キックオフミーティングとは、プロジェクトの開始時に関係者が集まり、目的・範囲・体制・日程・進め方の認識をそろえる会議です。 アジェンダは「目的 → スコープ → 体制 → スケジュール → 進め方のルール → 質疑 → 決定事項の確認」の順に並べると、初めて聞く人にも流れが伝わります。

この記事では、そのまま貼って使えるアジェンダ4種類(社内向け・顧客向け × 60分・90分)、キックオフ資料の目次例、準備チェックリスト、案内メールと議事録のひな形、当日に決めておく事項の一覧を載せます。例は架空の「備品予約システムの開発」です。

確認環境:アジェンダの時間配分の合計(60分・90分)とタブ区切り版の列数は、Python 3.11 で検算しています。

キックオフミーティングの早見表

項目 内容
目的 目的・範囲・体制・日程・進め方の認識をそろえ、最初の一歩を全員が踏み出せる状態にする
開く時期 計画(目的・スコープ・体制・大まかな日程)が固まった直後、作業を始める前
長さ 60分(顔なじみの小さなチーム)または90分(初対面が多い、顧客が参加する)
参加者 責任者、PM、各担当のリーダーとメンバー。顧客向けでは発注側の責任者と窓口担当
用意するもの アジェンダ、キックオフ資料、体制図、スケジュール、議事録のひな形
会の成果 決定事項、宿題(担当と期限つき)、次回の定例会の日時
終わったあと 翌営業日までに議事録を送り、宿題を課題管理表に登録する

本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。

(記載例)出典:株式会社RJC「キックオフミーティングのアジェンダテンプレートと資料の目次例・進め方」

4種類のアジェンダの選び方

状況 選ぶアジェンダ
社内メンバーのみ。ほぼ全員が顔なじみで、10人以下 社内向け・60分版
社内メンバーのみ。初対面が多い、または複数部門が参加 社内向け・90分版
顧客が参加。提案時から同じ担当者で、内容の認識がそろっている 顧客向け・60分版
顧客が参加。初顔合わせ、または発注側の関係部門が多い 顧客向け・90分版

アジェンダテンプレート4種類

時間は開始からの経過(時:分)です。担当の PM はプロジェクトマネージャー、PL はプロジェクトリーダーを指します。

社内向け・60分版

時間 分 議題 担当 ねらい
0:00〜0:05 5 開会、目的とゴールの確認 PM この会で決めること・持ち帰ることをそろえる
0:05〜0:15 10 背景と目的、成功の基準 PM なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする
0:15〜0:25 10 スコープと成果物 PM やること・やらないことの境界を示す
0:25〜0:35 10 体制と役割分担 PM だれに何を聞けばよいかを明確にする
0:35〜0:45 10 スケジュールとマイルストーン PL 最初の2週間の動きと節目の日付を共有する
0:45〜0:50 5 進め方のルール(会議・連絡・課題管理) PL 日々の動き方を1枚で決める
0:50〜0:57 7 質疑 全員 不明点をその場で出し切る
0:57〜1:00 3 決定事項と宿題の確認、閉会 PM だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる

タブ区切り版です。

開始  終了  分   議題  担当  ねらい
0:00    0:05    5   開会、目的とゴールの確認    PM  この会で決めること・持ち帰ることをそろえる
0:05    0:15    10  背景と目的、成功の基準 PM  なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする
0:15    0:25    10  スコープと成果物    PM  やること・やらないことの境界を示す
0:25    0:35    10  体制と役割分担 PM  だれに何を聞けばよいかを明確にする
0:35    0:45    10  スケジュールとマイルストーン  PL  最初の2週間の動きと節目の日付を共有する
0:45    0:50    5   進め方のルール(会議・連絡・課題管理) PL  日々の動き方を1枚で決める
0:50    0:57    7   質疑  全員  不明点をその場で出し切る
0:57    1:00    3   決定事項と宿題の確認、閉会   PM  だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる

社内向け・90分版

時間 分 議題 担当 ねらい
0:00〜0:05 5 開会、目的とゴールの確認 PM この会で決めること・持ち帰ることをそろえる
0:05〜0:15 10 自己紹介(担当と得意分野) 全員 顔と担当を結びつけ、話しかけやすくする
0:15〜0:25 10 背景と目的、成功の基準 PM なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする
0:25〜0:35 10 スコープと成果物 PM やること・やらないことの境界を示す
0:35〜0:45 10 体制と役割分担 PM だれに何を聞けばよいかを明確にする
0:45〜0:55 10 スケジュールとマイルストーン PL 最初の2週間の動きと節目の日付を共有する
0:55〜1:05 10 進め方のルール(会議・連絡・課題管理・レビュー) PL 日々の動き方を決める
1:05〜1:15 10 リスクと前提の洗い出し 全員 気になる点を付せんやチャットで出し合う
1:15〜1:25 10 質疑 全員 不明点をその場で出し切る
1:25〜1:30 5 決定事項と宿題の確認、閉会 PM だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる

タブ区切り版です。

開始  終了  分   議題  担当  ねらい
0:00    0:05    5   開会、目的とゴールの確認    PM  この会で決めること・持ち帰ることをそろえる
0:05    0:15    10  自己紹介(担当と得意分野)   全員  顔と担当を結びつけ、話しかけやすくする
0:15    0:25    10  背景と目的、成功の基準 PM  なぜ今この開発を行うのかを全員が同じ言葉で言えるようにする
0:25    0:35    10  スコープと成果物    PM  やること・やらないことの境界を示す
0:35    0:45    10  体制と役割分担 PM  だれに何を聞けばよいかを明確にする
0:45    0:55    10  スケジュールとマイルストーン  PL  最初の2週間の動きと節目の日付を共有する
0:55    1:05    10  進め方のルール(会議・連絡・課題管理・レビュー)    PL  日々の動き方を決める
1:05    1:15    10  リスクと前提の洗い出し 全員  気になる点を付せんやチャットで出し合う
1:15    1:25    10  質疑  全員  不明点をその場で出し切る
1:25    1:30    5   決定事項と宿題の確認、閉会   PM  だれが・いつまでに・何をするかを読み上げる

顧客向け・60分版

時間 分 議題 担当 ねらい
0:00〜0:05 5 開会、参加者の紹介 受注側PM 両社の窓口と役割を確認する
0:05〜0:10 5 目的とゴール、成功の基準 発注側責任者 発注側の言葉で狙いを語ってもらう
0:10〜0:20 10 スコープと成果物、前提条件 受注側PM 契約・提案時の内容と認識をそろえる
0:20〜0:30 10 体制、役割分担、窓口 受注側PM 依頼・承認・問い合わせの経路を決める
0:30〜0:40 10 スケジュールと発注側に依頼する作業 受注側PM 資料提供・確認・受入の時期を合意する
0:40〜0:48 8 進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い) 受注側PL 報告の頻度と変更の手続きを決める
0:48〜0:55 7 質疑 全員 懸念をその場で共有する
0:55〜1:00 5 決定事項と宿題の確認、次回日程 受注側PM 議事録の送付日と次回の日時を確定する

タブ区切り版です。

開始  終了  分   議題  担当  ねらい
0:00    0:05    5   開会、参加者の紹介   受注側PM   両社の窓口と役割を確認する
0:05    0:10    5   目的とゴール、成功の基準    発注側責任者  発注側の言葉で狙いを語ってもらう
0:10    0:20    10  スコープと成果物、前提条件   受注側PM   契約・提案時の内容と認識をそろえる
0:20    0:30    10  体制、役割分担、窓口  受注側PM   依頼・承認・問い合わせの経路を決める
0:30    0:40    10  スケジュールと発注側に依頼する作業   受注側PM   資料提供・確認・受入の時期を合意する
0:40    0:48    8   進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い)    受注側PL   報告の頻度と変更の手続きを決める
0:48    0:55    7   質疑  全員  懸念をその場で共有する
0:55    1:00    5   決定事項と宿題の確認、次回日程 受注側PM   議事録の送付日と次回の日時を確定する

顧客向け・90分版

時間 分 議題 担当 ねらい
0:00〜0:05 5 開会、目的とゴールの確認 受注側PM この会で合意することを示す
0:05〜0:15 10 参加者の紹介 全員 両社の窓口と役割を確認する
0:15〜0:25 10 背景と目的、成功の基準 発注側責任者 発注側の言葉で狙いを語ってもらう
0:25〜0:35 10 スコープと成果物、前提条件 受注側PM 契約・提案時の内容と認識をそろえる
0:35〜0:45 10 体制、役割分担、窓口 受注側PM 依頼・承認・問い合わせの経路を決める
0:45〜0:55 10 スケジュールと発注側に依頼する作業 受注側PM 資料提供・確認・受入の時期を合意する
0:55〜1:05 10 進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い) 受注側PL 報告の頻度と変更の手続きを決める
1:05〜1:15 10 リスクと前提の確認 両社 早めに手を打ちたい点を共有する
1:15〜1:25 10 質疑 全員 懸念をその場で共有する
1:25〜1:30 5 決定事項と宿題の確認、次回日程 受注側PM 議事録の送付日と次回の日時を確定する

タブ区切り版です。

開始  終了  分   議題  担当  ねらい
0:00    0:05    5   開会、目的とゴールの確認    受注側PM   この会で合意することを示す
0:05    0:15    10  参加者の紹介  全員  両社の窓口と役割を確認する
0:15    0:25    10  背景と目的、成功の基準 発注側責任者  発注側の言葉で狙いを語ってもらう
0:25    0:35    10  スコープと成果物、前提条件   受注側PM   契約・提案時の内容と認識をそろえる
0:35    0:45    10  体制、役割分担、窓口  受注側PM   依頼・承認・問い合わせの経路を決める
0:45    0:55    10  スケジュールと発注側に依頼する作業   受注側PM   資料提供・確認・受入の時期を合意する
0:55    1:05    10  進め方(定例会、報告、課題・変更の扱い)    受注側PL   報告の頻度と変更の手続きを決める
1:05    1:15    10  リスクと前提の確認   両社  早めに手を打ちたい点を共有する
1:15    1:25    10  質疑  全員  懸念をその場で共有する
1:25    1:30    5   決定事項と宿題の確認、次回日程 受注側PM   議事録の送付日と次回の日時を確定する

時間配分の考え方

  • 説明は全体の6割まで、残りを質疑と確認に使うと、聞くだけの会になりにくくなります。
  • 最後の「決定事項と宿題の確認」は削らない。時間が押したときは、資料に書いてある説明を短くして調整します。
  • 90分版で増える時間は、自己紹介とリスクの洗い出しに充てています。初対面が多い会ほど、ここで話しやすさが変わります。
  • 顧客向けでは、目的と成功の基準を発注側の責任者に話してもらうと、両社のメンバーに狙いが直接伝わります。事前にお願いしておきます。

キックオフ資料の目次例(スライド単位)

15枚前後にまとめると、60分でも説明しきれます。詳細は計画書に任せ、資料は全員に関係する内容だけに絞ります。

No スライドの題 書く内容 枚数の目安
1 表紙 名称、開催日、版数、作成者 1
2 本日のアジェンダとゴール 議題と時間、この会で決めること 1
3 背景と目的 今の困りごと、開発で実現したい状態を2〜3行で 1
4 成功の基準 数値で確かめられる目標(例:予約の手続き時間を半分にする) 1
5 スコープ 対象の業務・機能・利用者。やること 1
6 対象外と前提条件 やらないこと、前提にしている条件(既存の機器を使う など) 1
7 成果物一覧 成果物の名前、作成者、確認者、納める時期 1
8 体制図 責任者、PM、各チーム、顧客側の窓口。氏名入り 1
9 役割分担 主な作業ごとの担当・承認・相談先 1
10 全体スケジュール 工程とマイルストーン(要件確定、設計完了、受入開始、リリース) 1
11 直近2週間の予定 最初の作業、担当、期限。翌日から動ける粒度で 1
12 会議体 定例会の曜日・時間・参加者・目的、報告の頻度 1
13 連絡と情報共有のルール 連絡手段の使い分け、資料の置き場所、名前の付け方 1
14 課題・リスク・変更の扱い 記録する場所、判断する人、手続きの流れ 1
15 現時点のリスクと前提 上位3〜5件と、最初に打つ手 1
16 本日決めたいことと宿題 当日に合意したい項目、持ち帰りの欄 1
17 連絡先一覧 氏名、担当、連絡先(付録) 1

タブ区切り版です。

No  スライドの題  書く内容
1   表紙  名称、開催日、版数、作成者
2   本日のアジェンダとゴール    議題と時間、この会で決めること
3   背景と目的   今の困りごと、開発で実現したい状態
4   成功の基準   数値で確かめられる目標
5   スコープ    対象の業務・機能・利用者
6   対象外と前提条件    やらないこと、前提にしている条件
7   成果物一覧   成果物の名前、作成者、確認者、納める時期
8   体制図 責任者、PM、各チーム、顧客側の窓口
9   役割分担    主な作業ごとの担当・承認・相談先
10  全体スケジュール    工程とマイルストーン
11  直近2週間の予定    最初の作業、担当、期限
12  会議体 定例会の曜日・時間・参加者・目的
13  連絡と情報共有のルール 連絡手段の使い分け、資料の置き場所
14  課題・リスク・変更の扱い    記録する場所、判断する人、手続きの流れ
15  現時点のリスクと前提  上位3〜5件と最初に打つ手
16  本日決めたいことと宿題 当日に合意したい項目、持ち帰りの欄
17  連絡先一覧   氏名、担当、連絡先

社内向けと顧客向けで変えるスライド

スライド 社内向け 顧客向け
背景と目的 チームにとっての意義、身につく技術も添える 発注側の言葉をそのまま使う。提案書の表現と合わせる
対象外と前提条件 判断に迷ったときの相談先を書く 契約・提案時の合意内容と一致させる
役割分担 メンバー単位で細かく 両社の境界(どちらが用意し、どちらが確認するか)を中心に
全体スケジュール 作業の依存関係を中心に 発注側に依頼する作業(資料提供、確認、受入)と期限を色分けする
課題・リスク・変更の扱い 記録の場所と週次の見直し方法 変更の依頼から合意までの手続きと、判断する人
社内だけの情報 工数や原価の見込みを載せてもよい 載せない。別資料に分ける

記入例(スライド3〜6の文面)

## 背景と目的
- 備品の予約を表計算ファイルと口頭で行っており、二重予約と返却の遅れが月に数件起きている。
- 予約・承認・返却を1つの画面で扱えるようにし、総務担当の確認作業を減らす。

## 成功の基準
- 二重予約:月0件
- 予約から承認までの時間:平均1営業日以内
- 利用開始から3か月で、対象部門の予約の9割がシステム経由

## スコープ
- 対象:本社の共用備品(プロジェクター、ノートPC、会議用機器)約200点
- 機能:備品の検索、予約、承認、貸出・返却の記録、利用状況の集計

## 対象外と前提条件
- 対象外:拠点の備品、購入申請、棚卸
- 前提:社内の認証基盤でログインする。備品台帳の初期データは総務担当が用意する。

進め方(準備から翌日まで)

flowchart LR
  A[2週間前 日程と参加者を決める] --> B[1週間前 資料の初版と案内メール]
  B --> C[3日前 資料を事前共有]
  C --> D[前日 最終確認]
  D --> E[当日 進行と記録]
  E --> F[翌日 議事録と宿題の登録]

準備チェックリスト(2週間前〜翌日)

時期 やること 担当 済
2週間前 開催の目的と、会で決めたいことを3つ以内で書き出す PM □
2週間前 参加者を決め、日時と場所(会議室・オンラインのURL)を確保する PM □
2週間前 責任者に冒頭の話(目的・期待)を依頼する PM □
2週間前 アジェンダを4種類から選び、時間配分を調整する PM □
1週間前 キックオフ資料の初版を作り、責任者の確認を受ける PM □
1週間前 体制図と役割分担を、本人と上長に確認する PM □
1週間前 案内メールを送る(アジェンダ、事前に読む資料、準備のお願い) PM □
1週間前 顧客向け:発注側の窓口と内容をすり合わせ、当日に初めて出る話をなくす PM □
3日前 資料の確定版を共有する PM □
3日前 事前に届いた質問をまとめ、回答を用意する PL □
3日前 進行役、記録係、時間係を決める PM □
前日 会議室の機器、オンライン会議の接続、画面共有を試す PL □
前日 議事録のひな形に日時・参加者・議題を入れておく 記録係 □
前日 出欠を確認し、欠席者への共有方法を決める PM □
当日(開始前) 資料を開き、決めたい事項の一覧を手元に置く PM □
当日(進行中) 決定事項と宿題を、画面に映しながらその場で書く 記録係 □
当日(終了時) 決定事項・宿題・次回日程を読み上げて合意する PM □
翌日 議事録を送り、訂正の受付期限を伝える 記録係 □
翌日 宿題を課題管理表に登録し、担当と期限を入れる PL □
翌日 欠席者に資料と議事録を共有し、質問を受ける PM □
翌日 資料と議事録を決めた場所に保管し、定例会の予定を全員に登録する PL □

当日の進行のコツ

  • 冒頭で「この会で決めること」を画面に出す。 終わりに同じ画面へ戻り、決まったかどうかを確認します。
  • 説明は資料を読み上げず、各スライドで伝えたい1点を話します。
  • 質問が長くなりそうなときは「宿題」に書き、担当と期限を決めて先へ進みます。
  • 発言が少ないときは、「最初の2週間で気になる点を1つずつ」のように答えやすい聞き方をします。
  • オンライン参加者がいるときは、チャットの質問を拾う役を1人決めます。

当日に決めておく事項の一覧

会が終わった時点で、次の項目に答えが入っている状態を目指します。その場で決まらない項目は、宿題として担当と期限を付けます。

分類 決めること 記入例
目的 成功の基準と確かめ方 二重予約 月0件。月次の集計で確認
スコープ 対象外の範囲 拠点の備品と購入申請は対象外
体制 両社(各チーム)の窓口 発注側:総務 佐藤さん、受注側:PM 鈴木
体制 承認する人 要件と受入の承認は総務部長
日程 マイルストーンの日付 要件確定 11/14、受入開始 2/2、利用開始 3/2
日程 発注側(他部門)に依頼する作業と期限 備品台帳の初期データ 10/31 まで
会議 定例会の曜日・時間・参加者 毎週火曜 10:00〜10:30、両社の窓口とPL
報告 進み具合の報告の頻度と形式 週次、定例会の前日に報告書を送付
連絡 連絡手段の使い分け 日常はチャット、依頼と合意はメール、急ぎは電話
資料 置き場所と名前の付け方 共有フォルダ「10_計画」、ファイル名に日付と版数
課題 記録する場所と見直しの頻度 課題管理表、定例会で毎週確認
変更 依頼から合意までの手続き 変更依頼票 → 影響の見積もり → 両社のPMが合意
品質 レビューと受入の進め方 設計書は発注側が5営業日で確認
環境 アカウントや機器の準備 開発環境の利用申請を10/10までに提出
次回 次の会議の日時と議題 10/13 10:00、要件ヒアリングの進め方

案内メールのひな形

社内向け

件名:【備品予約システム開発】キックオフミーティングのご案内(10/6 14:00〜15:00)

関係者各位

備品予約システム開発のキックオフミーティングを下記のとおり開催します。

■ 日時:2026年10月6日(火)14:00〜15:00
■ 場所:第2会議室(オンライン参加の方は下記URL)
■ 目的:目的・範囲・体制・日程・進め方の認識をそろえる
■ 議題:
  1. 背景と目的、成功の基準
  2. スコープと成果物
  3. 体制と役割分担
  4. スケジュールとマイルストーン
  5. 進め方のルール
  6. 質疑、決定事項と宿題の確認
■ 資料:共有フォルダ「10_計画/キックオフ資料_v1.0」(10/1に掲載)
■ お願い:資料に目を通し、質問があれば10/2までに返信でお知らせください。

ご都合のつかない方は、10/1までにご連絡ください。

(署名)

顧客向け

件名:備品予約システム開発 キックオフミーティングのご案内

○○株式会社 総務部 佐藤様

いつもお世話になっております。△△の鈴木です。
備品予約システム開発の開始にあたり、キックオフミーティングを下記のとおり開催いたします。

■ 日時:2026年10月6日(火)14:00〜15:30
■ 場所:貴社 会議室(オンライン併用。URLは別途お送りします)
■ ご出席をお願いしたい方:総務部長様、佐藤様、情報システムご担当者様
■ 目的:本開発の目的・範囲・体制・日程・進め方について、両社で認識をそろえること
■ 議題:
  1. 参加者のご紹介
  2. 背景と目的、成功の基準(総務部長様よりお話しいただければ幸いです)
  3. スコープと成果物、前提条件
  4. 体制、役割分担、窓口
  5. スケジュールと、貴社にお願いする作業
  6. 進め方(定例会、ご報告、課題・変更の扱い)
  7. 質疑、決定事項の確認
■ 資料:10/1(木)にメールでお送りします。

当日決めたい事項は次の3点です。
  ・定例会の曜日と時間
  ・ご確認・ご承認の窓口
  ・備品台帳データのご提供時期

ご不明な点がございましたら、お気軽にお知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

(署名)

議事録のひな形と記入例

キックオフの議事録は、発言の記録よりも決定事項と宿題が主役です。翌営業日までに送ります。

# 備品予約システム開発 キックオフミーティング 議事録

- 日時:2026-10-06(火)14:00〜15:30
- 場所:○○株式会社 会議室/オンライン
- 参加者:(発注側)総務部長、佐藤、高橋 (受注側)鈴木(PM)、田中(PL)、伊藤
- 欠席:なし
- 資料:キックオフ資料 v1.0
- 記録:伊藤

## 決定事項
| No | 内容 |
|---|---|
| 1 | 成功の基準は「二重予約 月0件」「承認まで平均1営業日以内」とする |
| 2 | 対象は本社の共用備品。拠点の備品と購入申請は対象外とする |
| 3 | 窓口は発注側 佐藤、受注側 鈴木とする。要件と受入の承認者は総務部長 |
| 4 | 定例会は毎週火曜 10:00〜10:30。報告書は前日に送付する |
| 5 | 変更は変更依頼票で受け付け、両社のPMが合意してから着手する |

## 宿題
| No | 内容 | 担当 | 期限 |
|---|---|---|---|
| 1 | 備品台帳の初期データを提供する | 佐藤 | 10/31 |
| 2 | 要件ヒアリングの日程案を送る | 田中 | 10/8 |
| 3 | 開発環境の利用申請を提出する | 伊藤 | 10/10 |

## 持ち越し(次回までに決める)
| No | 内容 | 担当 | 決める日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 拠点への展開時期を今回の計画に含めるか | 総務部長、鈴木 | 10/13 |

## 主な質疑
- Q(高橋):既存の表計算ファイルの予約データは移すのか。
  A(鈴木):利用開始日以降の予約のみ移す方針で、要件定義で確定する。

## 次回
- 2026-10-13(火)10:00〜10:30 第1回定例会(要件ヒアリングの進め方)

訂正がありましたら、10/9までにお知らせください。

つまずきやすい点と整え方

起きやすいこと 整え方
説明だけで時間が終わる 資料を3日前に共有し、当日は要点と質疑に時間を使う
当日に初めて聞く話が出て議論が止まる 重要な点は責任者・窓口と事前にすり合わせておく
役割があいまいなまま終わる 体制図に氏名を入れ、窓口と承認者をその場で確認する
決まったことが人によって違う 終了前に決定事項と宿題を画面に映して読み上げる
会のあとに動きが出ない 直近2週間の予定をスライドに入れ、翌日から始める作業を示す
欠席者に内容が伝わらない 議事録と資料を翌日に共有し、質問の受付先を伝える

よくある質問

Q. キックオフミーティングはいつ開けばよいですか? A. 目的・スコープ・体制・大まかな日程が固まった直後、作業を始める前が適しています。計画が固まる前に開くと決められる事項が少なくなり、作業が始まってからだと認識のずれを後から直すことになります。

Q. 60分と90分はどう選びますか? A. 顔なじみの小さなチームで資料を事前に読んでもらえるなら60分、初対面が多い、または顧客や複数部門が参加するなら90分が目安です。90分版は自己紹介とリスクの確認に時間を取っています。

Q. オンラインで開くときに変えることはありますか? A. 議題は同じです。自己紹介は1人30秒など時間を決め、質問はチャットでも受け付けます。決定事項と宿題は画面共有しながら書くと、認識のずれをその場で直せます。

Q. 資料は何枚くらいが適切ですか? A. 60分なら15枚前後が目安です。詳細は計画書に置き、資料には全員に関係する内容だけを載せます。

まとめ

  • アジェンダは目的 → スコープ → 体制 → スケジュール → ルール → 質疑 → 決定事項の確認の順に並べる。
  • 60分版・90分版と社内向け・顧客向けの4種類から、参加者の顔ぶれで選ぶ。
  • 説明は全体の6割までにし、最後の決定事項と宿題の確認は削らない。
  • 資料は15枚前後。直近2週間の予定を入れると翌日から動ける。
  • 準備は2週間前から。資料は3日前に共有し、重要な点は事前にすり合わせる。
  • 当日に決める事項の一覧を手元に置き、決まらない項目は宿題にする。
  • 議事録は決定事項と宿題を中心に、翌営業日までに送る。

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(記載例)出典:株式会社RJC「キックオフミーティングのアジェンダテンプレートと資料の目次例・進め方」

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