- マネジメント
ロードマップの作り方とテンプレート マイルストーンとの違い
ロードマップとは、目的に向かって「何を、どの順番で進めるか」を1枚で伝える資料です。 日付の約束を並べる表ではないので、期間は四半期や Now/Next/Later(今・次・その先)といった粗さで書きます。細かい日付は、ガントチャートや WBS の役目です。
この記事では、時間軸型と Now/Next/Later 型の2種類のテンプレートを Markdown の表とタブ区切りで載せ、架空の「社内の備品予約システム」で記入例を示します。Mermaid の gantt と timeline のコード、マイルストーンやガントチャートとの違い、プロジェクト用とプロダクト用の選び方もまとめます。
確認環境:Ubuntu 24.04 / Node.js 22、@mermaid-js/mermaid-cli 12.0.0(Mermaid 12.1.0)と Chromium で、掲載した Mermaid のコードが図として描画されることを確認(確認日 2026-10-05)。記法は Mermaid 公式ドキュメントの Gantt と Timeline のページを今回開いて確認しています。
この記事の結論
- ロードマップは「目的・テーマ・順番・おおよその時期」を1枚にまとめる。 作業の一覧や担当者は書かない。
- 期間は粗く書く。 時期の見通しがあるなら四半期の時間軸型、先の時期を約束しにくいなら Now/Next/Later 型を選ぶ。
- マイルストーンはロードマップの上に置く「点」、ロードマップは点と点をつなぐ「道筋」。
- 期限と完了条件が決まっているならプロジェクト用、提供し続けるサービスを育てるならプロダクト用を作る。
ロードマップの早見表
| 決めること | 書き方 | 記入例(備品予約システム) |
|---|---|---|
| 目的 | 1〜2文。誰のどんな状態を目指すか | 全拠点の社員が、備品を30秒で予約できる状態にする |
| 期間の粗さ | 四半期、半期、または Now/Next/Later | 四半期 |
| テーマ | 3〜5本。機能名ではなく、目指す状態で書く | 予約の基本、使いやすさ、管理の効率化 |
| 項目 | テーマごとに、期間あたり1〜3個 | カレンダー表示、スマートフォン対応 |
| マイルストーン | 節目を2〜4個。判定できる形で書く | 社内公開、全拠点への展開 |
| 確度 | 先の期間ほど低いことを明記する | 今期は確定、来期は予定、その先は構想 |
| 更新の頻度 | 四半期に1回、または月1回 | 四半期の初めに見直す |
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「ロードマップの作り方とテンプレート マイルストーンとの違い」
ロードマップ・マイルストーン・ガントチャート・WBS・計画書の違い
5つは並べて使う資料で、それぞれ答える問いが違います。
| ロードマップ | マイルストーン | ガントチャート | WBS | プロジェクト計画書 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 答える問い | どこへ、どの順番で向かうか | いつ、何が達成されているか | どの作業を、いつからいつまで行うか | 何を作り、どんな作業があるか | 何のために、どう進めるか |
| 目的 | 方向と順番の共有、合意づくり | 進み具合を節目で判定する | 日程の管理と調整 | 作業の洗い出しと抜けの確認 | 目的・範囲・体制・進め方の合意 |
| 粒度 | テーマ、大きな機能(四半期・月) | 節目の1点(日付または時期) | 作業(日・週) | 作業(数時間〜数日) | プロジェクト全体 |
| 読み手 | 経営層、利用者、関係する他部門、チーム | 関係者全員 | チーム、リーダー | チーム、担当者 | 責任者、関係者全員 |
| 更新頻度 | 四半期〜月1回 | 変更があったとき | 毎日〜毎週 | 作業の追加・変更のたび | 開始時と大きな変更のとき |
| 形 | 1枚の表または図 | ロードマップやガントチャート上の印 | 横棒の図 | 階層の一覧 | 複数ページの文書 |
マイルストーンとの違いをひとことで言うと、マイルストーンは「点」、ロードマップは「点をつなぐ道筋」です。マイルストーンはロードマップの部品であり、ロードマップの上にもガントチャートの上にも置けます。「社内公開」「全拠点への展開」のように、達成したかどうかを判定できる形で書きます。
ガントチャートとの違いは、粒度と読み手です。ガントチャートは作業を日単位で並べ、チームが日程を管理するために使います。ロードマップはテーマを四半期単位で並べ、チームの外の人にも方向を伝えるために使います。ロードマップの1行が、ガントチャートでは数十行の作業に展開されます。
どれを作るかの判断基準
| 状況 | 作るもの |
|---|---|
| 半年〜数年の方向と順番を、チームの外にも伝えたい | ロードマップ |
| 「いつ何ができているか」の節目だけを合意したい | マイルストーンの一覧 |
| 今月の作業の日程と依存関係を管理したい | ガントチャート |
| 作業の抜けが無いかを確かめたい、見積もりの元にしたい | WBS |
| 目的・範囲・体制・予算をまとめて承認を得たい | プロジェクト計画書 |
| ロードマップの今期の部分を具体的な作業に落としたい | WBS を作り、ガントチャートに並べる |
プロジェクト用とプロダクト用のどちらを作るか
ロードマップには大きく2種類あります。
| プロジェクトロードマップ | プロダクトロードマップ | |
|---|---|---|
| 対象 | 期限と完了条件がある取り組み | 提供し続ける製品・サービス |
| 終わり | ある(完了したら役目を終える) | ない(提供が続く限り更新する) |
| 横軸 | 工程や段階(要件定義、開発、テスト、公開) | 時期(四半期)または Now/Next/Later |
| 行に書くもの | 工程ごとの成果物と節目 | テーマと、利用者に届ける価値 |
| 主な読み手 | 発注者、責任者、関係部門 | 利用者、経営層、開発チーム |
| 向いている形 | 時間軸型 | 時間軸型、または Now/Next/Later 型 |
| 例 | 備品予約システムを2027年6月までに全拠点へ展開する | 備品予約システムを公開後も育てていく |
| 条件 | 選ぶもの |
|---|---|
| 完了日と完了条件が決まっている | プロジェクトロードマップ |
| 公開後も機能を足し続ける | プロダクトロードマップ |
| 新しく作って公開し、その後も育てる | 公開まではプロジェクト用、公開後はプロダクト用に切り替える |
| 先の時期を約束しにくい、優先順位がよく変わる | プロダクトロードマップ(Now/Next/Later 型) |
| 複数の部門の作業時期をそろえる必要がある | プロジェクトロードマップ(時間軸型) |
ロードマップの作り方(6つの手順)
- 目的を1〜2文で書く。 「誰が、どうなっていれば達成か」を書きます。ここが決まると、載せる項目と載せない項目を分けられます。
- 期間の粗さと範囲を決める。 半年〜1年半を、四半期または Now/Next/Later で区切ります。月より細かくする必要が出てきたら、それはガントチャートの役目です。
- テーマを3〜5本に絞る。 テーマは「カレンダー機能」のような機能名より、「予約を迷わず入れられる」のような目指す状態で書くと、手段を後から選び直せます。
- 項目を順番に並べる。 依存関係(先に必要なもの)と効果の大きさで順番を決め、期間あたり1〜3個に抑えます。
- マイルストーンを置く。 2〜4個に絞り、達成したかどうかを判定できる書き方にします。
- 確度と更新日を書いて共有する。 先の期間ほど変わりうることを明記し、次に見直す時期も書きます。
テンプレート1:時間軸型(四半期)
行にテーマ、列に四半期を置く形です。時期の見通しがあり、関係者と時期を合わせたいときに使います。
# [対象の名前] ロードマップ
- 目的: [誰が、どうなっていれば達成か]
- 対象期間: [YYYY年M月] 〜 [YYYY年M月]
- 更新日: [YYYY-MM-DD](次回の見直し: [YYYY年M月])
- 確度: 今期は確定、来期は予定、その先は構想
| テーマ | [期間1] | [期間2] | [期間3] | [期間4] |
|---|---|---|---|---|
| [テーマ1:目指す状態] | [項目] | [項目] | | |
| [テーマ2:目指す状態] | | [項目] | [項目] | |
| [テーマ3:目指す状態] | | | [項目] | [項目] |
| マイルストーン | [節目] | | [節目] | |
## 載せていないこと
- [今回の期間では扱わないこと]
記入例
# 備品予約システム ロードマップ
- 目的: 全拠点の社員が、備品を30秒で予約できる状態にする
- 対象期間: 2026年10月 〜 2027年9月
- 更新日: 2026-10-05(次回の見直し: 2027年1月)
- 確度: 今期は確定、来期は予定、その先は構想
| テーマ | 2026年10〜12月 | 2027年1〜3月 | 2027年4〜6月 | 2027年7〜9月 |
|---|---|---|---|---|
| 予約の基本がそろう | 予約の登録と一覧 | 繰り返し予約 | | |
| 迷わず予約できる | | カレンダー表示、スマートフォン対応 | 空き状況の通知 | |
| 管理の手間が減る | | | 利用状況の集計 | 備品台帳との連携 |
| マイルストーン | 本社で社内公開 | | 全拠点への展開 | |
## 載せていないこと
- 会議室の予約(別のシステムで運用中のため、今回の期間では扱わない)
表計算ソフトに貼るときは、次のタブ区切りを使ってください。
テーマ 2026年10〜12月 2027年1〜3月 2027年4〜6月 2027年7〜9月
予約の基本がそろう 予約の登録と一覧 繰り返し予約
迷わず予約できる カレンダー表示、スマートフォン対応 空き状況の通知
管理の手間が減る 利用状況の集計 備品台帳との連携
マイルストーン 本社で社内公開 全拠点への展開
テンプレート2:Now/Next/Later型
時期を「今取り組んでいること」「次に取り組むこと」「その先」の3つに分ける形です。日付を書かないので、優先順位が変わりやすい場合や、先の時期を約束しにくい場合に向いています。
# [対象の名前] ロードマップ(Now / Next / Later)
- 目的: [誰が、どうなっていれば達成か]
- 更新日: [YYYY-MM-DD](次回の見直し: [時期])
| | Now(着手中) | Next(次に着手) | Later(その先) |
|---|---|---|---|
| 確度 | 確定 | 予定 | 構想 |
| 目安の時期 | [〜3か月] | [3〜6か月] | [6か月以降] |
| [テーマ1] | [項目と、ねらい] | [項目と、ねらい] | [項目] |
| [テーマ2] | [項目と、ねらい] | [項目と、ねらい] | [項目] |
| [テーマ3] | | [項目と、ねらい] | [項目] |
## Next に進める条件
- [Now の項目が、どうなったら次に進むか]
記入例
# 備品予約システム ロードマップ(Now / Next / Later)
- 目的: 全拠点の社員が、備品を30秒で予約できる状態にする
- 更新日: 2026-10-05(次回の見直し: 2027年1月)
| | Now(着手中) | Next(次に着手) | Later(その先) |
|---|---|---|---|
| 確度 | 確定 | 予定 | 構想 |
| 目安の時期 | 〜2026年12月 | 2027年1〜3月 | 2027年4月以降 |
| 予約の基本がそろう | 予約の登録と一覧(紙の台帳を置き換える) | 繰り返し予約(毎週の定例に対応する) | |
| 迷わず予約できる | | カレンダー表示、スマートフォン対応(外出先から予約する) | 空き状況の通知 |
| 管理の手間が減る | | | 利用状況の集計、備品台帳との連携 |
## Next に進める条件
- 本社で社内公開し、紙の台帳への記入が2週間続けて0件になったら Next に着手する
タブ区切りは次のとおりです。
テーマ Now(着手中) Next(次に着手) Later(その先)
確度 確定 予定 構想
目安の時期 〜2026年12月 2027年1〜3月 2027年4月以降
予約の基本がそろう 予約の登録と一覧 繰り返し予約
迷わず予約できる カレンダー表示、スマートフォン対応 空き状況の通知
管理の手間が減る 利用状況の集計、備品台帳との連携
2つの型の選び方
| 条件 | 選ぶ型 |
|---|---|
| 関係する部門と時期を合わせる必要がある | 時間軸型 |
| 公開日などの節目が決まっている | 時間軸型 |
| 優先順位が月単位で入れ替わる | Now/Next/Later 型 |
| 半年より先の時期は見通しにくい | Now/Next/Later 型 |
| 読み手が「いつ」を強く気にする | 時間軸型(確度を必ず添える) |
| 読み手に「順番と理由」を伝えたい | Now/Next/Later 型 |
Mermaidでロードマップを図にする
Mermaid は、テキストから図を作る記法です。Mermaid に対応したツールに次のコードを貼ると、図として表示されます。
gantt で時間軸型を書く
gantt
title 備品予約システム ロードマップ(2026年度下期〜2027年度上期)
dateFormat YYYY-MM-DD
axisFormat %Y-%m
tickInterval 1month
todayMarker off
section 予約の基本
予約の登録と一覧 :done, a1, 2026-10-01, 2026-12-31
社内公開 :milestone, m1, 2026-12-31, 0d
section 使いやすさ
カレンダー表示 :active, b1, 2027-01-01, 2027-03-31
スマートフォン対応 : b2, 2027-01-01, 2027-03-31
section 管理の効率化
利用状況の集計 : c1, 2027-04-01, 2027-06-30
全拠点への展開 :milestone, m2, 2027-06-30, 0d
描画すると、横軸に 2026-10 から 2027-06 までの月が並び、3つのセクションが色分けされた帯になります。「予約の登録と一覧」は灰色(done)、「カレンダー表示」は強調色(active)の横棒になり、マイルストーンはひし形で表示されます。
| 行 | 意味 |
|---|---|
dateFormat YYYY-MM-DD |
コード内に書く日付の形式 |
axisFormat %Y-%m |
横軸の目盛りの表示形式(年-月) |
tickInterval 1month |
目盛りの間隔を1か月にする |
todayMarker off |
今日の位置を示す縦線を表示しない |
section |
テーマの区切り |
done / active |
完了・着手中の状態を色で示す |
milestone と 0d |
期間の無い節目をひし形で示す |
ロードマップでは、作業単位まで行を増やさず、テーマごとに1〜3行に抑えます。行が10行を超えるようなら、それはガントチャートとして別に作るほうが読みやすくなります。
timeline で Now/Next/Later 型を書く
timeline
title 備品予約システム ロードマップ
section Now(着手中)
2026年10〜12月 : 予約の登録と一覧
: 社内公開
section Next(次に着手)
2027年1〜3月 : カレンダー表示
: スマートフォン対応
section Later(その先)
2027年4月以降 : 利用状況の集計
: 全拠点への展開
描画すると、左から右へ伸びる矢印の上に Now・Next・Later の3つの見出しと時期が色分けされて並び、矢印の下に各時期の項目が縦に並びます。
timeline は時期を自由な文字列で書けるので、「2027年4月以降」のような日付にならない表現をそのまま使えます。gantt は開始日と終了日が必要なので、時期を約束しにくい内容には timeline のほうが合います。
| やりたいこと | 選ぶ図 |
|---|---|
| 期間の長さを横棒で見せたい | gantt |
| マイルストーンをひし形で示したい | gantt |
| 日付を書かずに順番だけ見せたい | timeline |
| Now/Next/Later の3区分で見せたい | timeline |
日付の約束にしない書き方
ロードマップが「日付の約束の一覧」として読まれると、1つの遅れで資料全体の信頼が揺らぎます。書き方で粗さを伝えます。
| 項目 | 直したい例 | 直した例 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 時期 | カレンダー表示:2027年2月14日公開 | カレンダー表示:2027年1〜3月 | 半年先の日付は見積もりの幅が大きい |
| 項目の粒度 | 予約テーブルの設計、APIの実装、画面の実装 | 予約の登録と一覧 | 作業ではなく、利用者に届くまとまりで書く |
| テーマ | カレンダー機能 | 迷わず予約できる | 目指す状態で書くと、手段を選び直せる |
| 確度 | (記載なし) | 今期は確定、来期は予定、その先は構想 | 先ほど変わりうることを最初に伝える |
| マイルストーン | 開発完了 | 本社で社内公開 | 達成したかどうかを外から判定できる |
| 載せないこと | (記載なし) | 会議室の予約は今回の期間では扱わない | 範囲の外を書くと、期待のずれが減る |
更新のしかた
| 項目 | やり方 |
|---|---|
| 見直しの時期 | 四半期の初め、または大きな前提が変わったとき |
| 見直す内容 | 終わった項目を外す、Next を Now に上げる、Later の中身を入れ替える |
| 変更の残し方 | 更新日と変更点を1〜3行で書く(何を、なぜ動かしたか) |
| 置き場所 | 誰でも最新版を開ける1か所に置き、以前の版は複製を増やさずリンクで示す |
| 伝え方 | 動かした項目と理由を、関係者へ短く知らせる |
更新の記録は次の形で十分です。
## 更新の記録
| 更新日 | 変更点 | 理由 |
|---|---|---|
| 2027-01-06 | 「空き状況の通知」を Next から Later へ | スマートフォン対応を先に行うと利用者の要望に応えやすいため |
| 2026-10-05 | 初版 | |
確かめて分かったこと
- gantt は、指定しなくても今日の位置に赤い縦線を引く。 最初の描画では 2026-10 の位置に赤い線が入りました。
todayMarker offを足すと線は出なくなります。四半期の粗さで見せるロードマップでは、消しておくと「今日の時点でここまで」という読まれ方を避けられます。 - マイルストーンの名前は、ひし形の中ではなく横に表示される。 図の右端に近い「全拠点への展開」は、ひし形の左側に名前が出ました。名前は短くしておくと、ほかの横棒と重なりにくくなります。
- timeline は、コロンで始まる行を続けると同じ時期に項目が積み重なる。 「2026年10〜12月」の下に「予約の登録と一覧」「社内公開」が縦に2つ並びました。
- timeline の section は、見出しと配下の項目が同じ色でまとまる。 Now・Next・Later をセクションにすると、3区分が色で見分けられます。
- Mermaid 公式ドキュメントは、timeline を試験的な図と位置づけている。 記法そのものは安定しており、試験的なのはアイコンの連携部分だと書かれています。版を上げるときは表示を見直しておくと確かです。
- 日本語の見出し・項目名は、gantt と timeline のどちらでもそのまま描画できた。
よくある質問
Q. ロードマップとマイルストーンの違いは何ですか? A. ロードマップは目的までの道筋全体、マイルストーンはその途中に置く節目の1点です。マイルストーンはロードマップの部品であり、「社内公開」のように達成したかどうかを判定できる形で書きます。
Q. ロードマップとガントチャートの違いは何ですか? A. 粒度と読み手が違います。ロードマップはテーマを四半期などの粗い単位で並べてチームの外にも方向を伝える資料、ガントチャートは作業を日単位で並べてチームが日程を管理する資料です。
Q. ロードマップの期間はどのくらいにすればよいですか? A. 半年から1年半が扱いやすい範囲です。直近の四半期は具体的に、その先は項目を少なくして構想として書きます。
Q. Now/Next/Laterとは何ですか? A. ロードマップの時期を「今取り組んでいること」「次に取り組むこと」「その先」の3つに分ける書き方です。日付を書かずに順番と確度を伝えられるので、優先順位が変わりやすい場合に向いています。
Q. ロードマップどおりに進まないときはどうすればよいですか? A. ロードマップを更新し、動かした項目と理由を関係者に伝えます。ロードマップは見直す前提の資料なので、更新日と変更点を残しておけば、変更そのものが信頼を損なうことはありません。
まとめ
- ロードマップは、目的と順番を1枚で伝える資料。 日付の約束ではなく、四半期や Now/Next/Later の粗さで書く。
- 書くのは目的・テーマ・項目・マイルストーン・確度・更新日。 作業と担当者は WBS とガントチャートに任せる。
- 時期を合わせたいなら時間軸型、順番と理由を伝えたいなら Now/Next/Later 型。
- マイルストーンは点、ロードマップは道筋、ガントチャートは作業の日程。 粒度と読み手で使い分ける。
- 期限と完了条件があればプロジェクト用、提供し続けるならプロダクト用。
- Mermaid では、時間軸型は gantt、Now/Next/Later 型は timeline で書ける。 gantt には
todayMarker offを足しておく。 - 四半期ごとに見直し、更新日と変更の理由を残す。
参考・出典
- Mermaid 公式ドキュメント「Gantt diagrams」(https://mermaid.js.org/syntax/gantt.html 、2026-10-05 確認)
- Mermaid 公式ドキュメント「Timeline Diagram」(https://mermaid.js.org/syntax/timeline.html 、2026-10-05 確認)
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(記載例)出典:株式会社RJC「ロードマップの作り方とテンプレート マイルストーンとの違い」
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