- マネジメント
キックオフミーティングのアジェンダテンプレートと資料の目次例・進め方
キックオフミーティングとは、プロジェクトの開始時に関係者が集まり、目的・範囲・体制・日程・進め方の認識をそろえる会議です。 アジェンダは「目的 → スコープ → 体制 → スケジュール → 進め方のルール → 質疑 → 決定事項の確認」の順に並べると、初めて聞く人にも流れが伝わります。
この記事では、そのまま貼って使えるアジェンダ4種類(社内向け・顧客向け × 60分・90分)、キックオフ資料の目次例、準備チェックリスト、案内メールと議事録のひな形、当日に決めておく事項の一覧を載せます。例は架空の「備品予約システムの開発」です。
確認環境:アジェンダの時間配分の合計(60分・90分)とタブ区切り版の列数は、Python 3.11 で検算しています。
キックオフミーティングの早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 目的・範囲・体制・日程・進め方の認識をそろえ、最初の一歩を全員が踏み出せる状態にする |
| 開く時期 | 計画(目的・スコープ・体制・大まかな日程)が固まった直後、作業を始める前 |
| 長さ | 60分(顔なじみの小さなチーム)または90分(初対面が多い、顧客が参加する) |
| 参加者 | 責任者、PM、各担当のリーダーとメンバー。顧客向けでは発注側の責任者と窓口担当 |
| 用意するもの | アジェンダ、キックオフ資料、体制図、スケジュール、議事録のひな形 |
| 会の成果 | 決定事項、宿題(担当と期限つき)、次回の定例会の日時 |
| 終わったあと | 翌営業日までに議事録を送り、宿題を課題管理表に登録する |
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「キックオフミーティングのアジェンダテンプレートと資料の目次例・進め方」
4種類のアジェンダの選び方
| 状況 | 選ぶアジェンダ |
|---|---|
| 社内メンバーのみ。ほぼ全員が顔なじみで、10人以下 | 社内向け・60分版 |
| 社内メンバーのみ。初対面が多い、または複数部門が参加 | 社内向け・90分版 |
| 顧客が参加。提案時から同じ担当者で、内容の認識がそろっている | 顧客向け・60分版 |
| 顧客が参加。初顔合わせ、または発注側の関係部門が多い | 顧客向け・90分版 |
アジェンダテンプレート4種類
時間は開始からの経過(時:分)です。担当の PM はプロジェクトマネージャー、PL はプロジェクトリーダーを指します。
社内向け・60分版
| 時間 | 分 | 議題 | 担当 | ねらい |
|---|---|---|---|---|
| 0:00〜0:05 | 5 | 開会、目的とゴールの確認 | PM | この会で決めること・持ち帰ることをそろえる |
| 0:05〜0:15 | 10 | 背景と目的、成功の基準 | PM | なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする |
| 0:15〜0:25 | 10 | スコープと成果物 | PM | やること・やらないことの境界を示す |
| 0:25〜0:35 | 10 | 体制と役割分担 | PM | だれに何を聞けばよいかを明確にする |
| 0:35〜0:45 | 10 | スケジュールとマイルストーン | PL | 最初の2週間の動きと節目の日付を共有する |
| 0:45〜0:50 | 5 | 進め方のルール(会議・連絡・課題管理) | PL | 日々の動き方を1枚で決める |
| 0:50〜0:57 | 7 | 質疑 | 全員 | 不明点をその場で出し切る |
| 0:57〜1:00 | 3 | 決定事項と宿題の確認、閉会 | PM | だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる |
タブ区切り版です。
開始 終了 分 議題 担当 ねらい
0:00 0:05 5 開会、目的とゴールの確認 PM この会で決めること・持ち帰ることをそろえる
0:05 0:15 10 背景と目的、成功の基準 PM なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする
0:15 0:25 10 スコープと成果物 PM やること・やらないことの境界を示す
0:25 0:35 10 体制と役割分担 PM だれに何を聞けばよいかを明確にする
0:35 0:45 10 スケジュールとマイルストーン PL 最初の2週間の動きと節目の日付を共有する
0:45 0:50 5 進め方のルール(会議・連絡・課題管理) PL 日々の動き方を1枚で決める
0:50 0:57 7 質疑 全員 不明点をその場で出し切る
0:57 1:00 3 決定事項と宿題の確認、閉会 PM だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる
社内向け・90分版
| 時間 | 分 | 議題 | 担当 | ねらい |
|---|---|---|---|---|
| 0:00〜0:05 | 5 | 開会、目的とゴールの確認 | PM | この会で決めること・持ち帰ることをそろえる |
| 0:05〜0:15 | 10 | 自己紹介(担当と得意分野) | 全員 | 顔と担当を結びつけ、話しかけやすくする |
| 0:15〜0:25 | 10 | 背景と目的、成功の基準 | PM | なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする |
| 0:25〜0:35 | 10 | スコープと成果物 | PM | やること・やらないことの境界を示す |
| 0:35〜0:45 | 10 | 体制と役割分担 | PM | だれに何を聞けばよいかを明確にする |
| 0:45〜0:55 | 10 | スケジュールとマイルストーン | PL | 最初の2週間の動きと節目の日付を共有する |
| 0:55〜1:05 | 10 | 進め方のルール(会議・連絡・課題管理・レビュー) | PL | 日々の動き方を決める |
| 1:05〜1:15 | 10 | リスクと前提の洗い出し | 全員 | 気になる点を付せんやチャットで出し合う |
| 1:15〜1:25 | 10 | 質疑 | 全員 | 不明点をその場で出し切る |
| 1:25〜1:30 | 5 | 決定事項と宿題の確認、閉会 | PM | だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる |
タブ区切り版です。
開始 終了 分 議題 担当 ねらい
0:00 0:05 5 開会、目的とゴールの確認 PM この会で決めること・持ち帰ることをそろえる
0:05 0:15 10 自己紹介(担当と得意分野) 全員 顔と担当を結びつけ、話しかけやすくする
0:15 0:25 10 背景と目的、成功の基準 PM なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする
0:25 0:35 10 スコープと成果物 PM やること・やらないことの境界を示す
0:35 0:45 10 体制と役割分担 PM だれに何を聞けばよいかを明確にする
0:45 0:55 10 スケジュールとマイルストーン PL 最初の2週間の動きと節目の日付を共有する
0:55 1:05 10 進め方のルール(会議・連絡・課題管理・レビュー) PL 日々の動き方を決める
1:05 1:15 10 リスクと前提の洗い出し 全員 気になる点を付せんやチャットで出し合う
1:15 1:25 10 質疑 全員 不明点をその場で出し切る
1:25 1:30 5 決定事項と宿題の確認、閉会 PM だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる
顧客向け・60分版
| 時間 | 分 | 議題 | 担当 | ねらい |
|---|---|---|---|---|
| 0:00〜0:05 | 5 | 開会、参加者の紹介 | 受注側PM | 両社の窓口と役割を確認する |
| 0:05〜0:10 | 5 | 目的とゴール、成功の基準 | 発注側責任者 | 発注側の言葉で狙いを語ってもらう |
| 0:10〜0:20 | 10 | スコープと成果物、前提条件 | 受注側PM | 契約・提案時の内容と認識をそろえる |
| 0:20〜0:30 | 10 | 体制、役割分担、窓口 | 受注側PM | 依頼・承認・問い合わせの経路を決める |
| 0:30〜0:40 | 10 | スケジュールと発注側に依頼する作業 | 受注側PM | 資料提供・確認・受入の時期を合意する |
| 0:40〜0:48 | 8 | 進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い) | 受注側PL | 報告の頻度と変更の手続きを決める |
| 0:48〜0:55 | 7 | 質疑 | 全員 | 懸念をその場で共有する |
| 0:55〜1:00 | 5 | 決定事項と宿題の確認、次回日程 | 受注側PM | 議事録の送付日と次回の日時を確定する |
タブ区切り版です。
開始 終了 分 議題 担当 ねらい
0:00 0:05 5 開会、参加者の紹介 受注側PM 両社の窓口と役割を確認する
0:05 0:10 5 目的とゴール、成功の基準 発注側責任者 発注側の言葉で狙いを語ってもらう
0:10 0:20 10 スコープと成果物、前提条件 受注側PM 契約・提案時の内容と認識をそろえる
0:20 0:30 10 体制、役割分担、窓口 受注側PM 依頼・承認・問い合わせの経路を決める
0:30 0:40 10 スケジュールと発注側に依頼する作業 受注側PM 資料提供・確認・受入の時期を合意する
0:40 0:48 8 進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い) 受注側PL 報告の頻度と変更の手続きを決める
0:48 0:55 7 質疑 全員 懸念をその場で共有する
0:55 1:00 5 決定事項と宿題の確認、次回日程 受注側PM 議事録の送付日と次回の日時を確定する
顧客向け・90分版
| 時間 | 分 | 議題 | 担当 | ねらい |
|---|---|---|---|---|
| 0:00〜0:05 | 5 | 開会、目的とゴールの確認 | 受注側PM | この会で合意することを示す |
| 0:05〜0:15 | 10 | 参加者の紹介 | 全員 | 両社の窓口と役割を確認する |
| 0:15〜0:25 | 10 | 背景と目的、成功の基準 | 発注側責任者 | 発注側の言葉で狙いを語ってもらう |
| 0:25〜0:35 | 10 | スコープと成果物、前提条件 | 受注側PM | 契約・提案時の内容と認識をそろえる |
| 0:35〜0:45 | 10 | 体制、役割分担、窓口 | 受注側PM | 依頼・承認・問い合わせの経路を決める |
| 0:45〜0:55 | 10 | スケジュールと発注側に依頼する作業 | 受注側PM | 資料提供・確認・受入の時期を合意する |
| 0:55〜1:05 | 10 | 進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い) | 受注側PL | 報告の頻度と変更の手続きを決める |
| 1:05〜1:15 | 10 | リスクと前提の確認 | 両社 | 早めに手を打ちたい点を共有する |
| 1:15〜1:25 | 10 | 質疑 | 全員 | 懸念をその場で共有する |
| 1:25〜1:30 | 5 | 決定事項と宿題の確認、次回日程 | 受注側PM | 議事録の送付日と次回の日時を確定する |
タブ区切り版です。
開始 終了 分 議題 担当 ねらい
0:00 0:05 5 開会、目的とゴールの確認 受注側PM この会で合意することを示す
0:05 0:15 10 参加者の紹介 全員 両社の窓口と役割を確認する
0:15 0:25 10 背景と目的、成功の基準 発注側責任者 発注側の言葉で狙いを語ってもらう
0:25 0:35 10 スコープと成果物、前提条件 受注側PM 契約・提案時の内容と認識をそろえる
0:35 0:45 10 体制、役割分担、窓口 受注側PM 依頼・承認・問い合わせの経路を決める
0:45 0:55 10 スケジュールと発注側に依頼する作業 受注側PM 資料提供・確認・受入の時期を合意する
0:55 1:05 10 進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い) 受注側PL 報告の頻度と変更の手続きを決める
1:05 1:15 10 リスクと前提の確認 両社 早めに手を打ちたい点を共有する
1:15 1:25 10 質疑 全員 懸念をその場で共有する
1:25 1:30 5 決定事項と宿題の確認、次回日程 受注側PM 議事録の送付日と次回の日時を確定する
時間配分の考え方
- 説明は全体の6割まで、残りを質疑と確認に使うと、聞くだけの会になりにくくなります。
- 最後の「決定事項と宿題の確認」は削らない。時間が押したときは、資料に書いてある説明を短くして調整します。
- 90分版で増える時間は、自己紹介とリスクの洗い出しに充てています。初対面が多い会ほど、ここで話しやすさが変わります。
- 顧客向けでは、目的と成功の基準を発注側の責任者に話してもらうと、両社のメンバーに狙いが直接伝わります。事前にお願いしておきます。
キックオフ資料の目次例(スライド単位)
15枚前後にまとめると、60分でも説明しきれます。詳細は計画書に任せ、資料は全員に関係する内容だけに絞ります。
| No | スライドの題 | 書く内容 | 枚数の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | 表紙 | 名称、開催日、版数、作成者 | 1 |
| 2 | 本日のアジェンダとゴール | 議題と時間、この会で決めること | 1 |
| 3 | 背景と目的 | 今の困りごと、開発で実現したい状態を2〜3行で | 1 |
| 4 | 成功の基準 | 数値で確かめられる目標(例:予約の手続き時間を半分にする) | 1 |
| 5 | スコープ | 対象の業務・機能・利用者。やること | 1 |
| 6 | 対象外と前提条件 | やらないこと、前提にしている条件(既存の機器を使う など) | 1 |
| 7 | 成果物一覧 | 成果物の名前、作成者、確認者、納める時期 | 1 |
| 8 | 体制図 | 責任者、PM、各チーム、顧客側の窓口。氏名入り | 1 |
| 9 | 役割分担 | 主な作業ごとの担当・承認・相談先 | 1 |
| 10 | 全体スケジュール | 工程とマイルストーン(要件確定、設計完了、受入開始、リリース) | 1 |
| 11 | 直近2週間の予定 | 最初の作業、担当、期限。翌日から動ける粒度で | 1 |
| 12 | 会議体 | 定例会の曜日・時間・参加者・目的、報告の頻度 | 1 |
| 13 | 連絡と情報共有のルール | 連絡手段の使い分け、資料の置き場所、名前の付け方 | 1 |
| 14 | 課題・リスク・変更の扱い | 記録する場所、判断する人、手続きの流れ | 1 |
| 15 | 現時点のリスクと前提 | 上位3〜5件と、最初に打つ手 | 1 |
| 16 | 本日決めたいことと宿題 | 当日に合意したい項目、持ち帰りの欄 | 1 |
| 17 | 連絡先一覧 | 氏名、担当、連絡先(付録) | 1 |
タブ区切り版です。
No スライドの題 書く内容
1 表紙 名称、開催日、版数、作成者
2 本日のアジェンダとゴール 議題と時間、この会で決めること
3 背景と目的 今の困りごと、開発で実現したい状態
4 成功の基準 数値で確かめられる目標
5 スコープ 対象の業務・機能・利用者
6 対象外と前提条件 やらないこと、前提にしている条件
7 成果物一覧 成果物の名前、作成者、確認者、納める時期
8 体制図 責任者、PM、各チーム、顧客側の窓口
9 役割分担 主な作業ごとの担当・承認・相談先
10 全体スケジュール 工程とマイルストーン
11 直近2週間の予定 最初の作業、担当、期限
12 会議体 定例会の曜日・時間・参加者・目的
13 連絡と情報共有のルール 連絡手段の使い分け、資料の置き場所
14 課題・リスク・変更の扱い 記録する場所、判断する人、手続きの流れ
15 現時点のリスクと前提 上位3〜5件と最初に打つ手
16 本日決めたいことと宿題 当日に合意したい項目、持ち帰りの欄
17 連絡先一覧 氏名、担当、連絡先
社内向けと顧客向けで変えるスライド
| スライド | 社内向け | 顧客向け |
|---|---|---|
| 背景と目的 | チームにとっての意義、身につく技術も添える | 発注側の言葉をそのまま使う。提案書の表現と合わせる |
| 対象外と前提条件 | 判断に迷ったときの相談先を書く | 契約・提案時の合意内容と一致させる |
| 役割分担 | メンバー単位で細かく | 両社の境界(どちらが用意し、どちらが確認するか)を中心に |
| 全体スケジュール | 作業の依存関係を中心に | 発注側に依頼する作業(資料提供、確認、受入)と期限を色分けする |
| 課題・リスク・変更の扱い | 記録の場所と週次の見直し方法 | 変更の依頼から合意までの手続きと、判断する人 |
| 社内だけの情報 | 工数や原価の見込みを載せてもよい | 載せない。別資料に分ける |
記入例(スライド3〜6の文面)
## 背景と目的
- 備品の予約を表計算ファイルと口頭で行っており、二重予約と返却の遅れが月に数件起きている。
- 予約・承認・返却を1つの画面で扱えるようにし、総務担当の確認作業を減らす。
## 成功の基準
- 二重予約:月0件
- 予約から承認までの時間:平均1営業日以内
- 利用開始から3か月で、対象部門の予約の9割がシステム経由
## スコープ
- 対象:本社の共用備品(プロジェクター、ノートPC、会議用機器)約200点
- 機能:備品の検索、予約、承認、貸出・返却の記録、利用状況の集計
## 対象外と前提条件
- 対象外:拠点の備品、購入申請、棚卸
- 前提:社内の認証基盤でログインする。備品台帳の初期データは総務担当が用意する。
進め方(準備から翌日まで)
flowchart LR
A[2週間前 日程と参加者を決める] --> B[1週間前 資料の初版と案内メール]
B --> C[3日前 資料を事前共有]
C --> D[前日 最終確認]
D --> E[当日 進行と記録]
E --> F[翌日 議事録と宿題の登録]
準備チェックリスト(2週間前〜翌日)
| 時期 | やること | 担当 | 済 |
|---|---|---|---|
| 2週間前 | 開催の目的と、会で決めたいことを3つ以内で書き出す | PM | □ |
| 2週間前 | 参加者を決め、日時と場所(会議室・オンラインのURL)を確保する | PM | □ |
| 2週間前 | 責任者に冒頭の話(目的・期待)を依頼する | PM | □ |
| 2週間前 | アジェンダを4種類から選び、時間配分を調整する | PM | □ |
| 1週間前 | キックオフ資料の初版を作り、責任者の確認を受ける | PM | □ |
| 1週間前 | 体制図と役割分担を、本人と上長に確認する | PM | □ |
| 1週間前 | 案内メールを送る(アジェンダ、事前に読む資料、準備のお願い) | PM | □ |
| 1週間前 | 顧客向け:発注側の窓口と内容をすり合わせ、当日に初めて出る話をなくす | PM | □ |
| 3日前 | 資料の確定版を共有する | PM | □ |
| 3日前 | 事前に届いた質問をまとめ、回答を用意する | PL | □ |
| 3日前 | 進行役、記録係、時間係を決める | PM | □ |
| 前日 | 会議室の機器、オンライン会議の接続、画面共有を試す | PL | □ |
| 前日 | 議事録のひな形に日時・参加者・議題を入れておく | 記録係 | □ |
| 前日 | 出欠を確認し、欠席者への共有方法を決める | PM | □ |
| 当日(開始前) | 資料を開き、決めたい事項の一覧を手元に置く | PM | □ |
| 当日(進行中) | 決定事項と宿題を、画面に映しながらその場で書く | 記録係 | □ |
| 当日(終了時) | 決定事項・宿題・次回日程を読み上げて合意する | PM | □ |
| 翌日 | 議事録を送り、訂正の受付期限を伝える | 記録係 | □ |
| 翌日 | 宿題を課題管理表に登録し、担当と期限を入れる | PL | □ |
| 翌日 | 欠席者に資料と議事録を共有し、質問を受ける | PM | □ |
| 翌日 | 資料と議事録を決めた場所に保管し、定例会の予定を全員に登録する | PL | □ |
当日の進行のコツ
- 冒頭で「この会で決めること」を画面に出す。 終わりに同じ画面へ戻り、決まったかどうかを確認します。
- 説明は資料を読み上げず、各スライドで伝えたい1点を話します。
- 質問が長くなりそうなときは「宿題」に書き、担当と期限を決めて先へ進みます。
- 発言が少ないときは、「最初の2週間で気になる点を1つずつ」のように答えやすい聞き方をします。
- オンライン参加者がいるときは、チャットの質問を拾う役を1人決めます。
当日に決めておく事項の一覧
会が終わった時点で、次の項目に答えが入っている状態を目指します。その場で決まらない項目は、宿題として担当と期限を付けます。
| 分類 | 決めること | 記入例 |
|---|---|---|
| 目的 | 成功の基準と確かめ方 | 二重予約 月0件。月次の集計で確認 |
| スコープ | 対象外の範囲 | 拠点の備品と購入申請は対象外 |
| 体制 | 両社(各チーム)の窓口 | 発注側:総務 佐藤さん、受注側:PM 鈴木 |
| 体制 | 承認する人 | 要件と受入の承認は総務部長 |
| 日程 | マイルストーンの日付 | 要件確定 11/14、受入開始 2/2、利用開始 3/2 |
| 日程 | 発注側(他部門)に依頼する作業と期限 | 備品台帳の初期データ 10/31 まで |
| 会議 | 定例会の曜日・時間・参加者 | 毎週火曜 10:00〜10:30、両社の窓口とPL |
| 報告 | 進み具合の報告の頻度と形式 | 週次、定例会の前日に報告書を送付 |
| 連絡 | 連絡手段の使い分け | 日常はチャット、依頼と合意はメール、急ぎは電話 |
| 資料 | 置き場所と名前の付け方 | 共有フォルダ「10_計画」、ファイル名に日付と版数 |
| 課題 | 記録する場所と見直しの頻度 | 課題管理表、定例会で毎週確認 |
| 変更 | 依頼から合意までの手続き | 変更依頼票 → 影響の見積もり → 両社のPMが合意 |
| 品質 | レビューと受入の進め方 | 設計書は発注側が5営業日で確認 |
| 環境 | アカウントや機器の準備 | 開発環境の利用申請を10/10までに提出 |
| 次回 | 次の会議の日時と議題 | 10/13 10:00、要件ヒアリングの進め方 |
案内メールのひな形
社内向け
件名:【備品予約システム開発】キックオフミーティングのご案内(10/6 14:00〜15:00)
関係者各位
備品予約システム開発のキックオフミーティングを下記のとおり開催します。
■ 日時:2026年10月6日(火)14:00〜15:00
■ 場所:第2会議室(オンライン参加の方は下記URL)
■ 目的:目的・範囲・体制・日程・進め方の認識をそろえる
■ 議題:
1. 背景と目的、成功の基準
2. スコープと成果物
3. 体制と役割分担
4. スケジュールとマイルストーン
5. 進め方のルール
6. 質疑、決定事項と宿題の確認
■ 資料:共有フォルダ「10_計画/キックオフ資料_v1.0」(10/1に掲載)
■ お願い:資料に目を通し、質問があれば10/2までに返信でお知らせください。
ご都合のつかない方は、10/1までにご連絡ください。
(署名)
顧客向け
件名:備品予約システム開発 キックオフミーティングのご案内
○○株式会社 総務部 佐藤様
いつもお世話になっております。△△の鈴木です。
備品予約システム開発の開始にあたり、キックオフミーティングを下記のとおり開催いたします。
■ 日時:2026年10月6日(火)14:00〜15:30
■ 場所:貴社 会議室(オンライン併用。URLは別途お送りします)
■ ご出席をお願いしたい方:総務部長様、佐藤様、情報システムご担当者様
■ 目的:本開発の目的・範囲・体制・日程・進め方について、両社で認識をそろえること
■ 議題:
1. 参加者のご紹介
2. 背景と目的、成功の基準(総務部長様よりお話しいただければ幸いです)
3. スコープと成果物、前提条件
4. 体制、役割分担、窓口
5. スケジュールと、貴社にお願いする作業
6. 進め方(定例会、ご報告、課題・変更の扱い)
7. 質疑、決定事項の確認
■ 資料:10/1(木)にメールでお送りします。
当日決めたい事項は次の3点です。
・定例会の曜日と時間
・ご確認・ご承認の窓口
・備品台帳データのご提供時期
ご不明な点がございましたら、お気軽にお知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
議事録のひな形と記入例
キックオフの議事録は、発言の記録よりも決定事項と宿題が主役です。翌営業日までに送ります。
# 備品予約システム開発 キックオフミーティング 議事録
- 日時:2026-10-06(火)14:00〜15:30
- 場所:○○株式会社 会議室/オンライン
- 参加者:(発注側)総務部長、佐藤、高橋 (受注側)鈴木(PM)、田中(PL)、伊藤
- 欠席:なし
- 資料:キックオフ資料 v1.0
- 記録:伊藤
## 決定事項
| No | 内容 |
|---|---|
| 1 | 成功の基準は「二重予約 月0件」「承認まで平均1営業日以内」とする |
| 2 | 対象は本社の共用備品。拠点の備品と購入申請は対象外とする |
| 3 | 窓口は発注側 佐藤、受注側 鈴木とする。要件と受入の承認者は総務部長 |
| 4 | 定例会は毎週火曜 10:00〜10:30。報告書は前日に送付する |
| 5 | 変更は変更依頼票で受け付け、両社のPMが合意してから着手する |
## 宿題
| No | 内容 | 担当 | 期限 |
|---|---|---|---|
| 1 | 備品台帳の初期データを提供する | 佐藤 | 10/31 |
| 2 | 要件ヒアリングの日程案を送る | 田中 | 10/8 |
| 3 | 開発環境の利用申請を提出する | 伊藤 | 10/10 |
## 持ち越し(次回までに決める)
| No | 内容 | 担当 | 決める日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 拠点への展開時期を今回の計画に含めるか | 総務部長、鈴木 | 10/13 |
## 主な質疑
- Q(高橋):既存の表計算ファイルの予約データは移すのか。
A(鈴木):利用開始日以降の予約のみ移す方針で、要件定義で確定する。
## 次回
- 2026-10-13(火)10:00〜10:30 第1回定例会(要件ヒアリングの進め方)
訂正がありましたら、10/9までにお知らせください。
つまずきやすい点と整え方
| 起きやすいこと | 整え方 |
|---|---|
| 説明だけで時間が終わる | 資料を3日前に共有し、当日は要点と質疑に時間を使う |
| 当日に初めて聞く話が出て議論が止まる | 重要な点は責任者・窓口と事前にすり合わせておく |
| 役割があいまいなまま終わる | 体制図に氏名を入れ、窓口と承認者をその場で確認する |
| 決まったことが人によって違う | 終了前に決定事項と宿題を画面に映して読み上げる |
| 会のあとに動きが出ない | 直近2週間の予定をスライドに入れ、翌日から始める作業を示す |
| 欠席者に内容が伝わらない | 議事録と資料を翌日に共有し、質問の受付先を伝える |
よくある質問
Q. キックオフミーティングはいつ開けばよいですか? A. 目的・スコープ・体制・大まかな日程が固まった直後、作業を始める前が適しています。計画が固まる前に開くと決められる事項が少なくなり、作業が始まってからだと認識のずれを後から直すことになります。
Q. 60分と90分はどう選びますか? A. 顔なじみの小さなチームで資料を事前に読んでもらえるなら60分、初対面が多い、または顧客や複数部門が参加するなら90分が目安です。90分版は自己紹介とリスクの確認に時間を取っています。
Q. オンラインで開くときに変えることはありますか? A. 議題は同じです。自己紹介は1人30秒など時間を決め、質問はチャットでも受け付けます。決定事項と宿題は画面共有しながら書くと、認識のずれをその場で直せます。
Q. 資料は何枚くらいが適切ですか? A. 60分なら15枚前後が目安です。詳細は計画書に置き、資料には全員に関係する内容だけを載せます。
まとめ
- アジェンダは目的 → スコープ → 体制 → スケジュール → ルール → 質疑 → 決定事項の確認の順に並べる。
- 60分版・90分版と社内向け・顧客向けの4種類から、参加者の顔ぶれで選ぶ。
- 説明は全体の6割までにし、最後の決定事項と宿題の確認は削らない。
- 資料は15枚前後。直近2週間の予定を入れると翌日から動ける。
- 準備は2週間前から。資料は3日前に共有し、重要な点は事前にすり合わせる。
- 当日に決める事項の一覧を手元に置き、決まらない項目は宿題にする。
- 議事録は決定事項と宿題を中心に、翌営業日までに送る。
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(記載例)出典:株式会社RJC「キックオフミーティングのアジェンダテンプレートと資料の目次例・進め方」
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