伝わるレビューコメントは、先頭のラベルで「対応が必須かどうか」を示し、本文に「事実・理由・提案」の3つを書いたものです。 この形にそろえると、受け取った人は何をどこまで直せばよいかを1回で判断でき、確認のやり取りが減ります。

この記事は、レビューの「観点」ではなくコメントの「文面」に絞っています。ラベル別×観点別の例文60本(Markdown表とタブ区切りの両方)、国内でよく使われるプレフィックスと Google・Conventional Comments のラベル対応表、伝わりにくいコメントを直した言い換え表20組、対応必須かどうかの判断表、定型コメントの登録用ひな形、チームのレビュー規約(REVIEW.md)のテンプレート全文を載せています。何を確認するかの観点は「コードレビューの観点チェックリスト|優先順位と伝え方」で扱っています。

確認環境:例文の表とタブ区切りデータは Ubuntu 24.04・Python 3.11.15 で1つのデータから生成し、60行×4列であることを確かめています。ラベルの定義と GitHub・GitLab の手順は、2026年10月7日に各公式ページを開いて確認した内容です。

レビューコメントのラベル早見表

ラベル 意味 対応 書き出しの型
[must] 直さないとマージできない 必須 〜になっています。〜のため、〜してください
[should] 直した方がよい 原則対応。見送るなら理由を返信 〜です。〜にしませんか
[imo] 個人の意見 任意。判断は書いた人 〜の方が〜だと感じました。お任せします
[nits] 細かな点 任意。まとめて対応でよい 〜です(typo・体裁)
[ask] 質問 返信が必要。修正の依頼ではない 〜でしょうか。〜を教えてください
[info] 参考情報 不要 〜という決まり・資料があります。今回は不要です
[praise] 良かった点 不要 〜のおかげで、〜が分かりました

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「コードレビューのコメント例60|ラベル別の書き方と言い換え表」

コメントの基本形は「ラベル+事実・理由・提案」

1つのコメントに次の3つが入っていると、読んだ人がそのまま動けます。

要素 書くこと 例
事実 コードがいまどうなっているか ループの中で1件ずつSELECTしています
理由 そのままだと何が起きるか 一覧が100件なら101回の問い合わせになります
提案 どうするとよいか IN句かJOINで1回にまとめてください

そのまま貼って使える型です。

[ラベル] (事実)〜になっています。
(理由)〜のため/〜の場合に〜になります。
(提案)〜してください/〜にしませんか/〜でしょうか。

Google が公開しているレビューの手引き「How to write code review comments」でも、親切であること、理由を説明することが要点として挙げられ、人ではなくコードについて書くことが勧められています。同じページには、良い点を見つけたら伝えること、説明が必要なコードはレビュー欄で説明してもらうのではなくコード自体を分かりやすく直してもらうこと、も書かれています。

ラベルの対応表(国内のプレフィックス・Google・Conventional Comments)

ラベルの呼び方はチームや資料によって違いますが、伝えたい意図は共通しています。自分のチームのラベルが、他の流儀のどれに当たるかを1枚にまとめました。

意図 国内の例 Google Conventional Comments 対応
必ず直す must (専用のラベルなし) issue、todo、chore + (blocking) 必須
直した方がよい should、want Optional/Consider suggestion 原則対応
個人の意見 imo、imho Optional/Consider thought 任意
細かな点 nits Nit nitpick(typo、polish、quibble) 任意
質問 ask (専用のラベルなし) question 返信
参考情報 info FYI note 不要
良かった点 (この記事では praise) (本文で伝える) praise 不要

それぞれの出どころは次のとおりです。

流儀 ラベル 定義の要点
国内の技術記事で紹介されている形 must / should / nits / imo、want / imho / info / ask must は必ず対応、nits は細かな指摘、imo は個人の意見、ask は質問、info は参考情報
Google Nit / Optional(Consider)/ FYI Nit は小さな点、Optional は良い案だが必須ではない、FYI は今回の変更では対応を求めない将来の参考
Conventional Comments praise / nitpick / suggestion / issue / todo / question / thought / chore / note 書式は <label> [decorations]: <subject>。必須かどうかは装飾で示す

Conventional Comments の9ラベルと3つの装飾

ラベル 意味 日本語で書く例
praise 良い点を伝える。1回のレビューで少なくとも1つ残すことが勧められている praise: 境界値のテストがそろっていて読みやすいです
nitpick 好みによる細かな依頼。性質上マージを止めない nitpick: 変数名は複数形の方がそろいます
suggestion 改善の提案。何を・なぜを書く suggestion: 早期リターンにするとネストが2段減ります
issue 具体的な問題の指摘。suggestion と組にするとよい issue (blocking): 0件のとき例外になります
todo 小さいが受け入れ前に必要な変更 todo: 変更履歴に1行追加をお願いします
question 関係があるか確信が持てない懸念を聞く question (non-blocking): ここは再実行されても安全ですか
thought レビュー中に浮かんだ考え。性質上マージを止めない thought: 将来は設定ファイルに出せそうです
chore 受け入れ前に必要な定型作業 chore: 結合テストのジョブを1回流してください
note 読む人に知っておいてほしいこと。常にマージを止めない note: この関数は来月の変更で引数が増えます
装飾 意味
(non-blocking) この指摘が残っていても受け入れを止めない
(blocking) 解決するまで受け入れを止める
(if-minor) 変更が小さく済む場合だけ対応する

Conventional Comments のサイトでは、装飾を付けないときの既定を「止めない」にする組織と「止める」にする組織の両方がある、と説明されています。どちらにするかをチームで決めて、規約に1行書いておくと迷いません。

対応必須かどうかを決める判断表

ラベルで迷うのは、ほとんどが must と should の境目です。「マージした後に利用者やデータに影響が出るか」で分けると判断がそろいます。

確認すること はい の場合 ラベル
仕様と違う動きをする、またはデータが壊れる マージ前に直す [must]
権限・入力チェックなど安全面に穴がある マージ前に直す [must]
チームの規約や自動チェックに反している マージ前に直す [must]
件数が増えると応答が大きく遅くなる 想定件数で起きるなら必須、起きないなら推奨 [must] か [should]
後から読む人が誤解しやすい(名前・コメントの食い違い) 原則直す [should]
テストが足りないが、主要な流れは確認できている 原則直す。別のPRでもよい [should]
動きは正しく、別の書き方の方が良いと感じる 書いた人が決める [imo]
typo・空白・並び順など体裁の話 手が空いていれば [nits]
意図が読み取れない まず聞く [ask]
今回の変更の範囲外 伝えるだけ。課題票に残す [info]

迷ったら [ask] で意図を聞き、返信を見てからラベルを決めると、必須の指摘が増えすぎることを防げます。

ラベル別×観点別のコメント例文60本

命名・設計・テスト・セキュリティ・性能・可読性の6観点に、10本ずつ並べています。各観点の内訳は [must] 2本、[should] 2本、[imo] 1本、[nits] 1本、[ask] 2本、[info] 1本、[praise] 1本です。クラス名や数値は例なので、自分のコードに合わせて置き換えてください。

命名のコメント例(10本)

No ラベル コメント例文
1 [must] getUser() が登録処理も行っています。呼び出す側は「取得だけ」と読むため、登録を registerUser() に分けるか、名前を getOrCreateUser() にしてください。
2 [must] 定数 MAX が「1ページの件数」と「再試行の回数」の2か所で使われています。片方を変えるともう片方も変わるため、PAGE_SIZE と MAX_RETRY に分けてください。
3 [should] data list2 は中身が名前から読み取れません。overdueItems(返却期限を過ぎた備品)のように、入っているものを名前にしませんか。
4 [should] 真偽値 flag は true のときの意味が読み取れません。isArchived のように is/has で始めると、if 文がそのまま文章として読めます。
5 [imo] calc() は calcSubtotal() の方が、合計との違いが伝わりやすいと感じました。判断はお任せします。
6 [nits] recieve → receive の typo です。検索で見つけにくくなるので、同じつづりの3か所もあわせてお願いします。
7 [ask] tmpId と draftId は同じものを指していますか。別のものなら、違いが分かるコメントがあると助かります。
8 [ask] 単位は秒とミリ秒のどちらでしょうか。timeout を timeoutMs にすると、呼び出す側で迷わなくなりそうです。
9 [info] このリポジトリでは、DBの列名は snake_case、コード上は camelCase にそろえています(docs/naming.md)。今回の修正は不要で、次回からの参考です。
10 [praise] isReturnable という名前のおかげで、条件式を読まなくても意図が分かりました。同じ付け方を他の判定にも広げたいです。

設計のコメント例(10本)

No ラベル コメント例文
11 [must] コントローラーから直接SQLを実行しています。同じ検索が3か所に増えているため、ItemRepository に移して1か所にまとめてください。
12 [must] この変更で OrderService と StockService が互いを呼び合う形になります。初期化の順序によって起動時にエラーになるため、在庫の引き当てを別クラスに切り出してください。
13 [should] 1つのメソッドで「入力チェック・保存・メール送信」を行っています。メール送信を分けると、保存だけのテストが書きやすくなります。
14 [should] 種別ごとの if が4段になっています。種別が増えるたびに分岐が増えるため、種別ごとのクラス(または辞書)に分けませんか。
15 [imo] 設定値を引数で受け取る形にすると、テストで差し替えやすくなると思います。今回の範囲を超えるなら別のPRで構いません。
16 [nits] この private メソッドは1か所からしか呼ばれておらず、3行です。呼び出し元に戻しても読みやすさは変わらなさそうです。
17 [ask] キャッシュを使わず毎回取得する形にしたのは、鮮度を優先したためでしょうか。背景をPRの説明に残してもらえると、後から読む人が助かります。
18 [ask] この処理が途中で止まった場合、再実行しても二重登録になりませんか。想定を教えてください。
19 [info] 同じ目的の共通関数が utils/paging.py にあります。今回はこのままで問題なく、次に触るときの参考にどうぞ。
20 [praise] 外部APIの呼び出しをインターフェースの裏に置いたことで、テストがネットワークなしで動くようになっています。変更にも強い形だと思います。

テストのコメント例(10本)

No ラベル コメント例文
21 [must] 件数0件のケースのテストがありません。画面は空配列が返る前提で作られているため、0件のときの期待値を1本追加してください。
22 [must] このテストは現在時刻に依存していて、月末に実行すると結果が変わります。時刻を引数か固定値で渡す形にしてください。
23 [should] 1つのテストで5つの検証をしています。最初の検証で止まると残りの結果が分からないため、検証ごとに分けませんか。
24 [should] 境界値(上限ちょうど、上限+1)のテストがあると、条件の < と <= の取り違えに気づけます。
25 [imo] テスト名を「何をしたら・どうなる」の形(例:期限切れなら貸出不可)にすると、失敗したときに原因が一目で分かると思います。
26 [nits] テストデータの aaa test1 は、期限切れの備品 のように意味のある値にすると読みやすくなります。
27 [ask] 異常系(DB接続エラー時)は、別のテストで確認済みでしょうか。場所を教えてもらえれば見に行きます。
28 [ask] モックが返す値と本物のAPIの返り値の形は、どこかで突き合わせていますか。
29 [info] 一覧系のテストは tests/factories.py のファクトリを使うと、データの準備が1行になります。今回の修正は不要です。
30 [praise] 並び替えのテストに「同じ値が並んだとき」のケースまで入っていて、順序が安定することが確認できました。

セキュリティのコメント例(10本)

No ラベル コメント例文
31 [must] 文字列連結でSQLを組み立てています。入力値がそのままSQLの一部として解釈されるため、プレースホルダー(WHERE id = %s と引数)に変えてください。
32 [must] 他の会員のIDを指定すると、その会員の注文が取得できます。user_id = ログイン中の会員ID の条件を追加してください。
33 [should] エラー応答にスタックトレースがそのまま入っています。内部のファイル構成が外から見えるため、利用者には定型のメッセージ、詳細はログ、と分けませんか。
34 [should] トークンをログに出力しています。ログを見られる人全員が使える状態になるため、先頭4文字だけ残して伏せませんか。
35 [imo] 利用者が入力したファイル名を、そのまま保存先のパスに使っています。サーバー側で採番した名前に置き換える方が、扱いが単純になると思います。
36 [nits] .env.example に本物に見える値が入っています。changeme などの仮の値にしておくと、取り違えがなくなります。
37 [ask] この管理用エンドポイントは、権限チェックをどの層で行っていますか。ミドルウェアで見ているなら問題ありません。
38 [ask] 入力の最大長はどこで制限していますか。数MBの文字列が来た場合の動きを教えてください。
39 [info] 依存ライブラリの更新は、週次の自動PRにまとめる運用です。今回のPRでバージョンを上げる必要はありません。
40 [praise] パスワードの比較に一定時間で比較する関数を使っていて、権限チェックも最初に置かれています。安心して読めました。

性能のコメント例(10本)

No ラベル コメント例文
41 [must] ループの中で1件ずつSELECTしています。一覧が100件なら101回の問い合わせになるため、IN句かJOINで1回にまとめてください。
42 [must] 全件を取得してからアプリ側で絞り込んでいます。件数が増えるとメモリを使い切るため、WHERE と LIMIT をSQL側に移してください。
43 [should] WHERE status = ? ORDER BY created_at の検索が追加されています。(status, created_at) の索引があると、並び替えまで索引で済みます。
44 [should] 同じ設定値を1リクエストの中で3回読み込んでいます。最初に1回読んで渡す形にしませんか。
45 [imo] ここは件数が数十件で頭打ちなので、今の実装のままで十分だと思います。計測して遅ければ見直す、で良さそうです。
46 [nits] ループ内の len(items) は外で1回求めておけます。差はわずかなので、手が空いていれば、で構いません。
47 [ask] この処理の想定件数と、目標の応答時間はどのくらいでしょうか。計測結果があればPRに貼ってもらえると助かります。
48 [ask] 外部APIの呼び出しにタイムアウトは設定されていますか。応答が返らない場合の動きを確認したいです。
49 [info] 一覧APIの変更では、EXPLAIN ANALYZE の結果をPRに貼る運用にしています。次回からお願いします。
50 [praise] 変更前後の計測結果(平均 480ms → 95ms)がPRに書かれていて、効果がすぐ分かりました。

可読性のコメント例(10本)

No ラベル コメント例文
51 [must] 例外を受け取ったあと何もせず pass にしています。処理が止まっても気づけなくなるため、ログを出すか、呼び出し元に送ってください。
52 [must] コメントが実装と食い違っています(コメントは「30日」、コードは 14)。どちらが正しいか確認して、そろえてください。
53 [should] ネストが5段あります。対象外の条件を先に return する形(早期リターン)にすると、本筋が左端に並びます。
54 [should] 86400 や 3 が直接書かれています。SECONDS_PER_DAY MAX_RETRY のような名前を付けると、意味と変更箇所が分かります。
55 [imo] 三項演算子が入れ子になっている箇所は、if 文に開いた方が読みやすいと感じました。好みの範囲です。
56 [nits] import の順序がファイル内で混ざっています。フォーマッターを掛けるとそろいます。
57 [ask] この sleep(3) は何を待っていますか。理由をコメントに1行残してもらえると助かります。
58 [ask] この分岐に入るのは、どんな入力のときでしょうか。例をコメントかテストで示してもらえますか。
59 [info] 「なぜそうしたか」はコードコメント、「何を変えたか」はコミットメッセージ、という分け方にしています。次回からの参考です。
60 [praise] 関数が「取得・変換・出力」の3つに分かれていて、上から読むだけで流れが分かりました。レビューの時間も短く済みました。

タブ区切り版(表計算ソフトや定型文の管理表に貼る用)

上の60本と同じ内容です。列は「No・ラベル・観点・コメント」の4つで、タブで区切っています。

No  ラベル 観点  コメント
1   [must]  命名  `getUser()` が登録処理も行っています。呼び出す側は「取得だけ」と読むため、登録を `registerUser()` に分けるか、名前を `getOrCreateUser()` にしてください。
2   [must]  命名  定数 `MAX` が「1ページの件数」と「再試行の回数」の2か所で使われています。片方を変えるともう片方も変わるため、`PAGE_SIZE` と `MAX_RETRY` に分けてください。
3   [should]    命名  `data` `list2` は中身が名前から読み取れません。`overdueItems`(返却期限を過ぎた備品)のように、入っているものを名前にしませんか。
4   [should]    命名  真偽値 `flag` は true のときの意味が読み取れません。`isArchived` のように is/has で始めると、if 文がそのまま文章として読めます。
5   [imo]   命名  `calc()` は `calcSubtotal()` の方が、合計との違いが伝わりやすいと感じました。判断はお任せします。
6   [nits]  命名  `recieve` → `receive` の typo です。検索で見つけにくくなるので、同じつづりの3か所もあわせてお願いします。
7   [ask]   命名  `tmpId` と `draftId` は同じものを指していますか。別のものなら、違いが分かるコメントがあると助かります。
8   [ask]   命名  単位は秒とミリ秒のどちらでしょうか。`timeout` を `timeoutMs` にすると、呼び出す側で迷わなくなりそうです。
9   [info]  命名  このリポジトリでは、DBの列名は snake_case、コード上は camelCase にそろえています(docs/naming.md)。今回の修正は不要で、次回からの参考です。
10  [praise]    命名  `isReturnable` という名前のおかげで、条件式を読まなくても意図が分かりました。同じ付け方を他の判定にも広げたいです。
11  [must]  設計  コントローラーから直接SQLを実行しています。同じ検索が3か所に増えているため、`ItemRepository` に移して1か所にまとめてください。
12  [must]  設計  この変更で `OrderService` と `StockService` が互いを呼び合う形になります。初期化の順序によって起動時にエラーになるため、在庫の引き当てを別クラスに切り出してください。
13  [should]    設計  1つのメソッドで「入力チェック・保存・メール送信」を行っています。メール送信を分けると、保存だけのテストが書きやすくなります。
14  [should]    設計  種別ごとの if が4段になっています。種別が増えるたびに分岐が増えるため、種別ごとのクラス(または辞書)に分けませんか。
15  [imo]   設計  設定値を引数で受け取る形にすると、テストで差し替えやすくなると思います。今回の範囲を超えるなら別のPRで構いません。
16  [nits]  設計  この private メソッドは1か所からしか呼ばれておらず、3行です。呼び出し元に戻しても読みやすさは変わらなさそうです。
17  [ask]   設計  キャッシュを使わず毎回取得する形にしたのは、鮮度を優先したためでしょうか。背景をPRの説明に残してもらえると、後から読む人が助かります。
18  [ask]   設計  この処理が途中で止まった場合、再実行しても二重登録になりませんか。想定を教えてください。
19  [info]  設計  同じ目的の共通関数が `utils/paging.py` にあります。今回はこのままで問題なく、次に触るときの参考にどうぞ。
20  [praise]    設計  外部APIの呼び出しをインターフェースの裏に置いたことで、テストがネットワークなしで動くようになっています。変更にも強い形だと思います。
21  [must]  テスト 件数0件のケースのテストがありません。画面は空配列が返る前提で作られているため、0件のときの期待値を1本追加してください。
22  [must]  テスト このテストは現在時刻に依存していて、月末に実行すると結果が変わります。時刻を引数か固定値で渡す形にしてください。
23  [should]    テスト 1つのテストで5つの検証をしています。最初の検証で止まると残りの結果が分からないため、検証ごとに分けませんか。
24  [should]    テスト 境界値(上限ちょうど、上限+1)のテストがあると、条件の `<` と `<=` の取り違えに気づけます。
25  [imo]   テスト テスト名を「何をしたら・どうなる」の形(例:`期限切れなら貸出不可`)にすると、失敗したときに原因が一目で分かると思います。
26  [nits]  テスト テストデータの `aaa` `test1` は、`期限切れの備品` のように意味のある値にすると読みやすくなります。
27  [ask]   テスト 異常系(DB接続エラー時)は、別のテストで確認済みでしょうか。場所を教えてもらえれば見に行きます。
28  [ask]   テスト モックが返す値と本物のAPIの返り値の形は、どこかで突き合わせていますか。
29  [info]  テスト 一覧系のテストは `tests/factories.py` のファクトリを使うと、データの準備が1行になります。今回の修正は不要です。
30  [praise]    テスト 並び替えのテストに「同じ値が並んだとき」のケースまで入っていて、順序が安定することが確認できました。
31  [must]  セキュリティ  文字列連結でSQLを組み立てています。入力値がそのままSQLの一部として解釈されるため、プレースホルダー(`WHERE id = %s` と引数)に変えてください。
32  [must]  セキュリティ  他の会員のIDを指定すると、その会員の注文が取得できます。`user_id = ログイン中の会員ID` の条件を追加してください。
33  [should]    セキュリティ  エラー応答にスタックトレースがそのまま入っています。内部のファイル構成が外から見えるため、利用者には定型のメッセージ、詳細はログ、と分けませんか。
34  [should]    セキュリティ  トークンをログに出力しています。ログを見られる人全員が使える状態になるため、先頭4文字だけ残して伏せませんか。
35  [imo]   セキュリティ  利用者が入力したファイル名を、そのまま保存先のパスに使っています。サーバー側で採番した名前に置き換える方が、扱いが単純になると思います。
36  [nits]  セキュリティ  `.env.example` に本物に見える値が入っています。`changeme` などの仮の値にしておくと、取り違えがなくなります。
37  [ask]   セキュリティ  この管理用エンドポイントは、権限チェックをどの層で行っていますか。ミドルウェアで見ているなら問題ありません。
38  [ask]   セキュリティ  入力の最大長はどこで制限していますか。数MBの文字列が来た場合の動きを教えてください。
39  [info]  セキュリティ  依存ライブラリの更新は、週次の自動PRにまとめる運用です。今回のPRでバージョンを上げる必要はありません。
40  [praise]    セキュリティ  パスワードの比較に一定時間で比較する関数を使っていて、権限チェックも最初に置かれています。安心して読めました。
41  [must]  性能  ループの中で1件ずつSELECTしています。一覧が100件なら101回の問い合わせになるため、IN句かJOINで1回にまとめてください。
42  [must]  性能  全件を取得してからアプリ側で絞り込んでいます。件数が増えるとメモリを使い切るため、WHERE と LIMIT をSQL側に移してください。
43  [should]    性能  `WHERE status = ? ORDER BY created_at` の検索が追加されています。`(status, created_at)` の索引があると、並び替えまで索引で済みます。
44  [should]    性能  同じ設定値を1リクエストの中で3回読み込んでいます。最初に1回読んで渡す形にしませんか。
45  [imo]   性能  ここは件数が数十件で頭打ちなので、今の実装のままで十分だと思います。計測して遅ければ見直す、で良さそうです。
46  [nits]  性能  ループ内の `len(items)` は外で1回求めておけます。差はわずかなので、手が空いていれば、で構いません。
47  [ask]   性能  この処理の想定件数と、目標の応答時間はどのくらいでしょうか。計測結果があればPRに貼ってもらえると助かります。
48  [ask]   性能  外部APIの呼び出しにタイムアウトは設定されていますか。応答が返らない場合の動きを確認したいです。
49  [info]  性能  一覧APIの変更では、`EXPLAIN ANALYZE` の結果をPRに貼る運用にしています。次回からお願いします。
50  [praise]    性能  変更前後の計測結果(平均 480ms → 95ms)がPRに書かれていて、効果がすぐ分かりました。
51  [must]  可読性 例外を受け取ったあと何もせず `pass` にしています。処理が止まっても気づけなくなるため、ログを出すか、呼び出し元に送ってください。
52  [must]  可読性 コメントが実装と食い違っています(コメントは「30日」、コードは `14`)。どちらが正しいか確認して、そろえてください。
53  [should]    可読性 ネストが5段あります。対象外の条件を先に return する形(早期リターン)にすると、本筋が左端に並びます。
54  [should]    可読性 `86400` や `3` が直接書かれています。`SECONDS_PER_DAY` `MAX_RETRY` のような名前を付けると、意味と変更箇所が分かります。
55  [imo]   可読性 三項演算子が入れ子になっている箇所は、if 文に開いた方が読みやすいと感じました。好みの範囲です。
56  [nits]  可読性 import の順序がファイル内で混ざっています。フォーマッターを掛けるとそろいます。
57  [ask]   可読性 この `sleep(3)` は何を待っていますか。理由をコメントに1行残してもらえると助かります。
58  [ask]   可読性 この分岐に入るのは、どんな入力のときでしょうか。例をコメントかテストで示してもらえますか。
59  [info]  可読性 「なぜそうしたか」はコードコメント、「何を変えたか」はコミットメッセージ、という分け方にしています。次回からの参考です。
60  [praise]    可読性 関数が「取得・変換・出力」の3つに分かれていて、上から読むだけで流れが分かりました。レビューの時間も短く済みました。

伝わりにくいコメントの言い換え表20組

直す前のコメントは、どれも短くて書きやすいものです。そこに事実・理由・提案を足すと、受け取った人が次に何をすればよいかが分かる文面になります。

No 直す前 直した後(事実・理由・提案)
1 なぜこうしたんですか? [ask] ここで再取得しているのは、最新の在庫数が必要だからでしょうか。背景を教えてください。
2 ここ、おかしいです [must] 件数0のとき items[0] で例外になります。先に空かどうかを確認してください。
3 読みにくいです [should] ネストが5段あります。対象外の条件を先に return すると、本筋が追いやすくなります。
4 普通はこう書きません [imo] このチームでは map を使う書き方が多いです。そろえると読む人が迷いません。お任せします。
5 修正してください [must] 日付の比較が文字列のままです。10/2 が 9/30 より前と判定されるため、日付型に変換して比べてください。
6 テストは? [should] 期限切れのケースのテストがありません。条件を変えたので、1本追加しませんか。
7 前にも言いましたが… [must] ログに会員のメールアドレスが出ています。伏せる関数 mask() があるので、そちらを通してください。
8 これは遅いと思います [ask] ループ内でAPIを呼んでいます。想定件数はどのくらいでしょうか。100件を超えるなら一括取得にしたいです。
9 意味が分かりません [ask] status == 9 はどんな状態を表しますか。定数名かコメントがあると助かります。
10 命名が微妙です [should] process() は何を処理するかが読み取れません。sendReminder() のように動作を名前にしませんか。
11 全部書き直した方がいいです [should] 取得と整形が1つの関数に入っています。まず整形だけ別の関数に分けると、今回の変更が半分の行数で済みそうです。
12 LGTM [praise] 例外の扱いが3か所とも同じ形にそろっていて、読みやすかったです。問題ありません。
13 ここ要りますか? [ask] この null チェックは、上の行で初期化しているので通らないように見えます。残している理由はありますか。
14 セキュリティ的に問題です [must] IDをそのままSQLに連結しています。入力値がSQLの一部として解釈されるため、プレースホルダーに変えてください。
15 コメントを書いてください [should] この sleep(3) の理由が読み取れません。「外部APIの反映待ち」のように、なぜ必要かを1行残しませんか。
16 規約違反です [must] インデントが規約(スペース4つ)と違っています。make format を実行すると自動でそろいます。
17 自分ならこうします [imo] 辞書で分岐を持つ形も考えられます。今の if 文でも十分読めるので、判断はお任せします。
18 とりあえずこれで [info] 今回はこのままマージで問題ありません。重複の整理は課題票 #214 に残しました。
19 動作確認しましたか? [ask] 画面からの確認は、どの手順で行いましたか。手順をPRの説明に書いてもらえると、同じ手順で確認できます。
20 細かいですが直してください [nits] 末尾に空白が残っています。対応は任意です。

言い換えるときの置き換え早見表

置き換える前 置き換えた後 ねらい
あなたは〜した このコードは〜になっている 人ではなくコードを主語にする
〜すべきです 〜すると〜になります 理由を伝える
なぜ〜したのですか 〜は〜のためでしょうか 推測を添えて聞く
普通は/常識的に このチームでは/この規約では 基準の出どころを示す
ちゃんと/きちんと 〜の場合も/〜件のときも 条件を具体的にする
〜だと思いますが [imo] 〜と感じました 意見であることをラベルで示す

GitHub の提案機能で修正案をそのまま渡す

文章で説明するより、修正案のコードを渡した方が早い場面があります。GitHub のプルリクエストには、レビューコメントから修正案を提案する機能があります。GitHub Docs の手順は次のとおりです。

手順 操作
1 プルリクエストの変更ファイルの画面で、対象の行にカーソルを合わせ、青いコメントアイコンをクリックする
2 複数行にしたいときは、最初の行番号をクリックして最後の行までドラッグするか、Shift キーを押しながら最後の行番号をクリックする
3 コメント欄の提案用アイコンをクリックし、挿入された提案ブロック内のテキストを修正後の内容に書き換える
4 提案ブロックの前後に、ラベルと理由を文章で書いて送信する

受け取った側は、[提案のコミット] でその提案だけを1つのコミットとして取り込めます。複数の提案をまとめたいときは [提案をバッチに追加する] で集めてから [提案のコミット] を押します。

提案に添える文面の例です。

[should] 件数0のときに `items[0]` で例外になります。
先に空かどうかを確認する形を提案します。問題なければ、このまま取り込んでください。

(この下に、提案用アイコンで挿入した提案ブロックを置く)

GitLab での書き方

GitLab のマージリクエストでは、コメント内に次の形のコードブロックを書くと提案になります。GitLab のドキュメントに載っている記法です。

```suggestion:-0+0
修正後の行の内容をここに書く
```

-0+0 は、選んだ行から見て「上に何行・下に何行」を置き換えるかを表します。-2+2 と書くと、選んだ行の上2行と下2行を含めた範囲が対象です。GitLab のドキュメントでは、上下それぞれ100行までと説明されています。

定型コメントのひな形(Saved replies 登録用)

GitHub には、よく書く文面を登録しておく「保存済みの返信(Saved replies)」があります。GitHub Docs の作成手順は次のとおりです。

  1. 右上のプロフィール写真をクリックし、Settings を開く
  2. サイドバーの「Code, planning, and automation」の中の 保存済みの返信 をクリックする
  3. タイトルを入力し、本文を Markdown で書く
  4. 保存済み返信を追加 をクリックする

登録しておくと便利な10本です。タイトルと本文をそのまま貼れます。

タイトル:must(必須の指摘)
本文:
[must] (事実)
(理由)このままだと〜になります。
(提案)〜に変更をお願いします。

タイトル:should(推奨の指摘)
本文:
[should] (事実)
(理由)〜のため、〜にしませんか。
見送る場合は、理由を返信してもらえれば問題ありません。

タイトル:imo(意見)
本文:
[imo] 〜の方が〜だと感じました。判断はお任せします。

タイトル:nits(細かな点)
本文:
[nits] 〜です。対応は任意です。

タイトル:ask(意図の質問)
本文:
[ask] ここは〜という意図でしょうか。背景を教えてください。修正の依頼ではありません。

タイトル:info(参考情報)
本文:
[info] 参考です。〜という資料・共通関数があります(場所:)。今回の修正は不要です。

タイトル:praise(良かった点)
本文:
[praise] 〜のおかげで、〜が分かりやすかったです。

タイトル:範囲外(別PRの提案)
本文:
[info] 今回の変更の範囲を超えるので、別のPRで対応しませんか。課題票:#

タイトル:テスト追加のお願い
本文:
[should] 〜のケースのテストがありません。条件を変えているので、1本追加しませんか。
入力:/期待する結果:

タイトル:承認(Approve)
本文:
確認しました。[must] はありません。
良かった点:
任意の指摘([imo] [nits])は、対応してもしなくてもマージして問題ありません。

指摘を受けた側の返信例

コメントは返信まで含めて1つのやり取りです。対応した内容か、見送る理由のどちらかを必ず返すと、レビューが早く終わります。

場面 返信例
対応した 修正しました(コミット a1b2c3d)。0件のときのテストも追加しています。
見送る 今回は見送ります。影響範囲が広いので、課題票 #214 に残しました。
質問に答える 最新の在庫数が必要なため再取得しています。理由をコメントに追記しました。
意図が分からない 「分けた方がよい」は、ファイルを分ける意味でしょうか、関数を分ける意味でしょうか。
別の案を出す ご提案の形だと既存の呼び出し元3か所に影響するため、引数を追加する形ではどうでしょうか。
お礼を伝える 共通関数の場所を知りませんでした。次から使います。ありがとうございます。

レビュー規約(REVIEW.md)のテンプレート全文

リポジトリの直下か docs/ に置いて使えます。◯ の部分をチームの決まりに置き換えてください。

# レビュー規約(REVIEW.md)

最終更新:YYYY-MM-DD / 管理:◯◯チーム

## 1. 目的

- コードベースを少しずつ良くすること
- 知識をチームで共有すること
- 利用者に影響する不具合をマージ前に見つけること

## 2. 基本の考え方

- コメントは人ではなく、コードについて書く
- 指摘には理由を書く(事実 → 理由 → 提案)
- 良い点を見つけたら伝える(1回のレビューで1つ以上)
- 意図が読み取れないときは、指摘の前に質問する
- 好みの違いは [imo] か [nits] とし、マージを止めない

## 3. ラベル

| ラベル | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| [must] | 直さないとマージできない | 必須 |
| [should] | 直した方がよい | 原則対応。見送るときは理由を返信 |
| [imo] | 個人の意見 | 任意 |
| [nits] | 細かな点(typo・体裁) | 任意 |
| [ask] | 質問 | 返信が必要 |
| [info] | 参考情報 | 不要 |
| [praise] | 良かった点 | 不要 |

- ラベルのないコメントは [should] として扱う

## 4. [must] にする基準

- 仕様と違う動きをする、またはデータが壊れる
- 権限・入力チェックなど安全面に穴がある
- チームの規約・自動チェックに反している
- 想定件数で応答が大きく遅くなる

## 5. コメントの書き方

    [ラベル] (事実)〜になっています。
    (理由)〜のため/〜の場合に〜になります。
    (提案)〜してください/〜にしませんか。

- 修正案がはっきりしているときは、提案機能でコードを渡す
- 1つのコメントには1つの話題だけを書く
- 同じ指摘が3か所以上あるときは、1か所に書いて「他の箇所も同様です」と添える
- 議論が3往復を超えたら、通話か対面に切り替え、結論をコメントに残す

## 6. 依頼する側(書いた人)

- 1つのプルリクエストは ◯◯ 行以内を目安にする
- 説明欄に「目的・変更内容・確認方法・見てほしい点」を書く
- 自動チェック(整形・静的解析・テスト)が通ってから依頼する
- すべてのコメントに「対応した内容」か「見送る理由」を返信する
- [must] に対応したら、再レビューを依頼する

## 7. レビューする側

- 依頼から ◯ 営業時間以内に最初の返信をする
- すぐに見られないときは、いつ見られるかを返信する
- [must] が0件になったら承認する([imo] [nits] が残っていても承認してよい)
- 承認するときは、確認した範囲を一言添える

## 8. マージの条件

- 承認 ◯ 名以上
- [must] がすべて解決している
- 自動チェックがすべて成功
- マージするのは ◯◯(書いた人/レビューした人)

## 9. 自動化に任せること

- インデント・空白・import の並び順 → フォーマッター
- 命名の形式・使っていない変数 → 静的解析
- 人のレビューでは、設計・仕様・読みやすさに時間を使う

## 10. この規約の見直し

- ◯ か月に1回、振り返りで見直す
- 変更したいときは、このファイルへのプルリクエストで提案する

よくある質問

Q. ラベルは何種類から始めるとよいですか? A. [must]・[should]・[nits]・[ask] の4つから始めると覚えやすく、必須かどうかと質問かどうかが区別できます。慣れてきたら [imo]・[info]・[praise] を足します。種類を増やすより、[must] の基準をチームでそろえることの方が効果があります。

Q. [must] ばかりになってしまいます。どうすればよいですか? A. 判断表の上3行(仕様・データ、安全面、規約)に当てはまるものだけを [must] にし、残りは [should] 以下にします。意図が読み取れないものは、まず [ask] で聞いてからラベルを決めます。体裁の指摘はフォーマッターと静的解析に任せると、人のコメントは大事な点に集中できます。

Q. 英語のラベル(Conventional Comments)と日本語のプレフィックスは、どちらを使うとよいですか? A. どちらでも、チーム内で意味がそろっていれば同じように機能します。海外のメンバーや公開リポジトリとやり取りするなら Conventional Comments、国内のチームで短く書きたいなら [must] などのプレフィックスが使いやすいです。対応表を規約に貼っておくと、行き来するときに迷いません。

Q. 褒めるコメントは、わざわざ書いた方がよいですか? A. 書くことをおすすめします。Google の手引きは良い点を伝えることを勧めており、Conventional Comments も praise を1回のレビューで少なくとも1つ残すことを勧めています。良い書き方が言葉になると、チームの他の人も同じ書き方を選びやすくなります。「何が」「なぜ良かったか」まで書くのがコツです。

まとめ

  • コメントは「ラベル+事実・理由・提案」の形にすると、受け取った人が1回で判断できる
  • ラベルは「対応が必須かどうか」を伝えるためのもの。[must]・[should]・[imo]・[nits]・[ask]・[info]・[praise] の7つで足りる
  • [must] にするのは、仕様・データ・安全面・規約に関わるもの。迷ったら [ask] で意図を聞く
  • 国内のプレフィックス、Google の Nit/Optional/FYI、Conventional Comments の9ラベルは、意図で対応づけられる
  • 伝わりにくいコメントは、人ではなくコードを主語にし、理由と提案を足すと直せる
  • 修正案がはっきりしているときは提案機能、よく書く文面は保存済みの返信に任せる
  • ラベルの意味と [must] の基準を REVIEW.md に書いておくと、人によるばらつきが減る

参考・出典(確認日:2026年10月7日)

  • Google Engineering Practices「How to write code review comments」 https://google.github.io/eng-practices/review/reviewer/comments.html
  • Conventional Comments https://conventionalcomments.org/
  • GitHub Docs(pull request へのコメント) https://docs.github.com/ja/pull-requests/collaborating-with-pull-requests/reviewing-changes-in-pull-requests/commenting-on-a-pull-request
  • GitHub Docs(提案された変更の取り込み) https://docs.github.com/ja/pull-requests/collaborating-with-pull-requests/reviewing-changes-in-pull-requests/incorporating-feedback-in-your-pull-request
  • GitHub Docs(保存済みの返信の作成) https://docs.github.com/ja/get-started/writing-on-github/working-with-saved-replies/creating-a-saved-reply
  • GitLab Docs(マージリクエストでの変更の提案) https://docs.gitlab.com/user/project/merge_requests/reviews/suggestions/

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「コードレビューのコメント例60|ラベル別の書き方と言い換え表」

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