結論

VS Code は Japanese Language Pack を入れて日本語を選び、再起動すると日本語になります。インストールは各OSの公式手順で数分です。

この記事でわかること

  • Windows・Mac・Linux 3つのOSのインストール手順
  • 日本語にならない原因9パターンと直し方の表
  • 英語に戻す4つの方法と argv.json の書き方

2026年10月17日更新|VS Code 1.142.0 のソース・公式文書

VS Code の表示言語は、次の順番で決まります。言語パックが入っていない言語を選ぶと、英語で表示されます。

flowchart TD
    A[起動時の --locale] -->|なければ| B[argv.json の locale]
    B -->|なければ| C[OS の表示言語]
    A --> D{日本語の言語パックがある}
    B --> D
    C --> D
    D -->|ある| E[日本語で表示]
    D -->|ない| F[英語で表示]

よく使う操作の早見表です。詳しい手順は本文の各節にあります。

やりたいこと 操作・コマンド 補足
日本語にする Ctrl+Shift+P →「Configure Display Language」→ 日本語 再起動で反映
拡張機能の画面から入れる Ctrl+Shift+X →「Japanese Language Pack」 発行元は Microsoft
コマンドで入れる code --install-extension MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja 社内の一括設定向き
英語に戻す 「表示言語を構成する」→ English 再起動で反映
1回だけ英語で起動 code --locale=en argv.json は変わらない
Windows に入れる winget install -e --id Microsoft.VisualStudioCode インストーラーでも可
Mac に入れる brew install --cask visual-studio-code 公式サイトからでも可
Ubuntu に入れる sudo apt install ./<file>.deb Microsoft の apt リポジトリも登録される

確認環境:表示言語を決める処理は、VS Code 1.142.0 のソース(GitHub の microsoft/vscode、タグ 1.142.0)を読み、argv.json を読む関数(src/vs/base/common/jsonc.ts)をそのまま Node.js 22.22.2 で動かして、書き間違いごとの結果を確かめました。日本語の文言と翻訳の件数は、Japanese Language Pack の翻訳データ(microsoft/vscode-loc、1.131.0)から数えています。Windows のインストーラーの選択肢は、同じタグのインストーラー定義(build/win32/code.iss と日本語の文言ファイル)で確認しました。各OSのインストール手順・コマンドラインの書式・設定の同期は、code.visualstudio.com の公式ドキュメントで確認しています(確認日 2026年10月17日)。

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「VSCode日本語化とインストール手順|Win/Mac/Linuxと直し方」

VS Code とは:無料で使えるMicrosoftのコードエディター

VS Code(Visual Studio Code)は、Microsoft が配布している無料のコードエディターです。Windows・Mac・Linux で同じ画面・同じ操作で使えます。拡張機能(あとから足す追加機能)で、言語のサポートや Git の操作、AI の補完などを増やせます。

公式ドキュメントの動作環境は次のとおりです(2026年10月17日時点)。

項目 公式ドキュメントの記載
ダウンロードの大きさ 200MB 未満。インストール後は 500MB 未満
目安のハードウェア 1.6GHz 以上の CPU、1GB 以上のメモリ
Windows サポート期間中の Windows クライアント(64ビット)。Windows Server は対象外
macOS Apple のセキュリティ更新がある版(通常は最新と、その前の2つ)
Linux Ubuntu Desktop 20.04・Debian 10・RHEL 8・Fedora 36 以降。GLIBC 2.28 以上

VS Code は毎週リリースされ、自動で更新されます。確認日の最新版は 1.142.0 です。

VS Code のインストール(Windows)

ユーザー版とシステム版の違い

Windows 版には2種類のインストーラーがあります。公式ドキュメントが勧めているのはユーザー版です。

種類 管理者権限 入る場所 向いている人
User Installer(ユーザー版) 不要 %LOCALAPPDATA%\Programs\Microsoft VS Code ほとんどの人。更新がいちばん滑らか
System Installer(システム版) 必要 Program Files の下 1台を複数のユーザーで使う場合
ZIP 版 不要 展開した場所 更新は毎回手作業

ユーザー版を管理者として実行すると、自動更新が止まります。

インストーラーの選択肢

インストーラーの途中で「追加タスクの選択」の画面が出ます。VS Code 1.142.0 のインストーラー定義で確かめた選択肢と、最初からチェックが入っているかどうかは次のとおりです。

選択肢(日本語の画面の文言) 最初の状態 おすすめ
デスクトップにアイコンを作成(英語の画面:Create a desktop icon) オフ 好みで
エクスプローラーのファイル コンテキスト メニューに [Code で開く] アクションを追加する オフ オン。右クリックで開ける
エクスプローラーのディレクトリ コンテキスト メニューに [Code で開く] アクションを追加する オフ オン。フォルダーごと開ける
サポートされているファイルの種類のエディターとして、Code を登録する オン 好みで
PATH への追加(再起動後に使用可能) オン オンのまま。code コマンドが使える

英語の画面では、PATH の項目は「Add to PATH (requires shell restart)」、右クリックの項目は「Add "Open with Code" action to Windows Explorer file context menu」と表示されます。PATH への追加は、開いていたコマンドプロンプトや PowerShell を開き直すと有効になります。

winget で入れる

コマンドで入れる場合は、Windows に標準で入っている winget を使います。

winget install -e --id Microsoft.VisualStudioCode

VS Code のインストール(Mac)

  1. 公式サイト(code.visualstudio.com)から macOS 版をダウンロードします。Intel と Apple シリコン(M1 以降)の両方で動く Universal 版と、それぞれ専用の版があります。
  2. ダウンロードしたファイルを開き、「Visual Studio Code.app」をアプリケーションフォルダーへ移します。
  3. アプリケーションフォルダーから起動します。Dock に残すには、Dock のアイコンを Control キーを押しながらクリックし、オプションから Dock に残す項目を選びます。

Homebrew を使っている場合は、次の1行で入ります。

brew install --cask visual-studio-code

Mac で code コマンドを使えるようにする

Mac では、ターミナルで code コマンドを使うために、VS Code の中で1回だけ操作します。

  1. Cmd+Shift+P でコマンドパレットを開く
  2. shell command と入力し、「Shell Command: Install 'code' command in PATH」を選ぶ(日本語化した後なら「シェル コマンド: PATH 内に 'code' コマンドをインストールします」)
  3. ターミナルを開き直す

手で設定する場合は、~/.zprofile(zsh)に次の行を足します。

export PATH="$PATH:/Applications/Visual Studio Code.app/Contents/Resources/app/bin"

関連記事「Linux環境変数PATHの設定方法|exportと.bashrcの使い分け早見表」で扱っています。

VS Code のインストール(Linux)

Linux では、ディストリビューションのパッケージ管理で入れると、OS の更新と一緒に VS Code も更新されます。

ディストリビューション 入れ方 更新
Ubuntu・Debian .deb を入れる(apt リポジトリも登録される) apt で更新
Fedora・RHEL Microsoft の yum リポジトリを登録して dnf dnf で更新
openSUSE リポジトリを登録して zypper zypper で更新
Snap が使える環境 snap install --classic code 自動

Ubuntu・Debian

公式サイトから .deb をダウンロードし、apt で入れます。

sudo apt install ./<ダウンロードしたファイル>.deb

インストール中に「Microsoft の apt リポジトリを追加するか」を聞かれます。追加すると、以後は sudo apt upgrade で VS Code も更新されます。リポジトリを手で登録する場合は、公式ドキュメントの手順が次の形です。

sudo apt install wget gpg
wget -qO- https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/microsoft.gpg

/etc/apt/sources.list.d/vscode.sources を次の内容で作ります。

Types: deb
URIs: https://packages.microsoft.com/repos/code
Suites: stable
Components: main
Architectures: amd64,arm64,armhf
Signed-By: /usr/share/keyrings/microsoft.gpg
sudo apt update
sudo apt install code

Fedora・RHEL

sudo rpm --import https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc
echo -e "[code]\nname=Visual Studio Code\nbaseurl=https://packages.microsoft.com/yumrepos/vscode\nenabled=1\nautorefresh=1\ntype=rpm-md\ngpgcheck=1\ngpgkey=https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc" | sudo tee /etc/yum.repos.d/vscode.repo > /dev/null
dnf check-update
sudo dnf install code

Snap

sudo snap install --classic code

WSL2 の Ubuntu から使う場合は、VS Code は Windows 側に入れ、WSL の中では code . で開く形になります。関連記事「WSL2環境構築|Ubuntu開発環境をコマンドだけで整える手順」で扱っています。

インストールできたか確かめる

ターミナル(Windows は PowerShell)で次を実行します。

code --version

1行目に版(確認日の最新は 1.142.0)、2行目にコミットID、3行目にアーキテクチャ(x64 や arm64)が出れば、code コマンドも使える状態です。code が見つからないと出る場合は、Windows はターミナルを開き直す、Mac は前の節の Shell Command を実行する、が直し方です。

VS Code を日本語化する手順(Japanese Language Pack)

日本語化に使うのは、Microsoft が配布している拡張機能「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」です。

項目 値
拡張機能の名前 Japanese Language Pack for Visual Studio Code
拡張機能 ID MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja
発行元 Microsoft(MS-CEINTL)
料金 無料

日本語の Windows や Mac で VS Code を初めて起動すると、右下に「表示言語を日本語に変更するには言語パックをインストールします。」という通知が出ます(英語の表示では「Install language pack to change the display language to Japanese.」)。この通知の「インストールして再起動」を押せば、次の手順はまとめて終わります。 通知を閉じてしまった場合や、英語の OS で使う場合は、次の4手順です。

1

コマンドパレットを開く

Windows・Linux は Ctrl+Shift+P、Mac は Cmd+Shift+P。メニューの「View」→「Command Palette」でも開けます。

2

「display」と入力し、Configure Display Language を選ぶ

日本語化した後は「表示言語を構成する」という名前になります。

3

一覧の「Available」から「日本語」を選ぶ

一覧は「Installed」(入っている言語)と「Available」(入れられる言語)に分かれています。Available の言語を選ぶと、言語パックが自動で入ります。

4

「Restart」を押して再起動する

再起動すると、メニューが「ファイル(F)・編集(E)・選択(S)・表示(V)・移動(G)・ターミナル(T)・ヘルプ(H)」に変わります。

以前の手順で紹介されていた「Install additional languages...」の項目は、1.142.0 の一覧にはありません。入れられる言語は「Available」の欄に直接並びます。

拡張機能の画面から入れる

  1. Ctrl+Shift+X(Mac は Cmd+Shift+X)で拡張機能の画面を開く
  2. 検索欄に japanese と入力し、「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」の「Install」を押す
  3. 右下に出る「Change Language and Restart」(言語を変更し再起動)を押す

コマンドで入れる(複数のPCに同じ設定を配る場合)

code --install-extension MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja

入れただけでは表示言語は変わりません。日本語の OS なら、次の起動から OS の言語に合わせて日本語になります。英語の OS では、次の節の argv.json に "locale": "ja" を書きます。

社内のネットワークから Marketplace(拡張機能の配布サイト)につながらない場合は、Marketplace のページから VSIX ファイル(拡張機能の配布ファイル)をダウンロードし、ファイルのパスを指定して入れられます。

code --install-extension ./MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja.vsix

表示言語の決まり方:argv.json と --locale

「表示言語を構成する」で言語を選ぶと、VS Code は argv.json というファイルに "locale": "ja" を書き込みます。argv.json は、起動時の引数を保存しておくファイルです。

OS argv.json の場所
Windows %USERPROFILE%\.vscode\argv.json
Mac ~/.vscode/argv.json
Linux ~/.vscode/argv.json

コマンドパレットの「Preferences: Configure Runtime Arguments」(日本語では「基本設定: ランタイム引数の構成」)で、エディターの中に開けます。日本語を選んだ後の中身は次の形です。

// This configuration file allows you to pass permanent command line arguments to VS Code.
// Only a subset of arguments is currently supported to reduce the likelihood of breaking
// the installation.
//
// PLEASE DO NOT CHANGE WITHOUT UNDERSTANDING THE IMPACT
//
// NOTE: Changing this file requires a restart of VS Code.
{
    // Use software rendering instead of hardware accelerated rendering.
    // This can help in cases where you see rendering issues in VS Code.
    // "disable-hardware-acceleration": true,
    "locale": "ja"
}

優先順位

VS Code 1.142.0 のソース(src/mainImpl.ts の getUserDefinedLocale)では、表示言語は次の順に決まります。

順位 決め手 例
1 起動時の --locale code --locale=en
2 argv.json の "locale" "locale": "ja"
3 OS の表示言語 日本語の Windows なら ja

決まった言語の言語パックが入っていなければ、英語で表示されます。ja-JP のように地域付きで書いた場合は、ja-jp → ja の順に、入っている言語パックを探します。

argv.json を書き間違えるとどうなるか(実行結果)

argv.json を読む関数(src/vs/base/common/jsonc.ts)をそのまま動かし、日本語の言語パックが入っている前提で、書き方ごとの結果を確かめました。表示言語の判定は、ソースの getUserDefinedLocale と resolveLanguagePackLanguage と同じ手順です。

A コメントあり(既定の形): locale="ja" → 表示言語 ja
B 末尾にカンマ: locale="ja" → 表示言語 ja
C 項目の間のカンマ抜け: 読めない → 既定値で起動 (SyntaxError: Expected ',' or '}' after property value in JSON at position 34 (line 3 column 2))
C 項目の間のカンマ抜け: locale=undefined → 表示言語 (OS の言語で判定)
D シングルクォート: 読めない → 既定値で起動 (SyntaxError: Expected property name or '}' in JSON at position 3 (line 2 column 2))
D シングルクォート: locale=undefined → 表示言語 (OS の言語で判定)
E 全角の引用符: 読めない → 既定値で起動 (SyntaxError: Unexpected token '“', "{)
E 全角の引用符: locale=undefined → 表示言語 (OS の言語で判定)
F ja-JP と書いた: locale="ja-jp" → 表示言語 ja
G jp と書いた: locale="jp" → 表示言語 en(言語パックが見つからない)
H 起動時に --locale=en: locale="en" → 表示言語 en

分かったことは3つです。

  • コメントと末尾のカンマは許される(A・B)。argv.json は「コメント付き JSON」として読まれます。
  • カンマ抜け・シングルクォート・全角の “ ” は、ファイル全体が読めなくなる(C・D・E)。このとき locale も無視され、OS の言語で表示されます。VS Code は「Unable to read argv.json configuration file in (パス), falling back to defaults」というログを出します。英語の OS なら英語になります。
  • 言語コードは ja(F・G)。ja-JP は ja に読み替えられますが、jp は別の言語として扱われ、英語になります。

argv.json が読めない状態で「表示言語を構成する」を使うと、「表示言語に書き込めません。ランタイム設定を開いて、ファイル内のエラー/警告を修正してからもう一度お試しください。」という通知が出ます。通知の「ランタイム設定を開く」から argv.json を開き、赤い波線の箇所を直します。

VS Code が日本語にならないときの原因と直し方

症状 原因 直し方
日本語を選んだのに英語のまま VS Code が完全に終了していない 全ウィンドウを閉じて起動し直す。Mac は Cmd+Q で終了
「表示言語に書き込めません」と出る argv.json の書式エラー 「ランタイム設定を開く」で開き、カンマや引用符を直す
argv.json に ja と書いたのに英語 カンマ抜け・全角の引用符でファイルが読めない 上の実行結果 C〜E を参照して直す
argv.json に jp と書いた 言語コードの誤り "locale": "ja" に直す
特定のショートカットからだけ英語 起動オプションに --locale=en が付いている ショートカットのプロパティから --locale を消す
別のPCで英語に戻したら、こちらも英語に 設定の同期(Settings Sync)で表示言語が同期された 「UI の状態」の同期を外すか、両方で言語をそろえる
拡張機能の画面に日本語パックが出ない 社内ネットワークで Marketplace に届かない VSIX を入手し code --install-extension で入れる
起動のたびに言語パックの読み込みに失敗する 翻訳のキャッシュ(clp フォルダー)が壊れた VS Code を終了し、ユーザーデータの clp フォルダーを消す
メニューは日本語だが一部が英語 その文字列の翻訳がまだない、または拡張機能側が未対応 不具合ではない。次の節を参照

設定の同期は、公式ドキュメントの同期対象のうち「UI State(UI の状態)」に「Display language(表示言語)」が含まれています。

clp フォルダーは、言語パックの翻訳を起動用にまとめたキャッシュです。ソース(src/vs/base/node/nls.ts)では、ユーザーデータの下の clp に作られ、壊れた印(corrupted.info)があると次の起動で自動的に消して作り直します。手で消す場合の場所は次のとおりです。

OS ユーザーデータの場所
Windows %APPDATA%\Code
Mac ~/Library/Application Support/Code
Linux ~/.config/Code

日本語化しても一部が英語のまま残る理由

Japanese Language Pack の翻訳データを数えると、VS Code 本体の画面の文字列は 24,392 件ありました。このうち、ひらがな・カタカナ・漢字を1文字も含まない(英語のまま、または記号や製品名だけの)ものが 3,304 件でした。

24,392件言語パックに入っている本体の文字列Japanese Language Pack 1.131.0 の翻訳データ
3,304件日本語の文字を含まない文字列製品名・記号だけのものも含む
1,669件そのうちチャット(AI)機能の文字列新しい機能ほど英語が残りやすい

日本語の文字を含まない文字列の約半分(1,669件)は、チャットなど AI 機能の画面でした。新しい機能の文言は、翻訳が追いつくまで英語で出ます。翻訳がない文字列は、ソースの処理でも英語の原文がそのまま使われます。

もう一つの理由は版の差です。確認日の時点で VS Code 本体は 1.142.0、Marketplace の Japanese Language Pack は 1.131 系でした。本体の新しい版で増えた文言は、言語パックの更新まで英語です。拡張機能(Python・Java など)の画面は、それぞれの拡張機能が日本語訳を持っているかで決まります。

VS Code を英語に戻す方法

1表示言語を構成する → English

コマンドパレットで「表示言語を構成する」を選び、「English (en)」を選んで再起動します。argv.json は "locale": "en" になります。いちばん確実な戻し方です。

2表示言語設定のクリア

コマンドパレットの「表示言語設定のクリア」(Clear Display Language Preference)は、argv.json の locale を消します。消した後は OS の言語で決まるので、日本語の OS で言語パックが入っていれば日本語のままです。

31回だけ英語で起動する

ターミナルで code --locale=en。argv.json は書き換わりません。英語の画面の文言を確かめたいとき、英語の手順書と見比べたいときに使えます。

4言語パックをアンインストールする

拡張機能の画面で Japanese Language Pack を「アンインストール」して再起動します。日本語の OS では、起動時に言語パックを勧める通知がまた出ます。通知の「再表示しない」で止められます。

インストール直後に入れておく設定

設定は Ctrl+,(Mac は Cmd+,)の設定画面か、settings.json で変えます。最初に変えておくと困りにくいのは次の項目です。既定値は VS Code 1.142.0 のソースで確かめました。

設定 既定値 変える理由
files.autoSave off afterDelay で保存忘れがなくなる
editor.renderWhitespace selection all で空白とタブが見える
files.trimTrailingWhitespace false true で行末の空白を保存時に消す
files.insertFinalNewline false true で最後に改行を入れる
files.autoGuessEncoding false true で Shift_JIS のファイルの文字化けを防ぐ
editor.wordWrap off on で長い行を画面幅で折り返す
{
  "files.autoSave": "afterDelay",
  "editor.renderWhitespace": "all",
  "files.trimTrailingWhitespace": true,
  "files.insertFinalNewline": true,
  "files.autoGuessEncoding": true,
  "files.candidateGuessEncodings": ["utf8", "shiftjis"],
  "editor.wordWrap": "on"
}

files.candidateGuessEncodings は、文字コードを推測するときの候補です。日本語のファイルでは UTF-8 と Shift_JIS(shiftjis)を並べておくと、推測が安定します。設定の全文と各項目の意味は、関連記事「VS Code settings.jsonおすすめ設定|コピペ用全文と各項目解説」で扱っています。

VS Code の使い方:最初に覚える操作

インストールと日本語化が終わったら、まずフォルダーを開きます。「ファイル」→「フォルダーを開く」で作業するフォルダーを選ぶと、左のエクスプローラーにファイルが並びます。インターネットから取ってきたフォルダーを開くと「このフォルダー内のファイルの作成者を信頼しますか?」と聞かれます。中身を確かめてから信頼します。

最初に覚える操作は次のとおりです(公式の既定のキー割り当て)。

操作 Windows・Linux Mac
すべてのコマンドを表示 Ctrl+Shift+P または F1 Cmd+Shift+P または F1
ファイル名で開く Ctrl+P Cmd+P
設定を開く Ctrl+, Cmd+,
拡張機能の画面 Ctrl+Shift+X Cmd+Shift+X
ターミナルの表示・非表示 Ctrl+` Ctrl+`
エクスプローラーの表示 Ctrl+Shift+E Cmd+Shift+E
サイドバーの表示・非表示 Ctrl+B Cmd+B
キーボード ショートカットの一覧 Ctrl+K Ctrl+S Cmd+K Cmd+S

迷ったら Ctrl+Shift+P で操作の名前を入力すれば、たいていの機能にたどり着けます。ショートカットの一覧は関連記事「VSCodeショートカット一覧|Win/Mac対応130項目とAI操作・変更方法」で扱っています。AI の補完を使う場合は、関連記事「GitHub Copilotの使い方|ショートカット・コマンド一覧と設定」で扱っています。

よくある質問

Q. vscode 日本語化は無料ですか? A. 無料です。VS Code 本体も Japanese Language Pack も、料金はかかりません(2026年10月17日時点)。

Q. vscode 日本語の設定はどこにありますか? A. 設定画面ではなく、コマンドパレットの「Configure Display Language」(日本語化後は「表示言語を構成する」)です。中身は argv.json の "locale" に保存されます。本文の「表示言語の決まり方」を参照。

Q. vscode インストールはユーザー版とシステム版のどちらを選べばよいですか? A. 公式ドキュメントはユーザー版を勧めています。管理者権限がいらず、更新も滑らかです。1台を複数の人で使うときはシステム版です。

Q. vs code 日本語にならないのはなぜですか? A. 多いのは、再起動していない、argv.json の書式エラー、言語コードを jp と書いた、の3つです。本文の「日本語にならないときの原因と直し方」の表で確かめられます。

Q. vscode 日本語化しても一部が英語なのはなぜですか? A. 新しい機能(特にチャット)の文言は、翻訳が追いつくまで英語で出ます。確認日の時点で、本体は 1.142.0、言語パックは 1.131 系でした。

Q. vscode 使い方はどこから覚えればよいですか? A. 「フォルダーを開く」と Ctrl+Shift+P(すべてのコマンドを表示)からです。操作の名前を入力すれば機能を探せます。

Q. 日本語化した後に英語に戻せますか? A. 戻せます。「表示言語を構成する」で English を選んで再起動します。日本語の OS では「表示言語設定のクリア」だけだと日本語のままになります。

まとめ

  • インストールは、Windows はユーザー版(または winget)、Mac は .app をアプリケーションへ(または Homebrew)、Linux はパッケージ管理(.deb・dnf・snap)。
  • 日本語化は Japanese Language Pack(MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja)を入れ、「Configure Display Language」で日本語を選んで再起動。
  • 表示言語は --locale → argv.json → OS の言語の順に決まり、言語パックがなければ英語。
  • argv.json はコメントと末尾のカンマは許されるが、カンマ抜け・シングルクォート・全角の引用符でファイル全体が無視される。言語コードは ja。
  • 英語に戻すなら「表示言語を構成する」→ English がいちばん確実。

参考・出典

確認日はいずれも 2026年10月17日です。

  • Visual Studio Code「Display Language」:https://code.visualstudio.com/docs/configure/locales
  • Visual Studio Code「Visual Studio Code on Windows」:https://code.visualstudio.com/docs/setup/windows
  • Visual Studio Code「Visual Studio Code on macOS」:https://code.visualstudio.com/docs/setup/mac
  • Visual Studio Code「Visual Studio Code on Linux」:https://code.visualstudio.com/docs/setup/linux
  • Visual Studio Code「Requirements for Visual Studio Code」:https://code.visualstudio.com/docs/supporting/requirements
  • Visual Studio Code「Command Line Interface (CLI)」:https://code.visualstudio.com/docs/configure/command-line
  • Visual Studio Code「Settings Sync」:https://code.visualstudio.com/docs/configure/settings-sync
  • Visual Studio Code「Default keyboard shortcuts reference」:https://code.visualstudio.com/docs/reference/default-keybindings
  • Visual Studio Marketplace「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」:https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=MS-CEINTL.vscode-language-pack-ja
  • GitHub microsoft/vscode(タグ 1.142.0):https://github.com/microsoft/vscode
  • GitHub microsoft/vscode-loc:https://github.com/microsoft/vscode-loc
  • Homebrew Formulae「visual-studio-code」:https://formulae.brew.sh/cask/visual-studio-code

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「VSCode日本語化とインストール手順|Win/Mac/Linuxと直し方」

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