- マネジメント
マイルストーンの設定方法と例|一覧表テンプレートとタスクとの違い
マイルストーンとは、プロジェクトの途中に置く「期間ゼロの判定点」です。 作業そのものではなく、「この日に、この条件を満たしているか」を○か×で確かめる点を指します。
この記事では、設定の手順、完了条件の書き方、置く個数の目安を、架空の「備品予約システム」開発の一覧表を使って説明します。表はMarkdownとタブ区切りの両方で載せているので、そのまま貼って書き換えられます。
確認環境:Mermaid 11.14.0(@mermaid-js/mermaid-cli 11.14.0 と Chromium で描画)、Python 3.11(期日の曜日と間隔の検算)。確認日は 2026-10-05 です。
この記事の結論
- マイルストーンは期間ゼロの判定点。作業(タスク)ではなく、作業の結果を確かめる日です。
- 完了条件は○×で言える形で書く。「設計がおおむね完了」ではなく「レビュー指摘の重要度『高』が0件」のように、誰が見ても同じ答えになる文にします。
- 個数の目安は、1フェーズに1〜2個、かつ暦の月に1個以上。1か月を超えるフェーズには中間の判定点を足します。
- 1つのマイルストーンに、判定者を1人決める。担当者(作る人)ではなく、○×を言う人を書きます。
- 期日・完了条件・判定者・前提成果物の4つがそろえば、一覧表は完成です。
マイルストーン設定の早見表
| 決めること | 書き方 | 例(備品予約システム) |
|---|---|---|
| 名称 | 「何が・どうなった」の形(名詞+完了/承認/合格) | 要件定義書の承認 |
| 期日 | 1日だけ。期間では書かない | 2026-11-27 |
| 完了条件 | ○×で答えられる1文。数・状態・記録で書く | 要件定義書 v1.0 に利用部門の責任者の承認記録がある |
| 判定者 | ○×を言う人を1人 | 利用部門の責任者 |
| 前提成果物 | 判定の日にそろっている物 | 要件定義書、要件一覧 |
| 個数 | 1フェーズに1〜2個、暦の月に1個以上(目安) | 7か月で11個 |
| 置く場所 | フェーズの終わり、承認・合格・公開の日、外部との約束の日 | 受入テスト合格、本番公開 |
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「マイルストーンの設定方法と例|一覧表テンプレートとタスクとの違い」
タスク・フェーズ・成果物・ゲート・ロードマップとの違い
似た言葉は、次の3つの質問で振り分けられます。
- 期間はあるか(開始日と終了日の両方を持つか)
- 担当の単位は何か(作る人か、判定する人か、チーム全体か)
- 完了をどう判定するか(作業が終わったか、条件を満たしたか、物があるか)
| 用語 | 期間の有無 | 担当の単位 | 完了の判定方法 | 一言でいうと |
|---|---|---|---|---|
| マイルストーン | なし(1日・期間ゼロ) | 判定者1人 | 完了条件を満たしたかを○×で判定 | 判定点 |
| タスク | あり(数時間〜数日) | 作業担当者1人 | 作業が終わり、決めた出力がある | 作業 |
| フェーズ | あり(数週間〜数か月) | チーム全体 | フェーズ末のマイルストーンが○になる | 作業のまとまり |
| 成果物 | なし(物であり、時間を持たない) | 作成者とレビュー担当 | 物が存在し、レビューを通っている | 作った物 |
| ゲート | なし(1日) | 承認者(会議体) | 次へ進む/戻す/止めるを決める | 進行可否を決めるマイルストーン |
| ロードマップ | あり(数か月〜数年) | 責任者と関係者 | 判定しない(方向を示す図) | 大きな流れの図 |
ゲートはマイルストーンの一種で、「○なら次のフェーズへ進む、×なら進まない」という進行の可否が付いたものです。すべてのマイルストーンをゲートにする必要はなく、承認が要る節目だけをゲートにします。
どれとして扱うかを決める判断表
| 条件 | 選ぶもの |
|---|---|
| 開始日と終了日があり、1人が手を動かす | タスク |
| 1日だけで、条件を満たしたかを確かめたい | マイルストーン |
| ×のときに次へ進めない決まりにしたい | ゲート(マイルストーンに進行可否を付ける) |
| 「設計書」「テスト結果」のように物を指している | 成果物(マイルストーンの前提成果物の欄に書く) |
| 複数のタスクをまとめて呼びたい | フェーズ |
| 半年より先の方向を、日付を固めずに示したい | ロードマップ |
迷いやすいのは「設計書の作成」のような書き方です。これは期間を持つのでタスクです。マイルストーンにするなら「基本設計レビュー完了」のように、作業の結果が確かめられた瞬間を名前にします。
マイルストーンの設定方法(5つの手順)
手順1:フェーズの終わりと、外部との約束の日を書き出す
まず、動かしにくい日から置きます。フェーズの終わり、承認をもらう日、テストの合格日、公開日、引き継ぎの完了日が候補です。この段階では名前と日付だけで十分です。
手順2:1か月を超えるフェーズに中間点を足す
開発のように長いフェーズは、終わりの1点だけでは途中の様子が分かりません。「一部が通しで動く」時点を中間のマイルストーンにします。備品予約システムの例では、開発フェーズ(約2か月)に「予約登録の通し動作」「主要3機能の結合」を足しています。
手順3:完了条件を○×で言える形に書く
次の章の書き換え例を使って、1つずつ完了条件を書きます。
手順4:判定者と前提成果物を決める
判定者は1人にします。複数人の合意が要る場合も、最後に○×を言う人を1人書きます。前提成果物は、判定の日に机の上にそろっているはずの物です。ここに書いた物が無ければ、判定そのものができません。
手順5:一覧表にして、関係者と読み合わせる
一覧表を上から読み、「この条件なら自分も○×を言える」と判定者本人が答えられるかを確かめます。答えにくい行は、完了条件がまだあいまいです。
完了条件の書き方:○×で言える形に直す
完了条件は、数・状態・記録のどれかで書くと○×が言いやすくなります。
| 型 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 数で書く | 件数・割合を数字で | 重要度「高」の指摘が0件 |
| 状態で書く | 手順どおりに操作して通るか | 予約の登録から一覧表示までが手順書どおりに通る |
| 記録で書く | 承認・サイン・議事メモがあるか | 利用部門の責任者の承認記録がある |
直す前と直した後
| 直す前 | 判定しにくい理由 | 直した後 |
|---|---|---|
| 要件がほぼ固まる | 「ほぼ」の線が人によって違う | 要件定義書 v1.0 に利用部門の責任者の承認記録がある |
| 設計完了 | 書き終えたのか、確認まで済んだのかが分からない | レビュー指摘のうち重要度「高」が0件、「中」は対応方針が決定済み |
| 開発が順調に進んでいる | 状態ではなく感想になっている | 開発環境で予約の登録から一覧表示までが手順書どおりに通る |
| テストが終わる | 不具合が残っていてよいのかが分からない | テストケース消化率100%、未解決の不具合は重要度「高」が0件 |
| リリース準備OK | 何を確かめたのかが残らない | 判定会でチェック項目18件がすべて「可」 |
| 引き継ぎ済み | 渡した側と受けた側で認識がずれやすい | 運用担当が引き継ぎ項目一覧の全項目に受領サインをした |
書き終えたら、「判定者が5分で○×を言えるか」を目安に読み返します。資料を何冊も読み込まないと答えられない条件は、数か記録に置き換えます。
何個置くか:1フェーズに1〜2個、月に1個以上
個数に決まった正解はありませんが、次の目安から始めると過不足が見つけやすくなります。
| 目安 | 理由 |
|---|---|
| 1フェーズに1〜2個 | フェーズの終わりに1個。承認など節目が2つあるフェーズは2個 |
| 暦の月に1個以上 | 判定点が無い月があると、遅れに気づくのが翌月になる |
| 1か月を超えるフェーズには中間点を足す | 終わりの1点だけでは、途中の進み具合を確かめられない |
| 週に2個以上が続くなら減らす | 判定の準備が作業を圧迫する。細かい区切りはタスクで管理する |
下の一覧表は、この目安で置いた例です。7か月で11個、月ごとの個数は 2・1・1・1・1・2・3 で、どの月にも1個以上あります(Pythonで集計して確かめた値です)。開発フェーズだけ3個なのは、2か月を超えるため中間点を2つ足したからです。
マイルストーン一覧表のテンプレート(記入例つき)
題材は、社内の備品予約システムを新しく作る架空のプロジェクトです。2026年11月に始まり、2027年5月に公開します。
| ID | 名称 | フェーズ | 期日 | 完了条件 | 判定者 | 前提成果物 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M1 | キックオフ完了 | 要件定義 | 2026-11-04 | 体制図と連絡経路を参加者全員が確認し、議事メモを配布済み | PM | 体制図、連絡先一覧 |
| M2 | 要件定義書の承認 | 要件定義 | 2026-11-27 | 要件定義書 v1.0 に利用部門の責任者の承認記録がある | 利用部門の責任者 | 要件定義書、要件一覧 |
| M3 | 基本設計レビュー完了 | 基本設計 | 2026-12-25 | レビュー指摘のうち重要度「高」が0件、「中」は対応方針が決定済み | PM | 基本設計書、画面一覧、テーブル定義書 |
| M4 | 予約登録の通し動作 | 開発 | 2027-01-29 | 開発環境で予約の登録から一覧表示までが手順書どおりに通る | 開発リーダー | 画面3本のコード、通し確認の手順書 |
| M5 | 主要3機能の結合 | 開発 | 2027-02-26 | 予約・承認・通知の3機能が結合環境で連続して動く | 開発リーダー | 結合環境、結合確認の記録 |
| M6 | 機能凍結 | 開発 | 2027-03-12 | 機能一覧の全24件が実装済みで、単体テストの未消化が0件 | PM | 機能一覧、単体テスト結果 |
| M7 | 結合テスト完了 | 結合テスト | 2027-04-02 | テストケース消化率100%、未解決の不具合は重要度「高」が0件 | 品質担当 | 結合テスト結果、不具合一覧 |
| M8 | 受入テスト合格 | 受入テスト | 2027-04-23 | 受入テストの全シナリオに利用部門の合格サインがある | 利用部門の責任者 | 受入テスト結果、操作手順書 |
| M9 | リリース判定 | リリース | 2027-05-06 | 判定会でチェック項目18件がすべて「可」 | プロジェクト責任者 | リリース手順書、切り戻し手順書 |
| M10 | 本番公開 | リリース | 2027-05-10 | 本番環境で予約の登録・承認・取消が確認手順どおりに通る | PM | 本番環境、公開後確認の記録 |
| M11 | 運用引き継ぎ完了 | 運用移行 | 2027-05-31 | 運用担当が引き継ぎ項目一覧の全項目に受領サインをした | 運用責任者 | 運用手順書、引き継ぎ項目一覧 |
期日はすべて平日です(Pythonで曜日を確かめています)。
タブ区切り版(表計算ソフトに貼り付け)
A1セルを選んで貼り付けると、列に分かれます。右端の「判定結果」「判定日」は、判定した日に○か×と日付を書き込む欄です。
ID 名称 フェーズ 期日 完了条件 判定者 前提成果物 判定結果 判定日
M1 キックオフ完了 要件定義 2026-11-04 体制図と連絡経路を参加者全員が確認し、議事メモを配布済み PM 体制図、連絡先一覧
M2 要件定義書の承認 要件定義 2026-11-27 要件定義書 v1.0 に利用部門の責任者の承認記録がある 利用部門の責任者 要件定義書、要件一覧
M3 基本設計レビュー完了 基本設計 2026-12-25 レビュー指摘のうち重要度「高」が0件、「中」は対応方針が決定済み PM 基本設計書、画面一覧、テーブル定義書
M4 予約登録の通し動作 開発 2027-01-29 開発環境で予約の登録から一覧表示までが手順書どおりに通る 開発リーダー 画面3本のコード、通し確認の手順書
M5 主要3機能の結合 開発 2027-02-26 予約・承認・通知の3機能が結合環境で連続して動く 開発リーダー 結合環境、結合確認の記録
M6 機能凍結 開発 2027-03-12 機能一覧の全24件が実装済みで、単体テストの未消化が0件 PM 機能一覧、単体テスト結果
M7 結合テスト完了 結合テスト 2027-04-02 テストケース消化率100%、未解決の不具合は重要度「高」が0件 品質担当 結合テスト結果、不具合一覧
M8 受入テスト合格 受入テスト 2027-04-23 受入テストの全シナリオに利用部門の合格サインがある 利用部門の責任者 受入テスト結果、操作手順書
M9 リリース判定 リリース 2027-05-06 判定会でチェック項目18件がすべて「可」 プロジェクト責任者 リリース手順書、切り戻し手順書
M10 本番公開 リリース 2027-05-10 本番環境で予約の登録・承認・取消が確認手順どおりに通る PM 本番環境、公開後確認の記録
M11 運用引き継ぎ完了 運用移行 2027-05-31 運用担当が引き継ぎ項目一覧の全項目に受領サインをした 運用責任者 運用手順書、引き継ぎ項目一覧
空のテンプレート
ID 名称 フェーズ 期日 完了条件 判定者 前提成果物 判定結果 判定日
M1
M2
M3
列の意味
| 列 | 書くこと | 注意点 |
|---|---|---|
| ID | M1 からの連番 | 順番が変わっても振り直さない |
| 名称 | 何がどうなったか | 「〜の作成」「〜の実施」は作業名なので避ける |
| フェーズ | 属するフェーズ | 1フェーズ1〜2個の目安を数えるのに使う |
| 期日 | 判定する日(1日) | 期間や「◯月下旬」では書かない |
| 完了条件 | ○×で言える1文 | 「おおむね」「ほぼ」「順調」を含めない |
| 判定者 | ○×を言う人1人 | 作る人ではなく確かめる人 |
| 前提成果物 | 判定の日にそろっている物 | 無ければ判定できない物だけを書く |
| 判定結果 | ○/× | ×のときは次の期日を別の行ではなく備考に残す |
| 判定日 | 判定した日 | 期日との差が、そのまま遅れ・前倒しの日数になる |
設定時のチェックリスト
| No. | 確かめること | 見るところ |
|---|---|---|
| 1 | 名称が作業名になっていないか | 「〜の作成」「〜の実施」で終わっていないか |
| 2 | 期日が1日で書かれているか | 期間や「下旬」になっていないか |
| 3 | 期日が休日に当たっていないか | 判定者が出席できる日か |
| 4 | 完了条件が○×で言えるか | 数・状態・記録のどれかで書かれているか |
| 5 | 完了条件にあいまいな語が無いか | おおむね、ほぼ、順調、十分 |
| 6 | 判定者が1人に決まっているか | 「関係者」「チーム」になっていないか |
| 7 | 判定者本人が条件を読んで納得しているか | 読み合わせの記録 |
| 8 | 前提成果物に版や名前が書かれているか | 「資料一式」になっていないか |
| 9 | 各フェーズに1個以上あるか | フェーズ列で数える |
| 10 | 判定点の無い月が無いか | 期日列を月で数える |
| 11 | 1か月を超えるフェーズに中間点があるか | 開発、テストなど |
| 12 | ×だったときの動きが決まっているか | 再判定の日を誰が決めるか |
Mermaidのganttでマイルストーンを描く
Mermaidのガントチャートでは、行に milestone というタグを付けるとひし形の点になります。公式ドキュメントでは、マイルストーンは「ある一瞬を表すもので、タスクとは異なる」と説明されています。
次のコードは、上の一覧表をそのまま図にしたものです。Mermaid 11.14.0 でエラーなく描画できることを確かめています。
gantt
title 備品予約システム 開発スケジュール
dateFormat YYYY-MM-DD
axisFormat %m/%d
excludes weekends
section 要件定義
要件定義 :t1, 2026-11-02, 2026-11-27
M1 キックオフ完了 :milestone, m1, 2026-11-04, 0d
M2 要件定義書の承認 :crit, milestone, m2, 2026-11-27, 0d
section 基本設計
基本設計 :t2, 2026-11-30, 2026-12-25
M3 設計レビュー完了 :crit, milestone, m3, 2026-12-25, 0d
section 開発
開発 :t3, 2027-01-05, 2027-03-12
M4 予約登録の通し動作 :milestone, m4, 2027-01-29, 0d
M5 主要3機能の結合 :milestone, m5, 2027-02-26, 0d
M6 機能凍結 :crit, milestone, m6, 2027-03-12, 0d
section テスト
結合テスト :t4, 2027-03-15, 2027-04-02
M7 結合テスト完了 :milestone, m7, 2027-04-02, 0d
受入テスト :t5, 2027-04-05, 2027-04-23
M8 受入テスト合格 :crit, milestone, m8, 2027-04-23, 0d
section リリース
リリース準備 :t6, 2027-04-26, 2027-05-07
M9 リリース判定 :crit, milestone, m9, 2027-05-06, 0d
M10 本番公開 :crit, milestone, m10, 2027-05-10, 0d
運用移行 :t7, 2027-05-10, 2027-05-31
M11 運用引き継ぎ完了 :milestone, m11, 2027-05-31, 0d
milestoneはタグなので、IDより前に書きます。critを一緒に付けると強調色になります。- 期間は
0dにします。 excludes weekendsを書くと、土日が帯で示されます。
確かめて分かったこと
Mermaid 11.14.0 で描画したSVGの座標を読んで確かめた内容です。
- マイルストーンは、指定した日の始まり(0時)の位置に描かれます。
2026-11-06, 0dと書いた点は、11月6日の目盛りの線上に置かれました。「その日の終わり」の位置ではありません。 - 終了日を日付で書いたタスクのバーは、その日の始まりで終わります。
2026-11-02, 2026-11-27と書いたバーの右端と、2026-11-27, 0dのマイルストーンは同じ位置に並びました。フェーズ末のマイルストーンは、タスクの終了日と同じ日付を書けばバーの端にそろいます。 - 期間を付けたマイルストーンは、期間の真ん中に描かれます。
2026-11-10, 4dと書くと、点は11月12日の位置になりました。公式ドキュメントの「開始日+期間÷2」という説明どおりです。指定した日に置きたいときは0dにします。 afterでタスクの終わりにそろえられます。milestone, x3, after a1, 0dと書くと、タスク a1 の右端に点が置かれ、続くタスクをafter x3で始めることもできました。- タグをIDの後ろに書くとエラーになります。
x1, milestone, 2026-11-10, 0dの順で書くと、TypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'type')と表示されて描画が止まりました。タグ、ID、日付、期間の順に書きます。 excludes weekendsを付けても、土曜日を指定したマイルストーンは土曜日の位置のまま描かれます。 平日へ自動では動きません。期日が平日かどうかは、一覧表の側で確かめておきます。
期日が動いたときの扱い
- 期日を変えるときは、元の期日を消さずに残します。 備考に「当初 2027-03-12 → 変更 2027-03-19、理由:〜」と書くと、後から経緯をたどれます。
- 完了条件は動かしません。 期日に間に合わせるために条件をゆるめると、判定点の意味が薄れます。条件を変える必要があるときは、判定者の合意を取ってから書き換えます。
- ×のときは、その場で再判定の日を決めます。 「残り3件の指摘が解消する 2027-01-08 に再判定」のように、次の1日を決めて一覧表に書き足します。
- 後ろのマイルストーンへの影響を確かめます。 1つ動かしたら、その後ろの期日がそのままでよいかを上から順に見直します。
よくある質問
Q. マイルストーンとは何ですか? A. プロジェクトの途中に置く、期間ゼロの判定点です。作業ではなく、「この日にこの条件を満たしているか」を確かめる日を指します。
Q. マイルストーンとタスクの違いは何ですか? A. 期間があるかどうかです。タスクは開始日と終了日を持つ作業で、マイルストーンは1日だけの判定点です。「設計書を作る」はタスク、「設計レビュー完了」はマイルストーンです。
Q. マイルストーンはいくつ設定すればよいですか? A. 1フェーズに1〜2個、暦の月に1個以上が目安です。1か月を超えるフェーズには、一部が通しで動く時点を中間点として足します。
Q. マイルストーンの期日に間に合わないときはどうしますか? A. 判定は予定どおり行い、×として記録したうえで再判定の日を決めます。完了条件はそのままにして、期日だけを動かします。
Q. マイルストーンとゲートは同じですか? A. ゲートはマイルストーンの一種です。「×なら次のフェーズへ進まない」という進行の可否が付いたものをゲートと呼びます。
まとめ
- マイルストーンは期間ゼロの判定点で、作業ではなく作業の結果を確かめる日です。
- 完了条件は数・状態・記録で書き、○×で言える形にします。
- 判定者は1人。作る人ではなく、確かめる人を書きます。
- 個数は1フェーズに1〜2個、暦の月に1個以上が目安です。
- 一覧表は ID・名称・期日・完了条件・判定者・前提成果物の6列があれば使えます。
- 似た言葉は「期間の有無・担当の単位・完了の判定方法」の3問で振り分けます。
- Mermaidでは
milestoneタグと0dで、指定した日の位置にひし形が描かれます。
参考・出典
- Mermaid 公式ドキュメント「Gantt diagrams」(Milestones、タグの説明、excludes、after)https://mermaid.js.org/syntax/gantt.html (2026-10-05 確認)
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(記載例)出典:株式会社RJC「マイルストーンの設定方法と例|一覧表テンプレートとタスクとの違い」
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