| PowerPoint で開くとフォントが違う | フォントが埋め込めなかった・相手の PC に無い | 書き出し画面の Install fonts、または一般的なフォントのテーマを選ぶ |
| Google スライドで見た目が変わる | Google スライドは埋め込んだフォントを使わない | Google スライドにあるフォントのテーマにする |
| 書き出しが表示中の1枚だけ | 「All cards」を選んでいない | 書き出し画面で All cards を選ぶ |
| スマホで書き出せない | スマホのブラウザでの書き出しは不安定 | パソコンのブラウザで書き出す |
| Word で欲しい | Word への書き出しは無い | PDF に書き出してから変換する |
| 内容が間違っている | AI の結果は下書きで、保証が無い | 数字・固有名詞・出典を元の資料で確かめて直す |
Markdownのアウトラインから自分で.pptxを作る(Pythonの実例)
この節では、Gamma のような「アウトライン → スライド」の変換が中で何をしているかを、Python で .pptx を作って確かめた結果で示します。決まった形の資料をプログラムで量産したいときの土台にもなります。
使うのは、.pptx を読み書きする Python のライブラリ python-pptx です(pip install python-pptx。確かめた版は 1.0.2)。入力は、前の節の --- 区切りのアウトライン(outline.md、5カード・685バイト)です。
# md2pptx.py Markdown のアウトライン(--- でカード区切り)を .pptx にする
import re, sys
from pptx import Presentation
from pptx.util import Emu, Pt
from pptx.oxml.ns import qn
JA_FONT = "Noto Sans CJK JP" # Windows なら "Yu Gothic"・"Meiryo" など
def set_ja_font(prs, name):
"""すべての文字に東アジア用のフォント(a:ea)を指定する"""
for slide in prs.slides:
for sh in slide.shapes:
if not sh.has_text_frame:
continue
for para in sh.text_frame.paragraphs:
for run in para.runs:
rPr = run._r.get_or_add_rPr()
ea = rPr.find(qn("a:ea"))
if ea is None:
ea = rPr.makeelement(qn("a:ea"), {})
rPr.append(ea)
ea.set("typeface", name)
src, out = sys.argv[1], sys.argv[2]
cards = [c.strip() for c in re.split(r"\n---\n", open(src, encoding="utf-8").read()) if c.strip()]
prs = Presentation() # 既定のテンプレートは 4:3
prs.slide_width, prs.slide_height = Emu(12192000), Emu(6858000) # 16:9(13.333×7.5インチ)にする
for i, card in enumerate(cards):
lines = card.splitlines()
title = re.sub(r"^#+\s*", "", lines[0])
rest = [l for l in lines[1:] if l.strip()]
if i == 0: # 1枚目は表紙
s = prs.slides.add_slide(prs.slide_layouts[0]) # Title Slide
s.shapes.title.text = title
s.placeholders[1].text = "\n".join(rest)
continue
s = prs.slides.add_slide(prs.slide_layouts[1]) # Title and Content
s.shapes.title.text = title
tf = s.placeholders[1].text_frame
for j, l in enumerate(re.sub(r"^[-*]\s*", "", x) for x in rest):
p = tf.paragraphs[0] if j == 0 else tf.add_paragraph()
p.text = l
p.font.size = Pt(24)
s.notes_slide.notes_text_frame.text = f"{title}:{len(rest)}項目を話す" # 発表者ノート
for slide in prs.slides: # 枠は 4:3 の幅のままなので広げる
for sh in slide.placeholders:
left, top, height = sh.left, sh.top, sh.height # 先に読んでから4つとも書く
sh.left, sh.top, sh.height = left, top, height
sh.width = prs.slide_width - 2 * left
set_ja_font(prs, JA_FONT)
prs.save(out)
print(f"{len(cards)} cards -> {out} slide size {prs.slide_width.inches:.2f}x{prs.slide_height.inches:.2f} in")
python md2pptx.py outline.md git-intro.pptx
実行結果と、できたファイルを python-pptx で読み直した中身です。
5 cards -> git-intro.pptx slide size 13.33x7.50 in
1 Title Slide | 新人エンジニア向け Git 入門 | 社内勉強会 第1回(30分)
2 Title and Content | なぜ Git を使うのか | 変更の履歴が残り、いつでも戻せる / 複数人で同じファイルを同時に直せる / レビューしてから本流に入れられる
3 Title and Content | 3つの場所 | 作業ツリー:いま編集しているファイル / ステージ:次のコミットに入れる変更 / リポジトリ:確定した履歴
4 Title and Content | 毎日使う5つのコマンド | git status / git add / git commit -m "メッセージ" / git pull / git push
5 Title and Content | まとめ | まず git status で今の状態を見る / 小さくコミットする / 迷ったら先輩に聞く
できた git-intro.pptx は 40,589 バイトでした。LibreOffice 24.2 で PDF にすると5ページ、1ページは 960×540 ポイント(16:9)になりました。
.pptx の中身は XML の zip
.pptx は、スライドごとの XML を zip にまとめたファイルです。unzip -l で見た主なファイルです(スライド5枚と、発表者ノートを付けた4枚分)。
3379 2026-10-22 20:29 ppt/presentation.xml
1015 2026-10-22 20:29 ppt/slides/slide1.xml
1282 2026-10-22 20:29 ppt/slides/slide2.xml
1270 2026-10-22 20:29 ppt/notesSlides/notesSlide1.xml
1263 2026-10-22 20:29 ppt/slides/slide3.xml
1342 2026-10-22 20:29 ppt/slides/slide4.xml
1214 2026-10-22 20:29 ppt/slides/slide5.xml
スライドの大きさは presentation.xml に、1行の文字は slide3.xml の <a:r>(文字のまとまり)に入っています。
<p:sldSz cx="12192000" cy="6858000" type="screen4x3"/>
<a:r><a:rPr><a:ea typeface="Noto Sans CJK JP"/></a:rPr><a:t>3つの場所</a:t></a:r>
cx・cy は EMU(1インチ=914,400)という単位で、12,192,000×6,858,000 は 13.333×7.5 インチです。type="screen4x3" は既定のテンプレートの属性が残ったもので、大きさは cx・cy で決まります(PDF にすると 16:9 になりました)。
実際につまずいた3つの点
動かしていく中で、次の3つが起きました。どれも Gamma の書き出しで起きる「フォントが変わる」「レイアウトがずれる」と同じ種類の問題です。
| 起きたこと | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 何もしないと 4:3(10×7.5インチ)になった | python-pptx の既定のテンプレートが 4:3 | slide_width・slide_height を 16:9 の値にする |
| 16:9 にしても、タイトルと本文が左の 9インチ に寄った | 枠(プレースホルダー)の位置はテンプレートの 4:3 のまま | 枠の幅を「スライドの幅-左右の余白」に広げる |
| 幅だけ書き換えたら、タイトルが上に重なった | 位置を持たない枠に1つだけ書くと、残りが0になる | left・top・height を先に読み、4つとも書く |
広げる前と後の、2枚目の枠の位置(インチ)です。
# 広げる前
Title 1 0.5 9.0
Content Placeholder 2 0.5 9.0
# 広げた後(left, top, width, height)
Title 1 [0.5, 0.3, 12.33, 1.25]
Content Placeholder 2 [0.5, 1.75, 12.33, 4.95]
日本語のフォントを指定しないと、中国語の字形になった
東アジア用のフォント(a:ea)を指定せずに PDF にしたときと、指定したときに、PDF に埋め込まれたフォントを pdffonts で見た結果です。
# 指定なし
BAAAAA+NotoSansCJKsc-Regular Type 1 Builtin yes yes yes 93 0
# a:ea に "Noto Sans CJK JP" を指定
BAAAAA+NotoSansCJKjp-Regular Type 1 Builtin yes yes yes 93 0
日本語のフォントの指定
「直」「海」などは日本語と中国語で字形が違う。PowerPoint の「フォント」のうち、日本語の文字に使われるのは東アジア用の設定
Gamma は、この「区切る → レイアウトを選ぶ → 文字を入れる → フォントと大きさを合わせる」に加えて、文章の生成・画像・デザインまでを受け持ちます。決まった形の資料を毎回同じように作るなら、この方法か、次の Gamma API が選べます。アウトラインの Markdown の書き方は、関連記事「Markdownの書き方一覧|記法早見表と環境別の対応・変換結果つき」で扱っています。
Gamma APIの使い方(Pro以上・送るリクエストの実物)
この節では、Gamma API で資料を作る手順と、実際に送られるリクエストの中身、エラーへの対処が分かります。
Gamma API は、プログラムから gamma を作り、PDF・PPTX・PNG で受け取るための API です。 開発者ドキュメントでは、Pro・Ultra・Teams・Business・Enterprise のプランで使え、API での作成もアプリと同じクレジットを使います。API キーは Settings の API Keys(gamma.app/settings/api-keys)で作ります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| ベース URL | https://public-api.gamma.app/v1.0 |
| 認証 | X-API-KEY: sk-gamma-...(Authorization: Bearer ではない)。OAuth 2.0 も使える |
| 作成(Gamma 5 のエージェント) | POST /agent/generations(必須は prompt だけ) |
| 作成(classic) | POST /generations(inputText から作る) |
| 状態を見る | GET /agent/generations/{id}・GET /generations/{id} |
| テーマ・フォルダの一覧 | GET /themes・GET /folders |
flowchart TD
A[POST で依頼] -->|202| B[GET で状態<br>5秒ごと]
B -->|pending| B
B -->|completed| C[URLを受け取る]
B -->|failed| D[errorを見る]
作成は非同期です。POST はすぐに 202 と generationId・status: "pending" を返し、公式ドキュメントのとおり 5秒ごとに GET で状態を見て、completed になったら URL を受け取ります。多くは1〜3分で終わり、自動化では5分を上限の目安にしています。
主なパラメータ(classic の POST /generations)
| パラメータ | 値の例 | 意味 |
|---|---|---|
inputText |
原稿の文字列 | 作る元。\n---\n でカードを区切れる |
textMode |
generate・condense・preserve |
広げる・縮める・そのまま使う |
format |
presentation・document・webpage・social |
作るものの種類 |
numCards |
10(既定) |
枚数。Pro 以上は1〜75 |
cardSplit |
auto・inputTextBreaks |
--- で区切るなら inputTextBreaks |
textOptions.language |
ja・ja-da |
出力の言語(既定は en) |
imageOptions.source |
aiGenerated・noImages など |
画像の入れ方 |
cardOptions.dimensions |
fluid・16x9・4x3 |
スライドの形 |
exportAs |
pdf・pptx・png |
書き出す形式(1回に1つ) |
エージェントの POST /agent/generations は、prompt(40万文字まで)のほか、numCards(無料10・有料100まで)、exportAs、themeId か templateId(同時には使えない)、quality(lite・standard・max)、sourceUrls(10個まで)、additionalInstructions などを受けます。
Python(requests)で送る
前の節のアウトラインを、そのままの文で、5枚・日本語・画像なし・16:9・PPTX の書き出しで作る例です。キーは環境変数から読みます。
# send_gamma.py Gamma API(classic の POST /generations)に送ってポーリングする
import os, sys, time, requests
BASE = os.environ.get("GAMMA_BASE", "https://public-api.gamma.app/v1.0")
HEADERS = {"X-API-KEY": os.environ["GAMMA_API_KEY"], "Content-Type": "application/json"}
POLL = float(os.environ.get("POLL_SECONDS", "5")) # 公式の目安は5秒ごと
outline = open(sys.argv[1], encoding="utf-8").read()
payload = {
"inputText": outline,
"textMode": "preserve", # 書いた文をそのまま使う
"format": "presentation",
"cardSplit": "inputTextBreaks", # \n---\n でカードを分ける
"numCards": 5,
"textOptions": {"language": "ja", "audience": "入社1年目のエンジニア"},
"imageOptions": {"source": "noImages"},
"cardOptions": {"dimensions": "16x9"},
"exportAs": "pptx",
}
r = requests.post(f"{BASE}/generations", headers=HEADERS, json=payload, timeout=30)
print("POST", r.status_code, r.json())
r.raise_for_status()
gid = r.json()["generationId"]
for _ in range(60): # 5秒×60回=最大5分
time.sleep(POLL)
s = requests.get(f"{BASE}/generations/{gid}", headers=HEADERS, timeout=30)
if s.status_code == 429:
time.sleep(int(s.headers.get("Retry-After", "30")))
continue
s.raise_for_status()
data = s.json()
print("GET ", s.status_code, data["status"])
if data["status"] == "completed":
print("gammaUrl :", data["gamma"]["gammaUrl"])
print("exportUrl:", data.get("exportUrl"))
break
if data["status"] == "failed":
sys.exit(f"failed: {data.get('error')}")
GAMMA_BASE を、Gamma API と同じパスと応答の形で作った手元の擬似サーバー(127.0.0.1:31800)に向けて実行しました。擬似サーバーは、受けたリクエストを表示し、公式ドキュメントの形の応答(202 → pending → completed)を返します。ここに出る ID と URL は擬似サーバーが返した仮の値です。
POST 202 {'generationId': 'gen_S318mock0001', 'status': 'pending', 'warnings': []}
GET 200 pending
GET 200 completed
gammaUrl : https://gamma.app/docs/mock-g_mock0001
exportUrl: https://example.invalid/export/mock.pptx
擬似サーバーが受けたリクエストです(キーはログで先頭12文字だけにしています)。
=== POST /v1.0/generations
Host: 127.0.0.1:31800
User-Agent: python-requests/2.34.2
X-API-KEY: sk-gamma-xxx...
Content-Type: application/json
Content-Length: 1566
{
"inputText": "# 新人エンジニア向け Git 入門\n社内勉強会 第1回(30分)\n\n---\n\n## なぜ Git を使うのか\n- 変更の履歴が残り、いつでも戻せる\n- 複数人で同じファイルを同時に直せる\n- レビューしてから本流に入れられる\n\n---\n\n## 3つの場所\n- 作業ツリー:いま編集しているファイル\n- ステージ:次のコミットに入れる変更\n- リポジトリ:確定した履歴\n\n---\n\n## 毎日使う5つのコマンド\n- git status\n- git add\n- git commit -m \"メッセージ\"\n- git pull\n- git push\n\n---\n\n## まとめ\n- まず git status で今の状態を見る\n- 小さくコミットする\n- 迷ったら先輩に聞く\n",
"textMode": "preserve",
"format": "presentation",
"cardSplit": "inputTextBreaks",
"numCards": 5,
"textOptions": {
"language": "ja",
"audience": "入社1年目のエンジニア"
},
"imageOptions": {
"source": "noImages"
},
"cardOptions": {
"dimensions": "16x9"
},
"exportAs": "pptx"
}
access: "POST /v1.0/generations HTTP/1.1" 202 -
=== GET /v1.0/generations/gen_S318mock0001
Host: 127.0.0.1:31800
User-Agent: python-requests/2.34.2
X-API-KEY: sk-gamma-xxx...
Content-Type: application/json
685バイトの原稿が、送るときは 1,566 バイトになっています。requests の json= は日本語を 新 のような形(JSON の正しい書き方)に置き換えて送るためで、受け取る側では元の日本語に戻ります(上は擬似サーバーが読み直して表示したもの)。
curl で送る(Gamma 5 のエージェント)
curl -X POST https://public-api.gamma.app/v1.0/agent/generations \
-H "X-API-KEY: $GAMMA_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"prompt":"新人エンジニア向けに、Git の基本を30分で説明する5枚のスライド。です・ます調。","format":"presentation","numCards":5,"exportAs":"pdf"}'
擬似サーバーに向けたときの、受けたリクエストと応答です。
=== POST /v1.0/agent/generations
Host: 127.0.0.1:31800
User-Agent: curl/8.5.0
X-API-KEY: sk-gamma-xxx...
Content-Type: application/json
Content-Length: 179
{
"prompt": "新人エンジニア向けに、Git の基本を30分で説明する5枚のスライド。です・ます調。",
"format": "presentation",
"numCards": 5,
"exportAs": "pdf"
}
access: "POST /v1.0/agent/generations HTTP/1.1" 202 -
HTTP/1.0 202 Accepted
Content-Type: application/json
{
"generationId": "gen_S318mock0002",
"status": "pending",
"warnings": []
}
curl は日本語を UTF-8 のまま送るので、Content-Length は 179 バイトです。
終わったときの応答(completed)の形
公式ドキュメントの、GET /agent/generations/{id} が completed のときの主な項目です。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
gamma.gammaId・gamma.gammaUrl |
作られた gamma の ID と URL |
result.summary |
エージェントが書いた、作ったものの説明 |
exportUrl |
書き出したファイルの URL(exportAs を付けたときだけ。約1週間で切れる) |
credits.deducted・credits.remaining |
使ったクレジットと残り |
warnings |
無視された設定などの注意 |
failed のときは error.reason が insufficient_credits・timeout・access_revoked などになります。exportUrl は誰でも取れる URL なので、ログやチャットに貼らないように扱います。
API のエラーと直し方
公式の Error codes のページの原文と、擬似サーバーで同じ形を返して確かめた応答です。
| コード | 原文(message) | 原因と直し方 |
|---|---|---|
| 400 | Input validation errors | 値の誤り・プランの上限を超える numCards・themeId と templateId の同時指定 |
| 401 | Invalid API key. | キーの誤り。sk-gamma- で始まるかと、X-API-KEY ヘッダーで送っているか |
| 402 | Insufficient credits remaining | クレジット切れ。買い足すか自動の買い足しを設定 |
| 403 | Forbidden | プランに無い機能(quality: max など)・権限が無い |
| 404 | Generation ID not found. ... | ID の誤り |
| 429 | Too many requests | 速さか同時実行の上限。Retry-After の秒数待ち、続くなら待つ時間を倍にする |
| 503 | Service unavailable | 混んでいる。間をあけて再試行 |
よくある誤りは、他社の API の癖で Authorization: Bearer にキーを入れることです。擬似サーバーで、その形で送った結果です。
$ curl -i -X POST http://127.0.0.1:31800/v1.0/generations -H "Authorization: Bearer sk-gamma-xxxxxxxxxxxxxxxx" ...
HTTP/1.0 401 Unauthorized
Content-Type: application/json
{
"message": "Invalid API key.",
"statusCode": 401
}
処理中の作成が上限に達したときの 429 は、Retry-After ヘッダー付きで返ります(下は擬似サーバーで同時実行の上限を2にして、3本目を送った結果)。
HTTP/1.0 429 Too Many Requests
Content-Type: application/json
Retry-After: 30
{
"message": "Too many requests",
"statusCode": 429,
"code": "workspace_concurrency_limit_exceeded"
}
速さの上限は、ポーリングのガイドの例では、短い間に10,000回・1時間に40,000回・1日に200,000回で、x-ratelimit-remaining-burst などのヘッダーで残りが分かります。残りが100を切ったら15秒ごとに落とす方法が案内されています。再試行の作り方は、関連記事「LLM APIの429・529エラー対処|リトライ実装とエラー一覧」で扱っています。
API キーはアカウントの鍵です。コードに直接書かず、環境変数か秘密の管理の仕組みで渡します。Gamma には MCP サーバーもあり、AI のエージェントから Gamma を操作する方法が開発者ドキュメントにあります。
よくある質問
Q. Gamma AI の読み方は? A. 「ガンマ」です。ギリシャ文字のγ(ガンマ)と同じ読み方です。
Q. Gamma AI は無料で使えますか? A. 使えます。2026年10月22日時点で、登録時に400クレジットがもらえ、1回10枚まで作れます。毎月の補充は無く、書き出しには「Made with Gamma」のバッジが付きます。
Q. Gamma AI の料金はいくらですか? A. Plus・Pro・Ultra の金額は料金ページで、月払い・年払いを切り替えて表示されます。月のクレジットは Plus 1,000・Pro 4,000・Ultra 20,000 で、年払いは28%安くなります。Business は1人あたり月40ドル(年払い)です。
Q. クレジットがなくなったらどうなりますか? A. AI での作成・修正・画像の作成ができなくなります。手作業の編集はクレジットを使わないので続けられます。有料プランならクレジットを買い足せます。
Q. Gamma AI は日本語に対応していますか?
A. しています。画面は Language Settings で日本語にでき、日本語でプロンプトを書くと日本語で作ります。API では ja(です・ます)と ja-da(だ・である)を選べます。
Q. Gamma で作ったスライドを PowerPoint で編集できますか? A. できます。Share → Export → PPTX で書き出すと、表も編集できる形で入ります。フォント・グラデーション・効果が変わることがあり、スライドマスターは空になります。
Q. Gamma で作った資料は商用利用できますか? A. 規約では、事業の内部の目的で使う権利が与えられ、Gamma は利用者のコンテンツの所有権を主張しません。AI の結果には保証が無いので、内容と、Web から入った画像の利用条件は自分で確かめます。
Q. Gamma は安全ですか?入力した内容は学習に使われますか? A. 個人向けプラン(Free・Plus・Pro・Ultra)は、既定で学習に使われ、Settings → Data Controls で止められます。Team・Business は学習に使われません。社外秘や個人情報は、会社の決まりで認められた範囲だけ入れます。
Q. Gamma の API は無料プランで使えますか? A. 使えません。開発者ドキュメントでは Pro・Ultra・Teams・Business・Enterprise のプランで使えます。
Q. Canva や PowerPoint の Copilot とどちらがよいですか? A. 最後に渡す形で選ぶのが目安です。.pptx で渡すなら PowerPoint の Copilot か Gamma の書き出し、Web のリンクで見せるなら Gamma、デザインを作り込むなら Canva です。違いの表は「PowerPointのCopilot・Canva・Googleスライドとの違い」の節にあります。
Q. Gamma のスマホアプリはありますか? A. 公式ヘルプでは、モバイルアプリは米国・カナダ向けで、それ以外ではブラウザ(gamma.app)で使います。PDF・PPTX の書き出しはパソコンが勧められています。
まとめ
- Gamma(ガンマ)は、文章で頼むと AI がプレゼン・文書・Web ページ・SNS 用の画像を作る Web サービス。2026年10月の Gamma 5 から、エージェントが質問と計画を出してから作る流れになった。
- 2026年10月22日時点の無料プランは、登録時の400クレジット(補充なし)と1回10枚まで。有料は Plus 1,000・Pro 4,000・Ultra 20,000 クレジット/月で、年払いは28%安い。
- プロンプトには「誰に・何のために・何枚で・どんな調子で・入れたい中身」を書く。原稿があるなら
---で区切る。 - PDF・PPTX・PNG に書き出せる。PPTX はフォント・効果が変わることがあり、無料ではバッジが付く。Word には書き出せない。
- 個人向けプランは入力が学習に使われる設定が既定。Data Controls で止められる。AI の結果は下書きとして、数字・画像の条件を確かめてから使う。
- python-pptx で Markdown のアウトラインから .pptx を作ると、4:3 の既定・枠の位置・日本語フォント(a:ea)の3点でつまずき、直すと16:9・5枚・日本語の字形になった。
- Gamma API は Pro 以上。
X-API-KEYで POST し、5秒ごとに GET で状態を見る。Bearer で送ると 401 になる。
参考・出典
確認日はいずれも 2026年10月22日です。
- Gamma「Pricing」:https://gamma.app/pricing
- Gamma Help Center「Gamma のサブスクリプションをアップグレードするには」:https://help.gamma.app/ja/articles/8077107
- Gamma Help Center「Gamma pricing」:https://help.gamma.app/en/articles/8077107-gamma-pricing
- Gamma Help Center「How do AI credits work in Gamma?」:https://help.gamma.app/en/articles/7834324-how-do-ai-credits-work-in-gamma
- Gamma Help Center「What options does Gamma offer for Business?」:https://help.gamma.app/en/articles/11594955-what-options-does-gamma-offer-for-business
- Gamma Help Center「What is Gamma's refund policy」:https://help.gamma.app/en/articles/11048496-what-is-gamma-s-refund-policy-and-how-do-i-request-a-refund
- Gamma Help Center「How do I create with Agent」:https://help.gamma.app/en/articles/15002203-how-do-i-create-with-agent-in-gamma
- Gamma Help Center「How to create a new presentation, document, or webpage with Gamma AI」:https://help.gamma.app/en/articles/7838093-how-to-create-a-new-presentation-document-or-webpage-with-gamma-ai
- Gamma Help Center「How do I use Gamma in my preferred language?」:https://help.gamma.app/en/articles/11016506-how-do-i-use-gamma-in-my-preferred-language
- Gamma Help Center「How do I export my gamma?」:https://help.gamma.app/en/articles/8022861-how-do-i-export-my-gamma
- Gamma Help Center「Does Gamma use my content to train its AI features?」:https://help.gamma.app/en/articles/12281928-does-gamma-use-my-content-to-train-its-ai-features
- Gamma「Terms of Service」:https://gamma.app/terms
- Gamma「Introducing Gamma 5」:https://gamma.app/insights/introducing-gamma-5-your-story-your-style-your-tools
- Gamma Developer Docs:https://developers.gamma.app/
- Gamma Developer Docs「Review access and pricing」:https://developers.gamma.app/get-started/access-and-pricing
- Gamma Developer Docs「POST /agent/generations」:https://developers.gamma.app/agent-gamma-5/create-agent-generation.md
- Gamma Developer Docs「GET /agent/generations/{generationId}」:https://developers.gamma.app/agent-gamma-5/get-agent-generation-status.md
- Gamma Developer Docs「Generate from text」:https://developers.gamma.app/guides/generate-api-parameters-explained.md
- Gamma Developer Docs「Poll for results」:https://developers.gamma.app/guides/async-patterns-and-polling.md
- Gamma Developer Docs「Output languages」:https://developers.gamma.app/reference/output-language-accepted-values.md
- Gamma Developer Docs「Error codes」:https://developers.gamma.app/reference/error-codes.md
- Microsoft サポート「Create a new presentation with Copilot in PowerPoint」:https://support.microsoft.com/topic/3222ee03-f5a4-4d27-8642-9c387ab4854d
- Canva ヘルプセンター「Create and refine presentations with Canva AI and Page tools」:https://www.canva.com/help/create-and-refine-presentations-with-ai-page-tools/
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ「Gemini in Google スライドを活用する」:https://support.google.com/docs/answer/14355071?hl=ja
- python-pptx ドキュメント:https://python-pptx.readthedocs.io/
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「Gamma AIとは|使い方・料金・プロンプト例と書き出し・APIを解説」
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