結論

AWSクラウドプラクティショナーは、AWS全体の基礎知識を問う入門の認定試験です。現行は CLF-C02 で、65問・90分、1,000点中700点で合格です。

この記事でわかること

  • 4分野の配点と、採点対象50問での出題数の目安
  • 責任共有モデル・料金・サポート4プランの要点表
  • 自作12問をPythonで分野別に採点した出力

2026年10月18日更新|CLF-C02 試験ガイド・Python 3.11 で確認

試験は4つの分野から出題され、分野ごとの合格ラインは無く、全体のスコアで合否が決まります。

flowchart LR
    E[試験<br>65問<br>90分] --> D1[分野1<br>コンセプト<br>24%]
    E --> D2[分野2<br>セキュリティ<br>30%]
    E --> D3[分野3<br>サービス<br>34%]
    E --> D4[分野4<br>料金<br>12%]
    D1 & D2 & D3 & D4 --> P[合計<br>700点<br>で合格]

試験の概要を先にまとめます(2026年10月18日時点)。

項目 内容 補足
試験コード CLF-C02 試験ガイドの版
問題数・時間 65問・90分 うち15問は採点対象外
合格点 700点(100〜1,000点) 分野ごとの足切りなし
受験料 15,000円(税別)・100 USD 1回分の料金
形式 択一選択・複数選択 未回答は不正解
受験方法 テストセンター・オンライン どちらもピアソンVUE
有効期間 3年 再認定の方法は3つ
再受験 不合格から14日後 毎回、受験料がかかる

確認環境:試験の形式・分野・配点・対象サービスは AWS の公式の試験ガイド(CLF-C02、英語版と日本語版)、受験料・予約・再受験の決まりは AWS 認定の公式ページ、サポートプランの料金と提供終了日は AWS Support の公式ページとドキュメントで確かめました。要点確認用の自作12問の採点と、サポートプランの月額計算は Python 3.11.15(Ubuntu 24.04)で実際に動かした出力を載せています(確認日 2026年10月18日)。

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「AWSクラウドプラクティショナーとは|CLF-C02の範囲・配点・対策」

AWSクラウドプラクティショナー(CLF-C02)とは

AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー、略して CLP・CCP とも)は、AWS の認定資格の中で「Foundational(基礎)」に分類される試験です。 試験コードは CLF-C02 です。公式の試験ガイドは、対象者を「特定の職種によらず、AWS クラウド全体の知識を示せる人」としています。

試験ガイドが挙げる、身に付けておくとよい知識は次の4つです。これがそのまま4つの出題分野になります。

  • AWS クラウドの考え方(クラウドのコンセプト)
  • AWS クラウドのセキュリティとコンプライアンス
  • AWS の主要なサービス
  • AWS クラウドの経済性(料金の仕組み)

反対に、コードを書く・アーキテクチャを設計する・障害を直す・構築する・負荷試験をする、といった作業は試験の範囲外です(試験ガイドの「範囲外の業務」)。サービスの名前と役割、使い分け、料金とセキュリティの考え方を問う試験だと考えると、勉強の方向を決めやすくなります。

技術者が受ける意味

すでに EC2 や S3 を触っている技術者でも、ふだん使わない分野で点を落としやすい試験です。とくに次の3つは、構築の作業だけでは身に付きにくい範囲です。

範囲 構築の作業で触れにくい理由 試験での比重
責任共有モデル・コンプライアンス 契約や監査の話で、設定画面に出てこない 分野2(30%)の中心
購入オプション・コスト管理 請求は別の担当者が見ていることが多い 分野4(12%)
サポートプラン・AWS の情報源 契約の話で、ふだんは意識しない 分野4(12%)

AI や機械学習のサービス(SageMaker AI・Lex など)、分析のサービス(Athena・Kinesis・Glue など)も分野3に含まれます。

関連記事「AWSとは|初心者向けに主要サービス・料金・始め方を解説」で扱っています。

試験の概要(問題数・時間・合格点・受験料)

65問出題数採点対象50問+対象外15問
90分試験時間1問あたり約83秒
700点合格スコア100〜1,000点の換算スコア

公式の試験ガイドと認定ページの内容を表にします(2026年10月18日時点)。

項目 公式の内容
カテゴリ Foundational(基礎)
試験コード CLF-C02
問題数 65問(採点対象50問・採点対象外15問。どれが対象外かは分からない)
試験時間 90分
問題の形式 択一選択(正解1つ・不正解3つ)、複数選択(5つ以上の選択肢から正解2つ以上)
採点 100〜1,000点の換算スコア。合格は700点以上
採点の方式 補整スコアリング(分野ごとの合格ラインは無く、全体で判定)
未回答・推測 未回答は不正解。推測で答えても減点は無い
受験料 15,000円(税別)、米国では 100 USD
受験方法 ピアソンVUE のテストセンター、またはオンライン監督付き試験
言語 日本語・英語など12言語(イタリア語・ドイツ語は2026年12月31日をもって終了)
結果 試験の終了から5営業日以内に、AWS Certification アカウントに掲載
有効期間 3年
推奨される経験 IT の経験は不要。AWS に最長6か月ふれた程度を想定(必須ではない)

推測にペナルティが無いので、分からない問題も空欄にせず、どれかを選んで答えます。 複数選択の問題は、問題文に「2つ選択」のように選ぶ数が書かれます。

採点対象外の15問は、今後の試験に使う問題を試すためのもので、スコアには入りません。受験者からは区別できないので、65問すべてを同じように解きます。

受験料と、予約の変更・キャンセル

AWS 認定の「受験前のポリシー」のページの内容です(2026年10月18日時点)。

項目 決まり
受験料 Foundational は 15,000円(税別)。料金は少なくとも年1回、5月に見直される
予約の変更 予約の24時間前まで。1つの予約につき2回まで
キャンセル 24時間前までなら返金。24時間を切ってからのキャンセル・欠席は受験料が戻らない
再受験 不合格のあと14日たてば受け直せる。回数の上限は無く、毎回受験料がかかる
合格後 同じ試験は2年間受け直せない
割引 認定を1つ取ると、ほかの AWS 認定試験の50%割引が使える

テストセンターとオンライン受験の違い

観点 テストセンター オンライン監督付き試験
場所 ピアソンVUE の会場 自宅や会社など(1人になれる部屋)
監督 会場の試験官 Web カメラ越しの監督者
本人確認 政府発行の身分証明書 同じ。オンラインと会場で要件が違うので事前に確認
向いている人 自宅の通信や部屋の条件をそろえにくい人 会場に行く時間を取りにくい人

オンライン受験は、英語の監督者なら24時間7日対応ですが、日本語の監督者は月曜〜土曜の9時〜16時(日本時間)です。

試験範囲(4分野と配点)

4つの分野の配点は、セキュリティとコンプライアンス(30%)とクラウドテクノロジーとサービス(34%)で、全体の64%を占めます。 採点対象の50問に配点を掛けると、分野ごとの出題数のおおよその目安になります(実際の出題数は試験ごとに違います)。

分野 配点 50問に掛けた目安 主な内容(タスク)
1. クラウドのコンセプト 24% 12問 利点・Well-Architected・移行(CAF)・クラウドの経済性
2. セキュリティとコンプライアンス 30% 15問 責任共有モデル・ガバナンス・IAM・セキュリティのサービス
3. クラウドテクノロジーとサービス 34% 17問 使い方・グローバルインフラ・コンピューティング・DB・ネットワーク・ストレージ・AI/分析・その他
4. 請求、料金、サポート 12% 6問 料金モデル・コスト管理・サポートと情報源

試験ガイドには、分野ごとに「タスク」(何ができればよいか)が書かれています。全部で19個です。

分野1:クラウドのコンセプト(24%)

タスク 押さえる用語
1.1 AWS クラウドの利点 グローバルインフラ(展開の速さ・世界展開)、高可用性・弾力性・俊敏性
1.2 設計の原則 Well-Architected フレームワークの6つの柱と、柱どうしの違い
1.3 移行の利点と戦略 AWS CAF(クラウド導入フレームワーク)、移行の戦略、データベースのレプリケーション
1.4 クラウドの経済性 固定費と変動費、オンプレミスのコスト、BYOL とライセンス込み、適正サイズ、自動化、規模の経済

Well-Architected フレームワークの6つの柱は、運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性です。AWS CAF の6つの観点は、ビジネス・人材・ガバナンス・プラットフォーム・セキュリティ・運用です。

移行の戦略は、AWS Prescriptive Guidance で「7つの R」として整理されています。

戦略 意味
Retire(廃止) 使われていないアプリを止める
Retain(保持) いまの環境に残す。あとで移すこともある
Rehost(リホスト) 手を加えずに AWS へ移す(lift and shift)
Relocate(再配置) 構成を変えずに、クラウド版の基盤や別の VPC・リージョン・アカウントへ移す
Repurchase(再購入) 別の製品(多くは SaaS)に置き換える
Replatform(リプラットフォーム) 少し手を加えて移す(例:マネージドの DB に移す)
Refactor(リファクタリング) クラウド向けに作り直す。いちばん手間がかかる

分野2:セキュリティとコンプライアンス(30%)

タスク 押さえる用語
2.1 責任共有モデル AWS の責任・利用者の責任・共有する責任、サービスによる違い(RDS・Lambda・EC2)
2.2 セキュリティ・ガバナンス・コンプライアンス AWS Artifact、暗号化(転送中・保管時)、CloudWatch・CloudTrail・Config、Inspector・Security Hub・GuardDuty・Shield
2.3 アクセス管理 IAM、ルートユーザーの保護、最小権限、IAM Identity Center、MFA、アクセスキー、Secrets Manager
2.4 セキュリティのサービスと情報源 WAF・Firewall Manager・Shield・GuardDuty、AWS Marketplace、Trusted Advisor、Knowledge Center・Security Blog

分野3:クラウドテクノロジーとサービス(34%)

タスク 押さえる用語
3.1 使い方と運用の方法 API・SDK・CLI、マネジメントコンソール、IaC、クラウド・ハイブリッド・オンプレミス
3.2 グローバルインフラ リージョン・アベイラビリティーゾーン(AZ)・エッジロケーション、複数リージョンを使う場面
3.3 コンピューティング EC2 のインスタンスタイプ、ECS・EKS、Fargate・Lambda、Auto Scaling、ロードバランサー
3.4 データベース EC2 上の DB とマネージドの DB、RDS・Aurora・DynamoDB・ElastiCache、DMS・SCT
3.5 ネットワーク VPC(サブネット・ゲートウェイ)、ネットワーク ACL・セキュリティグループ、Route 53、VPN・Direct Connect
3.6 ストレージ S3 とストレージクラス、EBS・インスタンスストア、EFS・FSx、Storage Gateway、ライフサイクル、AWS Backup
3.7 AI/ML と分析 SageMaker AI・Lex、Athena・Kinesis・Glue・Quick Sight
3.8 その他のサービス EventBridge・SNS・SQS、Connect・SES、CodeBuild・CodePipeline・X-Ray、WorkSpaces、Amplify、IoT Core

分野4:請求、料金、サポート(12%)

タスク 押さえる用語
4.1 料金モデルの比較 オンデマンド・リザーブドインスタンス・スポット・Savings Plans・Dedicated Hosts・Dedicated Instances・キャパシティ予約、データ転送料
4.2 請求・予算・コスト管理 AWS Budgets・Cost Explorer・Pricing Calculator、Organizations の一括請求、コスト配分タグ、コストと使用状況レポート
4.3 技術情報とサポート サポートプラン、Trusted Advisor・Health Dashboard、Trust and Safety チーム、AWS Partner・Marketplace、re:Post・Prescriptive Guidance

対象のサービスは19カテゴリ・111個

試験ガイドの「対象の AWS サービス」のページには、19のカテゴリに111のサービスが並んでいます(一覧はすべてではなく、変わることがあるとの注記つき)。数が多いカテゴリは次のとおりです。

カテゴリ 数 例
セキュリティ・アイデンティティ・コンプライアンス 18 IAM・KMS・GuardDuty・WAF・Shield・Artifact
マネジメントとガバナンス 16 CloudWatch・CloudTrail・Config・Organizations・Trusted Advisor
ネットワークとコンテンツ配信 11 VPC・CloudFront・Route 53・Direct Connect・API Gateway
機械学習 9 SageMaker AI・Amazon Q・Rekognition・Polly・Translate
ストレージ 8 S3・S3 Glacier・EBS・EFS・FSx・AWS Backup
分析 7 Athena・Redshift・Kinesis・Glue・EMR
データベース 6 RDS・Aurora・DynamoDB・ElastiCache・Neptune
移行と転送 6 DMS・SCT・Application Migration Service
コンピューティング 5 EC2・Lightsail・Elastic Beanstalk・Batch・Outposts

分野ごとの要点早見表

ここからは、出題の多い用語を表にまとめます。試験では「この目的に合うサービスはどれか」という形がよく使われるので、サービス名と「何をするか」を1対1で言えるかを確かめながら読みます。

責任共有モデル

AWS は「クラウドの」セキュリティ(Security of the Cloud)、利用者は「クラウドの中の」セキュリティ(Security in the Cloud)に責任を持ちます。 AWS の公式ページの区分です。

1AWS の責任

すべてのサービスを動かす基盤(建物・ハードウェア・ネットワーク・仮想化の層)を守ります。物理的な管理は利用者がそのまま引き継ぐ「継承される統制」です。

2利用者の責任

データ(暗号化の選択を含む)、IAM の権限、EC2 のゲスト OS とその上のソフト、セキュリティグループの設定などを管理します。

3共有する責任

パッチ管理・構成管理・教育は両方にあります。AWS は基盤の分を、利用者は自分の OS・アプリ・社員の分を受け持ちます。

利用者の責任の範囲は、使うサービスによって変わります。 試験ガイドのタスク2.1でも、RDS・Lambda・EC2 で責任がどう移るかが挙げられています。

管理するもの EC2 RDS Lambda・S3・DynamoDB
物理・ハードウェア・仮想化 AWS AWS AWS
OS のパッチ 利用者 AWS AWS
DB・ランタイムのパッチ 利用者 AWS AWS
ネットワークの設定(セキュリティグループなど) 利用者 利用者 (サービスによる)
IAM の権限・アクセス制御 利用者 利用者 利用者
データとその暗号化の選択 利用者 利用者 利用者

AWS の公式ページは、EC2 を「利用者がセキュリティの設定と管理をすべて行う」IaaS、S3・DynamoDB を「AWS が基盤・OS・プラットフォームを運用し、利用者はデータと IAM の権限を管理する」抽象化されたサービスとして説明しています。どのサービスでも、データと IAM は利用者の責任です。

セキュリティのサービスの使い分け

目的 サービス
AWS のコンプライアンスレポート(SOC など)を入手する AWS Artifact
誰がどの API を呼んだかを記録する AWS CloudTrail
リソースの設定と、その変更の履歴を記録・評価する AWS Config
メトリクスとログを集め、アラームを出す Amazon CloudWatch
不審な動き(脅威)を検出する Amazon GuardDuty
EC2・コンテナなどの脆弱性を自動で調べる Amazon Inspector
S3 の中の個人情報などを見つける Amazon Macie
セキュリティの検出結果を1か所に集める AWS Security Hub
DDoS 攻撃から守る AWS Shield
Web アプリへの悪いリクエストを止める AWS WAF
暗号化の鍵を管理する AWS KMS(専用のハードウェアなら CloudHSM)
パスワードや API キーを安全に保管する AWS Secrets Manager
複数アカウントへのシングルサインオン AWS IAM Identity Center

ルートユーザーとIAM

ルートユーザーは、AWS アカウントを作ったときのメールアドレスでサインインする、すべての権限を持つユーザーです。ふだんの作業には使わず、MFA(多要素認証)を設定して守ります。 IAM のドキュメントにある「ルートユーザーでしかできない作業」の例です。

  • ルートユーザーのメールアドレス・パスワードの変更(Organizations に入っていないアカウント)
  • アカウントの解約・再開(Organizations に入っていないアカウント)
  • 唯一の IAM 管理者が自分の権限を外してしまったときの復旧
  • 請求情報の画面(Billing and Cost Management)を IAM から使えるようにする
  • S3 バケットの MFA Delete を有効にする
  • すべてのプリンシパルを拒否する S3 バケットポリシーの編集・削除
  • リザーブドインスタンスのマーケットプレイスに出品者として登録する

IAM の用語は、ユーザー(人やアプリ)・グループ(ユーザーのまとまり)・ロール(一時的に引き受ける権限)・ポリシー(許可を書いた JSON)の4つです。必要な権限だけを与える「最小権限の原則」が、試験でも構築でも基本になります。

関連記事「IAMロールとは|ユーザー・ポリシーとの違いとAssumeRole、信頼ポリシー」で扱っています。

グローバルインフラ

用語 意味 試験で問われる点
リージョン 世界の各地にある、AWS のデータセンター群のまとまり(例:東京) 複数リージョンを使う理由:災害対策・事業継続・利用者への低遅延・データ主権
アベイラビリティーゾーン(AZ) リージョンの中にある、独立したデータセンターの集まり AZ どうしは単一障害点を共有しない。複数 AZ で高可用性
エッジロケーション 利用者の近くでコンテンツを配信する拠点 CloudFront・Route 53 などが使う

関連記事「AWSリージョン一覧とコード早見表|東京・大阪のAZも」で扱っています。

主要サービス早見表

分野3で名前が出る主なサービスを、「何をするか」で並べます。

分類 サービス 何をするか
コンピューティング EC2 仮想サーバーを借りる
コンピューティング Lambda サーバーを管理せず、イベントでコードを動かす
コンピューティング Lightsail 決まった月額で使える簡単な仮想サーバー
コンピューティング Elastic Beanstalk コードを上げるだけで実行環境を用意する
コンテナ ECS・EKS・Fargate コンテナを動かす(Fargate はサーバー管理なし)
ストレージ S3 ファイル(オブジェクト)を保存する
ストレージ EBS EC2 につなぐディスク(ブロックストレージ)
ストレージ EFS・FSx 複数のサーバーで共有するファイルシステム
データベース RDS・Aurora マネージドのリレーショナル DB
データベース DynamoDB マネージドの NoSQL(キー・バリュー)
データベース ElastiCache メモリ上のキャッシュ(Redis 互換など)
ネットワーク VPC AWS の中に自分専用のネットワークを作る
ネットワーク Route 53 DNS(ドメイン名の解決)
ネットワーク CloudFront エッジロケーションから配信する CDN
ネットワーク Direct Connect・VPN 社内のネットワークと AWS をつなぐ
連携 SNS・SQS・EventBridge 通知・キュー・イベントの受け渡し
管理 CloudFormation インフラをテンプレート(コード)で作る
管理 Organizations 複数のアカウントをまとめて管理・一括請求
移行 DMS・SCT DB の移行とスキーマの変換
分析 Athena S3 のデータを SQL で調べる

S3 のストレージクラスも、分野3(3.6)と分野4(4.1)の両方で問われます。

ストレージクラス 向いているデータ AZ の数
S3 Standard よく読み書きするデータ 3以上
S3 Intelligent-Tiering 読まれ方が読めないデータ(自動で層を移す) 3以上
S3 Standard-IA あまり読まないが、すぐ取り出したいデータ 3以上
S3 One Zone-IA あまり読まず、作り直せるデータ 1
S3 Express One Zone 1桁ミリ秒で読みたい、よく使うデータ 1
S3 Glacier Instant Retrieval 年に数回だけ読み、すぐ取り出したい保管データ 3以上
S3 Glacier Flexible Retrieval バックアップなど。取り出しに数分〜数時間 3以上
S3 Glacier Deep Archive 長期保管。取り出しは12時間程度 3以上

関連記事「AWS CLIコマンド一覧|よく使うS3・EC2・IAM操作とオプション早見表」で扱っています。

料金モデル(EC2の買い方)

AWS の料金の基本は「使った分だけ払う」従量課金です。 そのうえで、長く使う分を約束すると安くなる買い方があります。割引率は AWS の料金ページの値です(2026年10月18日時点)。

買い方 特徴 向いている使い方
オンデマンド 前払い・長期の約束なし。時間または秒単位 短期・予測できない負荷・試すとき
Savings Plans 一定の利用額を約束して最大72%割引 長く使い続ける分
リザーブドインスタンス 1年か3年の約束で、スタンダードは最大72%・コンバーティブルは最大66%割引 一定の負荷が続く分
スポットインスタンス 空いている容量を最大90%割引で使う。中断されることがある 止まっても再実行できるバッチ
Dedicated Hosts 物理サーバーを専有する サーバー単位のライセンスを持ち込むとき
キャパシティ予約 特定の AZ の容量を確保する 必ず起動できる必要があるとき

リザーブドインスタンスの支払い方は、全額前払い・一部前払い・前払いなしの3つです。データ転送の料金は、AWS に入ってくる通信と出ていく通信で扱いが違い、リージョンをまたぐ通信にも料金がかかります(タスク4.1)。

コスト管理のツール

ツール 何をするか
AWS Pricing Calculator 使う前に、月の料金を見積もる
AWS Cost Explorer 使った料金を、グラフで分析する
AWS Budgets 予算を決め、超えそうなときに通知する
コストと使用状況レポート(CUR) 料金の明細をいちばん細かく出す
コスト配分タグ タグごとに料金を分けて集計する
AWS Organizations の一括請求 複数アカウントの請求を1つにまとめる
AWS Trusted Advisor コスト・セキュリティなどの改善点を示す

関連記事「CloudWatchアラームをAWS CLIで作成|SNS通知・カスタム指標」で扱っています。

無料利用枠(2026年10月18日時点)

AWS の無料利用枠のページの内容です。新しいアカウントは「無料プラン」と「有料プラン」を選びます。

項目 内容
クレジット 登録時に100 USD。主なサービスを試すと、さらに最大100 USD(合計最大200 USD)
無料プランの期間 アカウントを開いてから6か月、またはクレジットを使い切るまで
無料プランの範囲 一部のサービスに限られる。有料プランに切り替えない限り請求されない
常に無料のサービス 30以上。月ごとの上限の範囲で、どちらのプランでも無料

サポートプラン(2026年10月18日時点)

サポートプランは、名前と構成が新しくなっています。 現行の試験ガイドのタスク4.3も、新しい名前(ベーシック・Business Support+・Enterprise Support・Unified Operations)で書かれています。AWS Support の料金ページの値です。

プラン 月額(最低額と、利用額に対する割合の大きいほう) 重大な障害への応答 位置づけ(公式)
ベーシック 無料(すべての利用者に含まれる) ― すべての利用者
Business Support+ 1アカウント29 USD〜。利用額の9%〜3% 30分以内 本番環境の最低限の推奨
Enterprise Support 5,000 USD〜。利用額の10%〜3% 15分以内 ビジネスに重要なワークロード
Unified Operations 50,000 USD〜。利用額の10%〜5% 5分以内 ミッションクリティカルなワークロード

これまでの Developer・Business・Enterprise On-Ramp の3プランは、2027年1月1日で提供を終えます(AWS Support のドキュメント)。Developer・Business の利用者は、それまでに Business Support+ へ移れます。Enterprise On-Ramp の利用者は、契約更新時などに Enterprise Support へ自動で移ります。参考書や問題集が旧プラン名で書かれているときは、この対応で読み替えます。

旧プラン(2027年1月1日で終了) 移り先
Developer Business Support+
Business Business Support+
Enterprise On-Ramp Enterprise Support

料金の計算をPythonで確かめる

料金ページの「最低額と、段階ごとの割合で計算した額の大きいほう」というルールを、Python でそのまま計算しました。Business Support+ は「1万 USD までは9%、1万〜8万 USD は7%、8万〜25万 USD は5%、それ以上は3%」、Enterprise Support は「15万 USD までは10%、15万〜50万 USD は7%、50万〜100万 USD は5%、それ以上は3%」です。

PLANS = {
    "Business Support+": (29, [(10_000, 0.09), (80_000, 0.07), (250_000, 0.05), (None, 0.03)]),
    "Enterprise Support": (5_000, [(150_000, 0.10), (500_000, 0.07), (1_000_000, 0.05), (None, 0.03)]),
}


def fee(usage, minimum, tiers):
    total, lower = 0.0, 0
    for upper, rate in tiers:
        top = usage if upper is None else min(usage, upper)
        if top > lower:
            total += (top - lower) * rate
        if upper is None or usage <= upper:
            break
        lower = upper
    return max(minimum, total)


print(f"{'月のAWS利用額':>14} | {'Business Support+':>18} | {'Enterprise Support':>18}")
for usage in [100, 300, 1_000, 10_000, 50_000, 200_000]:
    row = [fee(usage, *PLANS[p]) for p in PLANS]
    print(f"{usage:>13,} $ | {row[0]:>16,.2f} $ | {row[1]:>16,.2f} $")
$ python3 support_fee.py
      月のAWS利用額 |  Business Support+ | Enterprise Support
          100 $ |            29.00 $ |         5,000.00 $
          300 $ |            29.00 $ |         5,000.00 $
        1,000 $ |            90.00 $ |         5,000.00 $
       10,000 $ |           900.00 $ |         5,000.00 $
       50,000 $ |         3,700.00 $ |         5,000.00 $
      200,000 $ |        11,800.00 $ |        18,500.00 $

月の利用額が300 USD のときは、9% で計算すると27 USD なので、最低額の29 USD になります。5万 USD のときは「1万 USD×9%=900 USD」と「4万 USD×7%=2,800 USD」の合計で3,700 USD です。割合は利用額全体ではなく、段階ごとの部分にかかります。 この「最低額か割合か」と「段階ごとの割合」は、料金の問題で問われやすい考え方です。

申し込み手順(AWS Certificationアカウント→ピアソンVUE)

受験の申し込みには、AWS アカウントとは別の「AWS Certification アカウント」が要ります。 予約はそのアカウントからピアソンVUE の画面に進んで行います。

1

AWS Builder ID を作る

AWS 認定のサイト(aws.training の Certification)で、AWS Builder ID を使ってサインインします。Builder ID はメールアドレスで作る個人用の ID です。

AWS アカウント(請求のあるアカウント)とは別のもの

2

AWS Certification アカウントの名前を確かめる

アカウントの名前は、当日に見せる身分証明書の名前と同じにします。違うと受験できないことがあります。

名前の問題は AWS Training and Certification のカスタマーサービスに問い合わせる

3

ピアソンVUE で予約する

「Schedule with Pearson VUE」から、試験(CLF-C02)・言語・テストセンターかオンラインか・日時を選び、支払います。

確認メールに当日の決まりが書かれている

4

当日の準備をする

政府発行の身分証明書を用意します。オンライン受験は、部屋と PC の条件を事前に確かめます。

変更・キャンセルは24時間前まで

5

結果を確かめる

結果は5営業日以内に AWS Certification アカウントの試験履歴に出ます。スコアレポートは PDF で見られます。

不合格なら14日後から受け直せる

勉強時間の目安と進め方

公式の試験ガイドは、勉強時間ではなく「AWS に最長6か月ふれた程度」という経験の目安を示しています。 IT の経験は前提にしていません。必要な時間は、AWS を使った経験と、4分野のうちどこが弱いかで変わります。

経験ごとの重点

いまの経験 重点を置く分野 理由
AWS を使ったことがない 分野3 → 分野2 → 分野1 → 分野4 サービス名と役割を覚える量がいちばん多い
EC2・S3 などを業務で触っている 分野4 → 分野2 → 分野1 料金・サポート・責任共有は構築では触れにくい
別のクラウド(Azure・Google Cloud)を使っている 分野3(名前の対応)→ 分野4 考え方は近く、サービス名と料金の用語が違う
オンプレミスのインフラを担当している 分野1 → 分野4 固定費と変動費、従量課金の考え方が違う

公式の準備の4ステップ

AWS の認定ページは、AWS Skill Builder を使った4つのステップを示しています。

1

試験を知る

試験ガイドを読み、公式の練習問題(Official Practice Question Set)と事前テスト(Official Pretest)で、いまの位置を確かめます。

試験ガイドの19タスクが出題範囲のすべて

2

知識を補う

弱い分野をデジタルのコースで学び、AWS Builder Labs・AWS Cloud Quest・AWS Jam で手を動かします。

サービスを実際に触ると、名前と役割が結び付きやすい

3

復習と練習

分野ごとの内容を見直し、試験形式の問題・フラッシュカード・講師の解説・AWS SimuLearn・AWS Escape Room で練習します。

間違えた問題は、試験ガイドのどのタスクかを確かめる

4

準備ができたか確かめる

公式の模擬試験(Official Practice Exam)で、本番と同じ形式の問題を解きます。

分野ごとの結果を見て、低い分野へ戻る

手を動かして覚える

試験はコードを書かない形式ですが、サービスを一度動かすと「何をするか」が具体的に結び付きます。 無料利用枠の範囲で、次の操作をひととおり試すと、分野2と分野3の用語の多くにふれられます。

  • ルートユーザーに MFA を設定し、作業用の IAM ユーザー(または IAM Identity Center のユーザー)を作る
  • AWS Budgets で少額の予算とアラートを作る
  • S3 にバケットを作り、ファイルを上げて、ストレージクラスと暗号化の設定を見る
  • EC2 を1台起動し、セキュリティグループと AZ を確かめてから終了する
  • CloudTrail のイベント履歴で、いま行った操作の記録を見る

関連記事「IAMポリシーの書き方|JSONの読み方と最小権限の作り方【例文つき】」で扱っています。

要点確認の小テスト(自作12問をPythonで採点)

4分野の要点を確かめるための、自作の12問です(公式の問題ではありません)。分野の配点に近い割合(分野1が3問、分野2が4問、分野3が3問、分野4が2問)にしています。Python の標準ライブラリだけで動き、答えを渡すと分野ごとの正解数と、配点で重み付けした正答率を出します。

"""CLF-C02 の4分野を確かめる自作の小テスト(12問)と採点。
使い方: python3 clf_quiz.py            # 問題を表示
        python3 clf_quiz.py A,D,A,...  # 12問分の答えを渡して採点
"""
import sys

# 分野の配点(CLF-C02 試験ガイド)
WEIGHT = {1: 24, 2: 30, 3: 34, 4: 12}
NAME = {1: "クラウドのコンセプト", 2: "セキュリティとコンプライアンス",
        3: "クラウドテクノロジーとサービス", 4: "請求、料金、サポート"}

Q = [
    (1, "需要に合わせてリソースを自動で増やしたり減らしたりできる性質は?",
     ["弾力性(Elasticity)", "耐久性(Durability)", "可搬性(Portability)", "冗長性(Redundancy)"],
     "A", "需要に応じて増減できることを弾力性と呼ぶ。Auto Scaling が代表例。"),
    (1, "Well-Architected フレームワークの6つの柱に含まれないものは?",
     ["運用上の優秀性", "持続可能性", "コスト最適化", "スケーラビリティ"],
     "D", "6つの柱は運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性。"),
    (1, "アプリを変更せずにそのまま AWS へ移す移行戦略は?",
     ["Refactor", "Rehost", "Repurchase", "Retire"],
     "B", "Rehost は lift and shift とも呼ばれる。"),
    (2, "責任共有モデルで、EC2 のゲスト OS にパッチを当てるのは?",
     ["AWS", "利用者", "AWS と利用者が半分ずつ", "AWS Support"],
     "B", "EC2 は IaaS。ゲスト OS とその上のソフトは利用者の責任。"),
    (2, "AWS の第三者監査レポート(SOC など)を入手するサービスは?",
     ["AWS Config", "Amazon Inspector", "AWS Artifact", "AWS Shield"],
     "C", "コンプライアンスのレポートは AWS Artifact から取得する。"),
    (2, "ルートユーザーの認証情報が必要な作業は?",
     ["IAM ユーザーを作る", "S3 バケットの MFA Delete を有効にする",
      "EC2 インスタンスを起動する", "CloudTrail の証跡を作る"],
     "B", "MFA Delete の設定はルートユーザーだけが行える作業の1つ。"),
    (2, "【2つ選ぶ】API 呼び出しの記録と、リソースの設定変更の履歴を残すサービスは?",
     ["AWS CloudTrail", "AWS Config", "Amazon CloudFront", "Amazon Lightsail", "Amazon Polly"],
     "AB", "CloudTrail は誰がどの API を呼んだか、Config は設定の移り変わりを記録する。"),
    (3, "1つのリージョン内で複数の AZ にサーバーを置く主な目的は?",
     ["通信料を無料にする", "高可用性を得る", "データ主権を満たす", "ライセンス費を下げる"],
     "B", "AZ どうしは単一障害点を共有しない。1つの AZ が止まっても動き続けられる。"),
    (3, "サーバーを管理せずに、イベントに応じてコードを実行するサービスは?",
     ["Amazon EC2", "AWS Lambda", "Amazon EBS", "AWS Outposts"],
     "B", "Lambda はサーバーレスのコンピューティング。"),
    (3, "世界中の利用者の近く(エッジロケーション)でコンテンツを配信するサービスは?",
     ["Amazon Route 53", "AWS Direct Connect", "Amazon CloudFront", "Amazon VPC"],
     "C", "CloudFront はエッジロケーションでキャッシュして配信する CDN。"),
    (4, "途中で止まっても再実行できるバッチ処理を、いちばん安く動かす買い方は?",
     ["オンデマンド", "スポットインスタンス", "Dedicated Hosts", "Capacity Reservations"],
     "B", "スポットはオンデマンドより最大90%安い。ただし中断されることがある。"),
    (4, "利用額が決めた金額を超えそうなときに通知を受けるサービスは?",
     ["AWS Pricing Calculator", "AWS Cost Explorer", "AWS Budgets", "AWS Artifact"],
     "C", "Budgets は予算を決めてしきい値でアラートを出す。Cost Explorer は分析用。"),
]


def show():
    for i, (d, q, opts, _, _) in enumerate(Q, 1):
        print(f"Q{i}(分野{d}){q}")
        for k, o in zip("ABCDE", opts):
            print(f"   {k}. {o}")


def grade(ans):
    if len(ans) != len(Q):
        sys.exit(f"答えは {len(Q)} 個必要です({len(ans)} 個でした)")
    per = {d: [0, 0] for d in WEIGHT}
    for i, ((d, q, opts, right, why), a) in enumerate(zip(Q, ans), 1):
        ok = "".join(sorted(a.upper())) == right
        per[d][1] += 1
        per[d][0] += ok
        if not ok:
            print(f"× Q{i} あなた:{a.upper()} 正解:{right} … {why}")
    print("-" * 40)
    total = sum(c for c, _ in per.values())
    est = 0.0
    for d, (c, n) in per.items():
        rate = c / n
        est += rate * WEIGHT[d]
        print(f"分野{d} {NAME[d]:<16} {c}/{n}  配点{WEIGHT[d]}%")
    print(f"正解数 {total}/{len(Q)}")
    print(f"配点で重み付けした正答率 {est:.1f}%")
    if total == len(Q):
        print("全問正解")
        return
    weak = min(per, key=lambda d: per[d][0] / per[d][1])
    print(f"いちばん低い分野: 分野{weak} {NAME[weak]}")


if __name__ == "__main__":
    if len(sys.argv) == 1:
        show()
    else:
        grade(sys.argv[1].split(","))

引数なしで実行すると、問題を表示します(先頭の3問)。

$ python3 clf_quiz.py
Q1(分野1)需要に合わせてリソースを自動で増やしたり減らしたりできる性質は?
   A. 弾力性(Elasticity)
   B. 耐久性(Durability)
   C. 可搬性(Portability)
   D. 冗長性(Redundancy)
Q2(分野1)Well-Architected フレームワークの6つの柱に含まれないものは?
   A. 運用上の優秀性
   B. 持続可能性
   C. コスト最適化
   D. スケーラビリティ
Q3(分野1)アプリを変更せずにそのまま AWS へ移す移行戦略は?
   A. Refactor

構築の作業はしているが、料金とセキュリティの用語に慣れていない人を想定した答えで採点した出力です。間違えた問題には、正解と理由が出ます。

$ python3 clf_quiz.py A,B,B,B,A,A,A,B,B,C,A,B
× Q2 あなた:B 正解:D … 6つの柱は運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性。
× Q5 あなた:A 正解:C … コンプライアンスのレポートは AWS Artifact から取得する。
× Q6 あなた:A 正解:B … MFA Delete の設定はルートユーザーだけが行える作業の1つ。
× Q7 あなた:A 正解:AB … CloudTrail は誰がどの API を呼んだか、Config は設定の移り変わりを記録する。
× Q11 あなた:A 正解:B … スポットはオンデマンドより最大90%安い。ただし中断されることがある。
× Q12 あなた:B 正解:C … Budgets は予算を決めてしきい値でアラートを出す。Cost Explorer は分析用。
----------------------------------------
分野1 クラウドのコンセプト       2/3  配点24%
分野2 セキュリティとコンプライアンス  1/4  配点30%
分野3 クラウドテクノロジーとサービス  3/3  配点34%
分野4 請求、料金、サポート       0/2  配点12%
正解数 6/12
配点で重み付けした正答率 57.5%
いちばん低い分野: 分野4 請求、料金、サポート

サービスの名前(分野3)は全問正解でも、分野2と分野4で落としています。 構築に慣れた人ほど出やすい形です。複数選択の Q7 は、2つのうち1つだけ選んだので不正解になりました。本番の複数選択も、選んだ組み合わせがすべて合っていないと正解になりません(試験ガイドの「2つ以上の正解」を選ぶ形式)。

全問正解のときの出力です。複数選択の答えは、順番を入れ替えた「BA」でも正解として扱います。

$ python3 clf_quiz.py A,D,B,B,C,B,BA,B,B,C,B,C
----------------------------------------
分野1 クラウドのコンセプト       3/3  配点24%
分野2 セキュリティとコンプライアンス  4/4  配点30%
分野3 クラウドテクノロジーとサービス  3/3  配点34%
分野4 請求、料金、サポート       2/2  配点12%
正解数 12/12
配点で重み付けした正答率 100.0%
全問正解

答えの数が足りないときは、採点せずに止まります。

$ python3 clf_quiz.py A,B
答えは 12 個必要です(2 個でした)

「配点で重み付けした正答率」は、分野ごとの正答率に配点を掛けて足したものです。本番の換算スコア(100〜1,000点)の計算方法は公開されていないため、この値はスコアの予想ではなく、どの分野を見直すかを決めるための目安として使います。問題は Q のリストに足していけるので、間違えた用語を自分で問題にして増やせます。

試験当日に向けたチェックリスト

  • 1AWS Certification アカウントの名前と、身分証明書の名前が同じか違うと受験できないことがある
  • 2予約の変更・キャンセルの期限(24時間前)を確かめたか24時間を切ると受験料は戻らない
  • 3オンライン受験なら、日本語の監督者の時間(月〜土 9時〜16時)に予約したか英語の監督者は24時間対応
  • 4試験ガイドの19タスクを、用語で説明できるかとくに分野2(30%)と分野3(34%)
  • 5サポートプランを新しい名前で覚えたかベーシック・Business Support+・Enterprise Support・Unified Operations
  • 6全問に答える時間配分を決めたか90分で65問、1問あたり約83秒。未回答は不正解

再認定と、次に受ける試験

認定の有効期間は3年です。 認定ページが示す再認定の方法は、次の3つです。

方法 内容
ゲームで再認定 AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practitioner を終える
最新版の試験に合格 そのときの Cloud Practitioner の試験を受け直す
上位の試験に合格 Associate・Professional の試験に合格すると、Cloud Practitioner も更新される

認定ページが次の試験として挙げているのは、Solutions Architect – Associate・Developer – Associate・SysOps Administrator – Associate です。Cloud Practitioner に合格すると、次の試験で50%の割引が使えます。

よくある質問

Q. AWS クラウドプラクティショナーとはどんな資格ですか? A. AWS 認定の中で Foundational(基礎)に分類される試験です。現行の試験コードは CLF-C02 で、クラウドの考え方・セキュリティ・主要サービス・料金とサポートの4分野から出題されます。

Q. クラウドプラクティショナーの受験料はいくらですか? A. 2026年10月18日時点で 15,000円(税別)、米国では 100 USD です。料金は少なくとも年1回、5月に見直されます。

Q. AWS Cloud Practitioner の合格点と問題数は? A. 65問・90分で、100〜1,000点の換算スコアの700点以上で合格です。65問のうち15問は採点対象外で、どれかは分かりません。

Q. クラウドプラクティショナーの試験範囲は? A. クラウドのコンセプト(24%)、セキュリティとコンプライアンス(30%)、クラウドテクノロジーとサービス(34%)、請求・料金・サポート(12%)の4分野です。「試験範囲(4分野と配点)」の表で、19のタスクを分野ごとにまとめています。

Q. 勉強時間はどれくらい必要ですか? A. 公式の試験ガイドは時間ではなく、「AWS に最長6か月ふれた程度」という経験の目安を示しています。AWS を触っている人は、料金・サポート・責任共有モデルを重点に見直すと、短い時間で範囲を埋めやすくなります。

Q. 申し込みはどこからしますか? A. AWS Builder ID で AWS Certification アカウントにサインインし、「Schedule with Pearson VUE」から予約します。AWS アカウントとは別のアカウントです。

Q. 不合格だったらすぐに受け直せますか? A. 不合格の日から14日たてば受け直せます。回数の上限は無く、毎回受験料がかかります。

まとめ

  • AWS クラウドプラクティショナー(CLF-C02)は、AWS 全体の基礎知識を問う Foundational の試験。65問・90分・700点で合格、受験料は 15,000円(税別、2026年10月18日時点)。
  • 4分野の配点は24%・30%・34%・12%。セキュリティとサービスの2分野で64%を占める。
  • 責任共有モデルは「AWS はクラウドの、利用者はクラウドの中の」セキュリティ。データと IAM はどのサービスでも利用者の責任。
  • サポートプランは、ベーシック・Business Support+・Enterprise Support・Unified Operations。旧 Developer・Business・Enterprise On-Ramp は2027年1月1日で終了する。
  • 推測に減点は無く、未回答は不正解。全問に答える。
  • 自作の12問で採点すると、構築に慣れた人は分野2と分野4で落としやすい形が見えた。弱い分野を試験ガイドのタスクで見直す。

参考・出典

確認日はいずれも 2026年10月18日です。

  • AWS Certified Cloud Practitioner(認定ページ):https://aws.amazon.com/certification/certified-cloud-practitioner/
  • AWS 認定クラウドプラクティショナー(日本語の認定ページ):https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/
  • AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02) Exam Guide:https://docs.aws.amazon.com/aws-certification/latest/cloud-practitioner-02/cloud-practitioner-02.html
  • AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02) 試験ガイド(日本語):https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-certification/latest/cloud-practitioner-02/cloud-practitioner-02.html
  • 試験ガイド「Content Domain 1〜4」:https://docs.aws.amazon.com/aws-certification/latest/cloud-practitioner-02/cloud-practitioner-02-domain1.html
  • 試験ガイド「In-Scope AWS Services」:https://docs.aws.amazon.com/aws-certification/latest/cloud-practitioner-02/clf-02-in-scope-services.html
  • 試験ガイド「Technologies and Concepts」:https://docs.aws.amazon.com/aws-certification/latest/cloud-practitioner-02/clf-technologies-concepts.html
  • AWS Certification「Before testing」:https://aws.amazon.com/certification/policies/before-testing/
  • AWS Certification「After testing」:https://aws.amazon.com/certification/policies/after-testing/
  • AWS 責任共有モデル:https://aws.amazon.com/compliance/shared-responsibility-model/
  • IAM ユーザーガイド「Tasks that require root user credentials」:https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/root-user-tasks.html
  • AWS Support Plans:https://aws.amazon.com/premiumsupport/plans/
  • AWS Support Pricing:https://aws.amazon.com/premiumsupport/pricing/
  • AWS Support「Developer, Business, and Enterprise On-Ramp end of support」:https://docs.aws.amazon.com/awssupport/latest/user/support-plans-eos.html
  • AWS 無料利用枠:https://aws.amazon.com/free/
  • Amazon EC2 料金:https://aws.amazon.com/ec2/pricing/
  • Amazon EC2 リザーブドインスタンス:https://aws.amazon.com/ec2/pricing/reserved-instances/
  • Savings Plans:https://aws.amazon.com/savingsplans/
  • Amazon S3 ストレージクラス:https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/
  • AWS Well-Architected Framework「The pillars of the framework」:https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/framework/the-pillars-of-the-framework.html
  • AWS CAF「Foundational capabilities」:https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/overview-aws-cloud-adoption-framework/foundational-capabilities.html
  • AWS Prescriptive Guidance「Migration strategies」:https://docs.aws.amazon.com/prescriptive-guidance/latest/large-migration-guide/migration-strategies.html

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(記載例)出典:株式会社RJC「AWSクラウドプラクティショナーとは|CLF-C02の範囲・配点・対策」

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