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経理からエンジニアへ転職|仕訳・決算・税の知識が生きる工程と、採用側の答え
経理(会計事務・財務・会計事務所)からエンジニアへ、未経験で転職することはできます。しかも、仕訳・請求と支払・月次の締め・決算・消費税という経理の仕事の流れは、会計システムや販売管理システムの機能の並びとほぼ同じで、仕様書に出てくる「勘定科目」「消し込み」「締め」「端数処理」を説明なしで読めることは、要件定義とテストの工程でそのまま生きます。 会計の仕組みは業種を問わずどの会社にもあるので、経理の知識は、どの業界のシステムでも通じる数少ない業務知識です。厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)は、経理事務を「経理・会計管理のソフトウェア、システム等を使い、社外との取引に伴う入出金、社内の資金管理、給料の支払等を行う」仕事と書いています。経理の人は、すでにシステムを毎日使う側にいます。この記事では、消費税の端数処理のしかたで同じ請求の消費税が2円ずれる例を Java で動かして見せ、経理の人が「1円のずれの原因を言葉にできる」ことが、なぜテストで生きるのかを説明します。そのうえで、他業種からの転職者を未経験から採用し、入社後4か月の研修で育てている会社の立場から、数字、職種別、転職理由別の確かめ方、年収の現実、採用する側が見ている3つ、1年目〜3年目、そして RJC の場合までを書きました。
確認日:2026年10月11日(一部は10月6日・7日・10日)。経理事務の記述と有効求人倍率は厚生労働省 jobtag、消費税の端数処理は国税庁「タックスアンサー No.6371」、情報サービス産業の売上構成は情報サービス産業協会(JISA)「2025年版 情報サービス産業 基本統計調査」、有効求人倍率(職業別)は厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」、転職後の賃金は厚生労働省「令和7年雇用動向調査」、企業の採用状況はレバテック「IT人材白書2026」、求人件数は doda の検索結果、開発者のAI利用は Stack Overflow「2025 Developer Survey」を、確認日に開いて引用しています。Java のコードは、確認日に OpenJDK 21 で実際に動かした結果です。「経理の知識が生きる工程」「面談で見ているもの」は、他業種からの転職者を採用して育てている経験をもとにした整理です。
この記事の結論
経理からエンジニアになれるか
なれる。jobtag:「他業界からの転職者も比較的多い」。経理事務もプログラマーも「特に学歴や資格は必要とされない」仕事。未経験者を採用中・検討中の企業は7割超
jobtag、レバテック「IT人材白書2026」
経理の知識は生きるか
生きる。仕訳・締め・決算・税の流れは会計・販売管理システムの機能の並びとほぼ同じ。勘定科目と仕訳の型を知っている(要件定義)、1円のずれの原因を言葉にできる(テスト)、締めの前後で数字がどう動くか分かる(テスト・運用)
本文の「システムのどこに当たるか」
どの業界でも通じるか
通じる。会計の仕組みは業種を問わずどの会社にもある。保険や物流の知識と違い、どの業界の業務システムでも「お金の流れ」の部分で生きる
本文
求人はあるか
ある。doda IT・通信業界×職種未経験歓迎 5,762件。「会計」を含む求人288件、「経理」201件(福利厚生や社内の部署の記載を含む)
doda(確認日時点)
年収はどうなるか
年収は役割で決まる。1年目は前職と同じ程度からが多く、前職によっては下がることもある。3年目に詳細設計を任されるかで差がつく
本文の「年収の現実」
採用する側は何を見ているか
分からないときにどうするか、手を動かして確かめるか、人に説明できるか。簿記の級や作品ではない
本文、採用する側の整理
いつ応募するか
今からでも。学習を終えてからでなくても応募できる。研修で育てる会社なら学ぶのは入社後からでも間に合う
本文
数字で見る「経理からエンジニア」
| 項目 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| jobtag 経理事務 | 「経理・会計管理のソフトウェア、システム等を使い、社外との取引に伴う入出金、社内の資金管理、給料の支払等を行う」「毎月の月末には、勘定科目ごとに集計を行って帳簿の残高を確定させ」。「入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない」。有効求人倍率0.55(令和7年度) | 厚生労働省 jobtag |
| 消費税の端数処理 | 「消費税額等に1円未満の端数が生じる場合は、一の適格請求書につき、税率ごとに1回の端数処理を行う必要があります」 | 国税庁「タックスアンサー No.6371」 |
| 有効求人倍率(常用・パート含む、令和8年8月) | 情報処理・通信技術者1.33倍、一般事務従事者0.29倍、職業計1.06倍 | 厚生労働省「一般職業紹介状況」参考統計表6 |
| doda | IT・通信業界×職種未経験歓迎5,762件。「会計」288件、「経理」201件 | doda(確認日時点) |
| jobtag SE(受託開発) | 「IT以外の様々な業界の経験や知識も生かせることから、他業界からの転職者も比較的多い」「理系のイメージが強いが文系も多い」 | 厚生労働省 jobtag(2026年10月7日確認) |
| 転職後の賃金 増加/減少(2025年) | 全体40.8%/31.0%。20〜24歳55.2%/17.5%、25〜29歳49.8%/23.9% | 厚生労働省「雇用動向調査」 |
| 未経験者の採用状況 | 採用中28.4%、検討中45.0%。理由:経験者採用が難しい46.5%。採用で重視:コミュニケーション能力30.7%、前職の業務内容26.9% | レバテック「IT人材白書2026」(2026年10月6日確認) |
| 開発者のAI利用 | 84%が使用または使用予定。「ほぼ正しいが完全ではない」が最大の不満66% | Stack Overflow「2025 Developer Survey」(2026年10月7日確認) |
読み方は3つです。
- 経理の人は、すでにシステムを使う側にいる。 jobtag の記述どおり、経理の仕事は会計ソフトやシステムを使うことが前提です。画面の入力と帳票の数字の関係を知っている人は、作る側に回ったときに「この画面で何が起きるか」を先に想像できます。
- 会計の仕組みは業種を問わない。 保険や物流の知識はその業界のシステムで生きますが、仕訳・締め・決算・消費税はどの会社にもあります。業務システムの「お金の流れ」の部分では、どの業界でも話が通じます。
- 事務職の求人は少なく、開発の求人は多い。 一般事務従事者の有効求人倍率は0.29倍、情報処理・通信技術者は1.33倍です。数字の正確さを、求人の多い仕事で生かす道があります。
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「経理からエンジニアへ転職|仕訳・決算・税の知識が生きる工程と、採用側の答え」
経理の仕事の流れが、システムのどこに当たるか:採用する側の整理
| 経理の仕事の流れ | システムのどこに当たるか | 要件・テスト・運用で生きる場面と、1年目にどう見えるか |
|---|---|---|
| 日々の仕訳:入出金と伝票の起票、勘定科目の判断 | 仕訳の入力・自動仕訳の機能 | 要件定義。勘定科目と仕訳の型を知っているので、設計書の「この取引はこの仕訳になる」を追える |
| 請求と支払:請求書の発行、入金の消し込み、支払の管理 | 販売管理・債権債務の機能 | テスト。請求額と入金のずれ、消し込みの漏れに気づける |
| 月次の締め:残高の確定、預金残高との突き合わせ | 月次の締め・残高の照合 | テスト・運用。締めの前後で数字がどう動くか、締めたあとに直せない理由が分かる |
| 決算:決算整理、決算書類の作成 | 決算・帳票の機能 | 要件定義・テスト。帳票の数字の意味と、どの数字とどの数字が一致すべきかが分かる |
| 税:消費税の計算、申告の準備 | 税の計算(税率・端数処理) | テスト。1円のずれの原因(税率・端数処理の単位・切り捨てか四捨五入か)を言葉にできる |
1円のずれは、テストで最もよく見つかる不具合の一つです。 国税庁は、適格請求書の消費税額の端数処理について「一の適格請求書につき、税率ごとに1回の端数処理を行う必要があります」と説明しています。次の Java のコードは、税抜98円の商品を3つ売ったときの消費税を、2つのやり方で計算したものです。
import java.math.BigDecimal;
import java.math.RoundingMode;
public class Tax {
public static void main(String[] args) {
int[] prices = {98, 98, 98}; // 税抜 98円の商品を3つ(税率10%)
BigDecimal rate = new BigDecimal("0.10");
// ① 商品ごとに消費税を計算して切り捨て、合計する
int perItem = 0;
for (int p : prices) {
perItem += new BigDecimal(p).multiply(rate).setScale(0, RoundingMode.DOWN).intValue();
}
// ② 請求書の合計に対して、税率ごとに1回だけ切り捨てる
int total = 0;
for (int p : prices) total += p;
int perInvoice = new BigDecimal(total).multiply(rate).setScale(0, RoundingMode.DOWN).intValue();
System.out.println("税抜合計: " + total + "円");
System.out.println("① 商品ごとに端数処理: 消費税 " + perItem + "円");
System.out.println("② 請求書で1回端数処理: 消費税 " + perInvoice + "円");
}
}
税抜合計: 294円
① 商品ごとに端数処理: 消費税 27円
② 請求書で1回端数処理: 消費税 29円
商品ごとに切り捨てると27円、請求書の合計で1回切り捨てると29円で、2円ずれました。 システムがどちらで計算しているかは、仕様書に書かれていなければ誰かが気づくしかありません。経理の人は、この2円を見て「端数処理の単位が違う」と原因を言えます。研修では「書く・動かす」を基礎から教えますが、「この数字はおかしい」に気づく力は、経理の仕事でしか身につきません。採用する側がはっきり言えるのは、経理出身者は数字の突き合わせと締めの段取りに壁がなく、テストの観点がお金の流れの順番に沿って出てくるということです。
経理の知識が生きる3つの場面
要件を読む
仕様書には「勘定科目」「消し込み」「締め」「按分」が説明なしに出てくる。経理の人は辞書を引かずに読み、「この取引はこの仕訳になる」を先に言える
1年目:設計書の読み合わせで止まらない
テストで異常に気づく
1円のずれ、締めの前後の残高、消し込みの漏れ。お金の流れを知っている人は「この結果はおかしい」に気づき、原因の候補を言える
1年目:テストの抜けが少ない
顧客と話せる
会計・販売管理システムの要望を出すのは、その会社の経理・財務の人。同じ言葉で話せる人は、2〜3年目に顧客との調整役へ進みやすい
2〜3年目:設計と調整へ
この3つは、研修で教えられるものではなく、入社前の仕事でしか身につきません。1年目のうちは「書く・動かす」で先輩に追いつく期間で、2年目以降、お金の流れの知識が設計の工程で差になって現れます。
経理の職種別に生きる経験
| 前職 | 特に生きる力 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 一般企業の経理(日次・月次) | 仕訳の起票、入出金の管理、月次の締め | テスト(数字の突き合わせ)、要件を読む |
| 経理(決算・税務) | 決算整理、税の計算、監査や税理士とのやり取り | 要件定義、帳票の設計、人に説明する |
| 財務・資金管理 | 資金繰りの表、支払の予定、預金口座の管理 | 計画を立てる、データの扱い |
| 会計事務所・税理士事務所のスタッフ | 複数の会社の記帳と申告。会計ソフトの使い分け | 業務の比較、要件の違いに気づく |
| 請求・債権管理の事務 | 請求書の発行、入金の消し込み、督促 | テスト(状態の移り変わり)、運用の問い合わせ対応 |
| 給与・経費精算の担当 | 給与の計算、経費の申請の確認 | テスト(計算と締め)、規程を読む |
転職理由別に、求人票で確かめること
経理から転職を考える理由で多いのは、「月末・決算期に忙しさが集中する」「同じ作業の繰り返しで手応えがない」「会計ソフトや自動化で仕事が減りそう」「手に職をつけたい」です。同じ理由を繰り返さないために、求人票で確かめる項目を整理します。
経理で起きていたこと:締めの時期に作業が集中し、休みが取りにくい
経理で起きていたこと:毎月同じ締めを繰り返し、評価の基準が見えにくい
経理で起きていたこと:入力と照合の仕事が、システムに置き換わっていく
経理で起きていたこと:会計の知識はあっても、作る側の技術がない
年収の現実:1年目は前職と同じ程度から
採用する側として正直に書くと、未経験の1年目の年収は、経理の時と同じ程度から始まることが多く、前職によっては下がることもあります。厚生労働省「雇用動向調査」では、転職入職者全体で40.8%が賃金増、31.0%が賃金減で、25〜29歳では49.8%が増、23.9%が減です。エンジニアの年収は役割で決まり、3年目に詳細設計、5年目に基本設計・リーダーへ進むかで差がつきます。年代・役割ごとの年収モデルを公開している会社なら、入る前に見通しが立ちます。
採用する側が面談で見ている3つ
分からないときにどうするか
止まったまま待つ人より、調べて聞く人のほうが伸びる
経理の人はどう話せるか:締めの直前に数字が合わなかったとき、どこから確かめて誰に相談したか
手を動かして確かめるか
AIの出力を「動かして確かめる」人かどうか
経理の人はどう話せるか:預金残高や帳簿を突き合わせてきた習慣。体験会・面談でのやり取り
人に説明できるか
顧客・先輩・AIに「何を・なぜ」を伝えられる人は設計へ進める
経理の人はどう話せるか:仕訳の考え方を、経理を知らない人に分かるように話す
見ていないのは「簿記の級」「資格の数」「作品」「学習の量」です。応募の前に何かを仕上げておかなくても応募できます。
1年目から3年目まで:経理出身者の道筋
入社〜研修
言語の基礎、データベース、Web の仕組み、設計とテスト経理の経験が生きるところ:帳簿を読むように設計書を読む。計算の確かめが早い
1年目
小さな修正、テスト、既存の仕組みを読む。「配属後、半年から1年間程度、先輩の指導を受けながら」(jobtag PG)経理の経験が生きるところ:報告・相談。画面と帳票の数字の関係が読める
2年目
機能単位で任される経理の経験が生きるところ:テストの観点をお金の流れの順番で出す。1円のずれの原因を言える
3年目詳細設計
詳細設計を書く。「3年目頃には一人で詳細設計を書けるようになる」(jobtag SE)経理の経験が生きるところ:経理・財務の人と同じ言葉で話せる。顧客との調整役へ
生成AI時代、経理の知識はさらに生きる
Stack Overflow の2025年調査では、開発者の84%がAIツールを使っているか使う予定で、66%が「ほぼ正しいが、完全ではない」ことを最大の不満に挙げています。コードの雛形はAIが出す時代になり、開発職で残るのは「何を作るかを決める」「出力を確かめる」「人に伝える」です。AIが書いた消費税の計算が、商品ごとに端数を処理しているのか、請求書の単位で処理しているのか。それを見抜けるのは、端数処理の決まりを知っている人です。
何を作るかを決める
お金の流れと締めの段取りを知っている人が、作るものを決められる
出力を確かめる
66%の開発者が「ほぼ正しいが、完全ではない」を最大の不満に挙げている。帳簿を突き合わせるように確かめる人が要る
人に伝える
AIへの指示も、仕訳の説明と同じ。相手に伝わる言葉で「何を・なぜ」を書く
確かめて分かったこと(2026年10月の公開データ)
| 項目 | 数値・記述 | 出典 |
|---|---|---|
| jobtag 経理事務 | 「経理・会計管理のソフトウェア、システム等を使い」。「特に学歴や資格は必要とされない」。関連資格に日商簿記検定。有効求人倍率0.55(令和7年度) | 厚生労働省 jobtag |
| 国税庁 タックスアンサー No.6371 | 消費税額の1円未満の端数は「一の適格請求書につき、税率ごとに1回」処理。切上げ・切捨て・四捨五入などの方法は任意 | 国税庁 |
| 一般職業紹介状況(令和8年8月分) | 有効求人倍率 情報処理・通信技術者1.33倍、一般事務従事者0.29倍、職業計1.06倍 | 厚生労働省 参考統計表6(常用・パート含む) |
| doda | IT・通信業界×職種未経験歓迎5,762件。「会計」288件、「経理」201件 | doda(確認日時点) |
| Java の例 | 税抜98円×3つ:商品ごとの切り捨て27円、請求書で1回の切り捨て29円 | OpenJDK 21 で実行(2026年10月11日) |
| jobtag SE・プログラマー | 「他業界からの転職者も比較的多い」「文系も多い」「特に学歴や資格は必要とされない」「3年目頃には一人で詳細設計」 | 厚生労働省 jobtag(2026年10月7日確認) |
| レバテック | 未経験採用中28.4%、検討中45.0%。理由:経験者採用が難しい46.5%。採用で重視:コミュニケーション能力30.7%、前職の業務内容26.9% | 「IT人材白書2026」 |
| Stack Overflow 2025 | AI利用84%、「ほぼ正しいが完全ではない」66% | 「2025 Developer Survey」 |
よくある質問
経理から未経験でエンジニアになれますか
なれます。jobtag はシステムエンジニアについて「他業界からの転職者も比較的多い」、プログラマーについて「特に学歴や資格は必要とされない」としています。経理の人はすでに会計ソフトやシステムを使う側にいて、画面と帳票の数字の関係を知っています。
経理の知識はエンジニアで生きますか
生きます。仕訳・締め・決算・税の流れは、会計システムや販売管理システムの機能の並びとほぼ同じです。勘定科目と仕訳の型を知っている力は要件定義に、1円のずれの原因を言葉にできる力はテストに、締めの前後で数字がどう動くか分かる力は運用に、そのまま生きます。
会計システムの開発だけになりますか
なりません。入社後にどの分野の開発を担当するかは会社と時期によって違います。ただ、会計の仕組みは業種を問わずどの会社にもあるので、どの業界の業務システムでも「お金の流れ」の部分で経理の知識は生きます。
数学が苦手です。経理の計算と開発の計算は違いますか
開発で使う計算の多くは、四則演算と割り算の余り、端数の処理です。経理で毎日扱っている計算と近いもので、数学の公式を使う場面は多くありません。むしろ「どこで端数を処理するか」を意識できる経理の人は、計算の不具合に気づきやすい側です。
簿記の資格は無駄になりますか
無駄になりません。応募の条件ではありませんが、資格のために学んだ仕訳と決算の知識は、業務の理解としてそのまま生きます。ITの資格は任意で、もし取りたい方は入社後に取り組むのも一つの方法です。
Excel の関数やマクロを使っていました。有利ですか
有利に働く場面があります。関数を組み合わせて集計を作った経験は、「入力→処理→出力」を考えるプログラミングの入口と同じ考え方です。ただし、プログラミング言語は研修で基礎から学ぶのが一般的です。
年収は下がりますか
1年目は経理の時と同じ程度から始まることが多く、前職によっては下がることもあります。転職入職者全体では40.8%が賃金増、31.0%が賃金減です。年収は役割で決まるので、3年目に設計を任されるか、年収モデルが公開されているかで会社を選ぶと、入った後の見通しが立ちます。
プログラミングを勉強してから応募すべきですか
いいえ。応募は今からでも受け付けています。研修で育てる会社なら、学ぶのは入社後からでも間に合います。経理の人が持っていない「書く・動かす」は研修で育ち、持っている「仕訳・締め・1円の正確さ」は研修では育ちにくいものです。
20代後半でも間に合いますか
間に合います。25〜29歳の転職入職者の49.8%が賃金増で、採用する側が見ているのは年齢ではなく向き合い方と説明する力です。迷っている間も年齢は上がるので、早めに動いたほうが選択肢は広く保てます。
経理の経験を生かせる求人はどう探せばいいですか
doda で業種をIT・通信業界、条件を職種未経験歓迎に絞り、キーワード「会計」を含めると288件、「経理」なら201件です(福利厚生や社内の部署の記載を含む件数。確認日時点)。求人票では、研修の期間と中身、1年目の仕事、役割の道、固定給かどうかが書かれているかが目安になります。
RJC に経理から転職する場合
最後に、この記事を書いている RJC(株式会社RJC)の場合を、公開中の採用情報と入社時研修の内容から書いておきます。RJC は、顧客やSIerの開発チームに入って開発する SES事業を主に、自社で引き受けて開発する SI事業も行う会社で、未経験採用は他業種からの転職者が中心です。これまでに500名以上の未経験者を育ててきました。
- 応募の条件
- 学歴不問、業界未経験者大歓迎。元フリーター・他業種からの転職者も活躍中。資格・作品は条件にしていない
- 入社時研修
- 4か月・12段階。Java の基礎から、オブジェクト指向、データベースと SQL、Web の基礎、Spring Boot、JavaScript・React・Next.js と進み、最終段階で設計・実装・単体テストのサイクルを AI と一緒に回す(AI駆動開発)
- 研修の形
- 採用した担当者が研修の修了まで伴走する
- 研修のあと
- 10年育成プログラム(技術研修・設計研修・昇進研修)。600本以上の動画講座、書籍購入費用の会社負担
- 役割の道
- SE→リーダー→プロジェクトマネージャー、またはテックリード→アーキテクト
- 給与
- 未経験・1年目は年収308万〜322万円。昇給年1回、賞与年2回
- 働き方
- 年間休日127日、完全週休2日(土日)、9:00〜18:00。11期連続黒字
- 応募
- エントリーフォームの希望職種「プログラマ(未経験者)」から。向いているかを先に確かめたい方は「インターン・研修体験を希望の方」から
経理の仕事で身につけた「仕訳と締めを知っている・数字を突き合わせる・1円の原因を言える」は、そのまま持ち込める力です。「書く・動かす」は入社後の研修で、採用した担当者が修了まで一緒に伴走します。
参考・出典
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(jobtag)「経理事務」 https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/430 (2026-10-11 確認)
- 国税庁「タックスアンサー No.6371 適格請求書等保存方式(インボイス制度)」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6371.htm (2026-10-11 確認)
- doda 求人検索 業種IT・通信×職種未経験歓迎 https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList/j_ind__01L/-op__70/-preBtn__3/ 、同×キーワード「会計」 https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList/j_k__/%E4%BC%9A%E8%A8%88/-ind__01L/-op__70/-preBtn__3/ 、同×キーワード「経理」 https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList/j_k__/%E7%B5%8C%E7%90%86/-ind__01L/-op__70/-preBtn__3/ (2026-10-11 確認、表示件数)
- 情報サービス産業協会(JISA)「2025年版 情報サービス産業 基本統計調査」図表2-20 取引先別売上高構成(2024年度、300社) https://www.jisa.or.jp/Portals/0/report/basic2025report.pdf (2026-10-10 確認)
- 厚生労働省「令和7年雇用動向調査」結果の概要 2 産業別の入職と離職 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/26-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf 、3 転職入職者の状況 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/26-2/dl/kekka_gaiyo-03.pdf (2026-10-10 確認)
- 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2025年(令和7年)平均結果の概要」表Ⅰ-8 主な産業別就業者数 https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/gaiyou.pdf (2026-10-10 確認)
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(jobtag)「システムエンジニア(受託開発)」 https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/312 、「プログラマー」 https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/313 (2026-10-07 確認)
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76397.html 、参考統計表 https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001753011.pdf (2026-10-10 確認)
- レバテック「IT人材白書2026」 https://levtech.jp/files/doc/levtech_research_2026.pdf (2026-10-06 確認)
- Stack Overflow「2025 Developer Survey」AI https://survey.stackoverflow.co/2025/ai (2026-10-07 確認)
- 株式会社RJC「採用情報」 https://www.r-jc.jp/recruitment/ (2026-10-10 確認)
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「経理からエンジニアへ転職|仕訳・決算・税の知識が生きる工程と、採用側の答え」
株式会社RJC ― SI事業・SES事業・AI駆動開発。RJCは一緒に成長を楽しめる会社です。
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RJCで一緒に開発しながら、
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RJCは、Web・モバイル・AIを活用した開発プロジェクトで、テックリードやPM・PMOも活躍するシステム開発会社です。会社を知る、待遇を確かめる、話を聞いてみる。気になるところ見てみてください!
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