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GitHub Copilotの使い方|ショートカット・コマンド一覧と設定
GitHub Copilotの使い方は、「補完(入力中に続きを提案)」「チャット(Chatビューで質問・依頼)」「インラインチャット(エディタ上でその場の修正)」の3つの入口と、それぞれのショートカットを覚えるところから始まります。 VS Codeでは、補完の受け入れは Tab、Chatビューは Ctrl+Alt+I(Macは Ctrl+Cmd+I)、インラインチャットは Ctrl+I(Macは Cmd+I)です。
この記事では、ショートカットをWindows/Mac別・入口別の早見表にし、スラッシュコマンド・@参加者・#変数を「何をするか・使う場面・入力例」の3列で一覧にしました。後半では、Ask・Agent・Planなどの役割の違い、エージェントで使う settings.json の項目、.github/copilot-instructions.md・AGENTS.md・プロンプトファイル・mcp.json のコピペ用の雛形をまとめています。
確認環境:内容はすべて、2026年10月5日に開いたVS Code公式ドキュメント(code.visualstudio.com/docs)とGitHub Docs(docs.github.com)の記載にもとづきます。対象はVS CodeのGitHub Copilotです。雛形のJSONはPython 3.11の json モジュールで、YAMLの先頭ブロックはPyYAMLで、構文を確かめています。ショートカットは既定の割り当てで、キーボードの配列や拡張機能によって変わることがあります。
GitHub Copilotのショートカット早見表(Windows/Mac別)
補完(インラインの提案)
| 操作 | Windows | Mac | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 提案を受け入れる | Tab |
Tab |
灰色で出た続きをそのまま採用する |
| 提案を閉じる | Esc |
Esc |
提案を使わずに自分で書く |
| 次の単語(または行)だけ受け入れる | Ctrl+→ |
Cmd+→ |
提案の前半だけ使いたい |
| 次の提案を表示 | Alt+] |
Option+] |
別の候補を見たい |
| 前の提案を表示 | Alt+[ |
Option+[ |
1つ前の候補に戻る |
| 提案を手動で呼び出す | Alt+\ |
Option+\ |
提案が出てこないとき |
| 複数の候補を別のペインで開く | Ctrl+Enter |
Ctrl+Return |
候補を並べて選びたい |
チャット(Chatビュー)
| 操作 | Windows | Mac | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| Chatビューを開く | Ctrl+Alt+I |
Ctrl+Cmd+I |
質問や依頼を始める |
| 新しいチャットを始める(Chatビュー内) | Ctrl+N |
Cmd+N |
話題を切り替え、前の文脈を持ち越さない |
| エージェントに切り替える | Ctrl+Shift+I |
Shift+Cmd+I |
複数ファイルの変更やコマンド実行を任せる |
| クイックチャットを開く | Ctrl+Shift+Alt+L |
Shift+Option+Cmd+L |
作業中の画面を変えずに短く質問する |
| モデルの選択を開く | Ctrl+Alt+. |
Option+Cmd+. |
使うモデルを切り替える |
| 音声でプロンプトを入力(Chatビュー内) | Ctrl+I |
Cmd+I |
声で依頼を入力する |
| 前のプロンプトへ移動 | Ctrl+Alt+↑ |
Option+Cmd+↑ |
長い会話をさかのぼる |
| 次のプロンプトへ移動 | Ctrl+Alt+↓ |
Option+Cmd+↓ |
会話を先へ進む |
| 前のコードブロックへ移動 | Ctrl+Alt+PageUp |
Option+Cmd+PageUp |
回答のコードだけを順に見る |
| 次のコードブロックへ移動 | Ctrl+Alt+PageDown |
Option+Cmd+PageDown |
同上 |
| チャット内を検索 | Ctrl+F |
Cmd+F |
会話の中の語句を探す |
インラインチャット(エディタ・ターミナル)
| 操作 | Windows | Mac | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| エディタでインラインチャットを開く | Ctrl+I |
Cmd+I |
選択した範囲をその場で直してもらう |
| ターミナルでインラインチャットを開く | Ctrl+I |
Cmd+I |
コマンドの書き方を尋ねる |
| 提案されたコマンドを実行(ターミナル) | Ctrl+Enter |
Cmd+Enter |
そのまま実行する |
| 提案されたコマンドを挿入(ターミナル) | Alt+Enter |
Option+Enter |
実行前に手で直したい |
| インラインの音声チャット | Ctrl+I を長押し |
Cmd+I を長押し |
声で依頼する |
| 名前の変更でAIの候補を出す | F2 |
F2 |
変数や関数の名前の候補がほしい |
リファレンスの記載では、LinuxはWindowsと同じ割り当てで、「エージェントに切り替える」だけ Ctrl+Shift+Alt+I です。
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「GitHub Copilotの使い方|ショートカット・コマンド一覧と設定」
3つの入口の使い分け
| 入口 | 向いている作業 | 渡る文脈 | 結果の受け取り方 |
|---|---|---|---|
| 補完 | 書いている途中の続き、定型の記述 | カーソル周辺のコード | Tab で採用、Esc で見送り |
| インラインチャット | 選択範囲の修正、コメントの追加、短い生成 | 選択範囲と開いているファイル | エディタ上の差分を見て採用するか決める |
| チャット | 調査、説明、複数ファイルにまたがる変更、コマンドの実行 | 自分で足した文脈(# と @)とワークスペース | 回答を読む。エージェントの場合は変更とコマンドを確認する |
補完の提案は、カスタム指示ファイルの影響を受けません。VS Codeのドキュメントには、カスタム指示はインラインの提案には適用されないと書かれています。書き方のルールを反映させたい作業は、チャットかインラインチャットで依頼するのが確かです。
スラッシュコマンド一覧
チャットの入力欄で / を打つと候補が出ます。
| コマンド | 何をするか | 使う場面 | 入力例 |
|---|---|---|---|
/explain |
コードブロック、ファイル、プログラミングの概念を説明する | 初めて読むコードの理解 | /explain この関数の戻り値が空になる条件 |
/fix |
コードの修正案、コンパイルやリントのエラーの解消を提案する | 波線のエラーを直したい | /fix #problems |
/tests |
選択した、またはすべてのメソッドと関数のテストを生成する | 単体テストの下書き | /tests 境界値のケースを含めて |
/doc |
エディタのインラインチャットで、ドキュメントコメントを生成する | 関数の説明コメントを付けたい | /doc(関数を選択して実行) |
/setupTests |
テストフレームワークの選び方と設定を案内する | テストの仕組みをこれから入れる | /setupTests |
/fixTestFailure |
通らないテストの直し方を提案する | テストが通らない原因を知りたい | /fixTestFailure |
/new |
新しいワークスペースやファイルのひな形を作る | 新規プロジェクトの土台 | /new TypeScriptのコマンドラインツール |
/newNotebook |
要件に沿ったJupyterノートブックのひな形を作る | データ確認用のノートブック | /newNotebook CSVを読み込んで集計する |
/search |
検索ビュー用の検索クエリを作る | 正規表現の検索条件を作りたい | /search TODOコメントのうち日付つきのもの |
/startDebugging |
launch.json を生成してデバッグを始める | デバッグ設定がまだない | /startDebugging |
/clear |
Chatビューで新しいチャットを始める | 文脈を切り替える | /clear |
/help |
Copilotの基本と早見を表示する | 使えるコマンドを確かめたい | /help |
/プロンプト名 |
自分で用意したプロンプトファイルを実行する | 決まった依頼を繰り返す | /review-diff |
/yolo、/autoApprove |
そのセッションでツールの自動承認を有効にする | 隔離された作業用の環境で手を止めずに進めたい | /autoApprove |
/help はGitHub Docsの早見表に、/yolo と /autoApprove はVS Codeの承認のページに記載があります。
@参加者(チャット参加者)一覧
@ で始まる参加者は、その分野に詳しい相手に質問を向ける指定です。
| 参加者 | 何をするか | 使う場面 | 入力例 |
|---|---|---|---|
@workspace |
現在のワークスペースについての質問に答える | どこに何が書かれているかを知りたい | @workspace 認証の処理はどのファイルにある? |
@vscode |
VS Codeの機能、設定、拡張機能APIについて答える | 設定名や操作方法を知りたい | @vscode 保存時に整形する設定は? |
@terminal |
統合ターミナルやシェルのコマンドについて答える | コマンドの書き方やエラーの意味 | @terminal 直前のコマンドのエラーを説明して |
@github |
GitHubのリポジトリ、Issue、プルリクエストなどについて答える | リポジトリの情報を調べる | @github このリポジトリで開いているIssueは? |
@azure |
Azureのサービスと、その使い方・デプロイ・管理について答える | Azureを使う構成の相談 | @azure 静的サイトを置く方法は? |
@azure はGitHub Docsの早見表に記載されている参加者です。
#変数とツール一覧
# で始まる指定は、チャットに文脈を足したり、エージェントが使うツールを名指ししたりするものです。入力欄で # を打つと、その環境で使えるものの一覧が出ます。
文脈を足すもの
| 指定 | 何をするか | 使う場面 | 入力例 |
|---|---|---|---|
#codebase |
ワークスペース内をコード検索し、関連する文脈を自動で探す | 対象のファイルが特定できていない | #codebase 日付の整形をしている場所は? |
#file |
ファイルの内容をプロンプトに含める | 見てほしいファイルが決まっている | #file(候補からファイルを選ぶ)の初期化処理を説明して |
#selection |
エディタで選択中のテキストを渡す | 選んだ範囲だけを対象にする | #selection を早期リターンの形に直して |
#changes |
ソース管理の変更の一覧を渡す | コミット前の見直し | #changes をレビューして |
#problems |
問題パネルの内容を文脈に足す | エラーと警告をまとめて直したい | /fix #problems |
#testFailure |
単体テストが通らなかった情報を渡す | テストの原因調査 | #testFailure の原因を調べて |
#terminalLastCommand |
直前のターミナルのコマンドと出力を渡す | コマンドのエラーの相談 | #terminalLastCommand が止まった理由は? |
#terminalSelection |
ターミナルで選択中の部分を渡す | 長い出力の一部だけを見せる | #terminalSelection を説明して |
#searchResults |
検索ビューの検索結果を渡す | 検索で絞った箇所を一括で扱う | #searchResults を新しい関数名に置き換える案 |
#usages |
参照の検索と定義への移動をまとめて行う | 関数の影響範囲の確認 | #usages formatDate の呼び出し元は? |
#fetch |
指定したWebページの内容を取得する | ドキュメントのURLを読ませる | #fetch https://example.com/docs の要点 |
#githubRepo |
GitHubのリポジトリ内をコード検索する | ほかのリポジトリの書き方を参考にする | #githubRepo owner/repo の設定例 |
#extensions |
VS Codeの拡張機能を検索して質問する | 用途に合う拡張機能を探す | #extensions Markdownの表を整形するもの |
#VSCodeAPI |
VS Codeの機能と拡張機能の開発について尋ねる | 拡張機能を作る | #VSCodeAPI ステータスバーに項目を足す方法 |
GitHub Docsの早見表には、ほかに #block(現在のブロック)、#class(現在のクラス)、#comment(現在のコメント)、#function(現在の関数・メソッド)、#line(現在の行)、#path(ファイルのパス)、#project(プロジェクトの文脈)、#sym(現在のシンボル)が載っています。
エージェントが使うツール
| 指定 | 何をするか | 使う場面 | 入力例 |
|---|---|---|---|
#editFiles |
ワークスペースのファイルに編集を適用する | 変更を任せる | #editFiles でログの出力先を変更して |
#createFile、#createDirectory |
ファイル、ディレクトリを新しく作る | ひな形の追加 | #createFile docs/setup.md を作って |
#readFile |
ファイルの内容を読む | 特定のファイルを読ませる | #readFile package.json のスクリプト一覧 |
#fileSearch |
globパターンでファイルを探す | 対象ファイルの洗い出し | #fileSearch **/*.test.ts |
#textSearch |
ファイル内のテキストを探す | 語句の出現箇所を集める | #textSearch "TODO" |
#listDirectory |
ディレクトリ内のファイルを一覧にする | 構成の把握 | #listDirectory src |
#runInTerminal |
統合ターミナルでシェルコマンドを実行する | ビルドや整形の実行 | #runInTerminal npm run build |
#getTerminalOutput |
実行したターミナルコマンドの出力を取得する | 実行結果を読ませる | #getTerminalOutput を確認して |
#runTests |
ワークスペースの単体テストを実行する | 変更後の確認 | #runTests を実行して結果をまとめて |
#runTask、#createAndRunTask |
既存のタスクを実行する、タスクを作って実行する | tasks.json の作業を任せる | #runTask build |
#getTaskOutput |
タスクの出力を取得する | タスクの結果を読ませる | #getTaskOutput build |
#runVscodeCommand |
VS Codeのコマンドを実行する | エディタの操作を任せる | #runVscodeCommand で整形を実行 |
#openSimpleBrowser |
内蔵のSimple Browserでローカルのアプリを表示する | 画面の確認 | #openSimpleBrowser http://localhost:3000 |
#todos |
依頼の進み具合をToDoリストで管理する | 手順の多い作業 | #todos を使って進めて |
#runSubagent |
独立した文脈のサブエージェントで作業する | 調査を切り出す | #runSubagent で依存関係を調べて |
#installExtension |
VS Codeの拡張機能をインストールする | 必要な拡張機能を入れる | #installExtension |
#new、#newWorkspace、#getProjectSetupInfo |
新しいワークスペースのひな形と設定情報を扱う | 新規作成 | #new |
#newJupyterNotebook、#editNotebook、#runCell、#getNotebookSummary、#readNotebookCellOutput |
ノートブックの作成・編集・実行・読み取り | ノートブックの作業 | #runCell |
#edit、#search、#runCommands、#runTasks、#runNotebooks は、関連するツールをまとめて有効にする指定として同じリファレンスに載っています。ツールの名前はバージョンによって変わることがあるので、入力欄の候補に出る名前を使ってください。1回の依頼で有効にできるツールは128個までで、超えたときはツールの選択画面で数を減らします。
Ask・Agent・Planなどの役割の違い
Chatビューの選択欄(エージェントピッカー)で役割を切り替えます。セッションの途中でも切り替えられます。この記事のタイトルでは広く使われている「エージェントモード」という呼び方をしていますが、VS Codeのドキュメントでは、組み込みのエージェントの役割(Ask・Agent・Plan)として説明されています。
| 役割 | 何をするか | ファイルの変更 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| Ask | 質問に答え、コードを変えずに案内する | しない | コードの理解、設計の相談、調べもの |
| Agent | 複雑な作業を自分で計画して進める。ファイルを編集し、コマンドを実行し、結果を見て繰り返す | する | 機能の追加、複数ファイルの修正、テストが通るまでの直し |
| Plan | 作業を調べ、コードを変える前に構造化された実装計画を作る | 計画の作成まで | 大きめの変更の前に手順を固める |
| Edit | コードの編集に使う役割。リファレンスの一覧とプロンプトファイルの agent 項目に、選べる値として載っている |
する | 対象を決めた編集 |
| カスタムエージェント | 使えるツールと指示を自分で決めた役割(.agent.md) |
定義による | レビュー専用、計画専用など用途を絞る |
迷ったら、まずAskで調べ、Planで手順を固め、Agentで進めるという順番が扱いやすい流れです。
エージェントで使うsettings.jsonの項目
VS Codeの設定リファレンスに載っている、エージェントに関係する主な項目です。既定値はリファレンスの記載です。
| 設定 | 何を決めるか | 既定値 |
|---|---|---|
chat.agent.enabled |
エージェントを使うかどうか(VS Code 1.99以降) | true |
chat.agent.maxRequests |
エージェントが行えるリクエストの上限 | 25 |
github.copilot.chat.agent.autoFix |
生成した変更の問題を自動で診断して直す | true |
chat.checkpoints.enabled |
チャットのチェックポイントを使う | true |
chat.checkpoints.showFileChanges |
各リクエストの最後にファイル変更の要約を出す | false |
chat.useAgentsMdFile |
AGENTS.md をチャットの文脈として使う | true |
chat.instructionsFilesLocations |
カスタム指示ファイルを探す場所 | { ".github/instructions": true } |
chat.promptFilesLocations |
プロンプトファイルを探す場所 | { ".github/prompts": true } |
chat.mcp.autoStart |
MCPの設定変更を検知したときにサーバーを自動で起動する | newAndOutdated |
chat.mcp.discovery.enabled |
ほかのアプリのMCP設定を自動で見つける | false |
chat.tools.terminal.autoApprove |
自動で承認する(しない)ターミナルコマンド | rm・rmdir・del・kill・curl・wget・eval・chmod・chown などが false |
chat.tools.urls.autoApprove |
自動で承認するURLのパターン | — |
chat.tools.global.autoApprove |
すべてのツールを自動で承認する | false |
chat.permissions.default |
セッションの既定の許可レベル | 手動で承認 |
「—」は、今回開いたページに既定値の記載がなかった項目です。
コピペ用の雛形です。値は既定値に、読み取り中心のコマンドの自動承認を足した控えめな構成にしてあります。
{
"chat.agent.enabled": true,
"chat.agent.maxRequests": 25,
"github.copilot.chat.agent.autoFix": true,
"chat.checkpoints.enabled": true,
"chat.checkpoints.showFileChanges": true,
"chat.useAgentsMdFile": true,
"chat.instructionsFilesLocations": { ".github/instructions": true },
"chat.promptFilesLocations": { ".github/prompts": true },
"chat.mcp.autoStart": "newAndOutdated",
"chat.tools.global.autoApprove": false,
"chat.tools.terminal.autoApprove": {
"mkdir": true,
"/^git (status|show\\b.*)$/": true,
"rm": false,
"del": false
},
"chat.tools.urls.autoApprove": {
"https://*.contoso.com/*": true,
"https://example.com/api/*": {
"approveRequest": true,
"approveResponse": false
}
}
}
承認の考え方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 許可レベル | 手動(既定。自動承認の設定にないものは確認を求める)、すべて許可(確認なしで実行)のほか、試験的な補助つきのレベルがある |
| 承認の範囲 | 確認の画面で、1回だけ、そのセッション、そのワークスペース、今後すべて、から選べる |
| ターミナルの規則 | コマンド名に true/false を付ける。/ で囲むと正規表現として扱われる |
| URLの規則 | リクエストの承認と、レスポンスの承認の2段階。パターンごとに別々に決められる |
| 承認の見直し | コマンドパレットの「Chat: Manage Tool Approval」で管理、「Chat: Reset Tool Confirmations」で保存した承認を消す |
chat.tools.global.autoApprove について、設定リファレンスは「重要なセキュリティ保護を無効にする」と説明しています。まずは手動の承認のまま使い、繰り返し確認を求められる読み取り系のコマンドだけを個別に true にする進め方が安心です。
カスタマイズ用ファイルの置き場所と雛形
| ファイル | 置き場所 | 効き方 | 向いている内容 |
|---|---|---|---|
copilot-instructions.md |
.github/ |
そのリポジトリのすべてのチャットに自動で適用 | 全体の方針、ビルドとテストのコマンド |
名前.instructions.md |
.github/instructions/ |
applyTo のパターンに合うファイルを扱うときに適用 |
言語やフォルダごとの規約 |
AGENTS.md |
リポジトリのルート、または各フォルダ | 自動で適用。ツリーで最も近いものが優先される | 複数のAIツールで共有したい作業の指示 |
名前.prompt.md |
.github/prompts/ |
/名前 で呼び出したときだけ実行 |
繰り返し使う依頼 |
名前.agent.md |
.github/agents/ |
エージェントピッカーで選んだときに適用 | 役割と使えるツールの組 |
mcp.json |
.vscode/ |
ワークスペースで使うMCPサーバーを定義 | 外部ツールとの接続 |
複数の指示ファイルが当てはまるときは、すべてがまとめて渡されます。GitHub Docsは優先順を、個人の指示、リポジトリの指示、組織の指示の順と説明しています。
.github/copilot-instructions.md
先頭ブロック(front matter)は使わず、Markdownをそのまま書きます。
# このリポジトリでの作業の指示
## 概要
- 社内の備品貸出を管理するWebアプリ。サーバーは src/server、画面は src/web。
## コマンド
- 依存の導入: npm ci
- テスト: npm test
- 整形とリント: npm run lint
## コードの書き方
- TypeScriptは strict を前提にし、any を使わない。
- 関数は1つの役割にし、50行を目安に分ける。
- コメントとコミットメッセージは日本語で書く。
## 変更するときの約束
- 変更したら必ずテストを実行し、結果を報告する。
- migrations フォルダの既存ファイルは編集せず、新しいファイルを足す。
- 設定ファイルの秘密の値は書き換えず、必要なら質問する。
.github/instructions/typescript.instructions.md
applyTo に、対象のファイルをglobパターンで書きます。GitHub Docsによると、excludeAgent に "code-review" か "cloud-agent" を書くと、その機能では使われなくなります。
---
applyTo: "**/*.ts,**/*.tsx"
description: "TypeScriptの書き方"
---
# TypeScriptの書き方
- 型の定義は types フォルダにまとめ、型だけの import を使う。
- 例外は握りつぶさず、呼び出し元へ返すかログに残す。
- テストは対象と同じフォルダに 名前.test.ts で置く。
AGENTS.md
# AGENTS.md
## セットアップ
- npm ci
## テスト
- npm test(変更後に必ず実行)
## 規約
- 変更は小さな単位に分け、1つの変更に1つの目的を持たせる。
- 公開している関数の引数と戻り値を変えるときは、先に計画を示す。
## 触らない場所
- dist フォルダと、自動生成されたファイル
VS Codeでは chat.useAgentsMdFile が有効なときに読み込まれます。GitHub Docsには、リポジトリのルートに置く CLAUDE.md と GEMINI.md もエージェント向けの指示として挙げられています。
.github/prompts/review-diff.prompt.md(プロンプトファイル)
---
name: review-diff
description: "コミット前の変更をレビューする"
argument-hint: "重点的に見てほしい点(省略可)"
agent: "ask"
---
ソース管理の変更(#changes)をレビューしてください。
観点:
- 仕様と違う動きになりそうな箇所
- 例外や空の値の扱い
- テストが足りていない変更
重点: ${input:focus:特になし}
出力は「重要度/ファイルと行/指摘/直し方の案」の表にしてください。
| 先頭ブロックの項目 | 意味 |
|---|---|
name |
チャットで / の後に打つ名前 |
description |
何をするプロンプトかの短い説明 |
argument-hint |
入力欄に出す補足の文 |
agent |
実行する役割。ask、edit、agent(既定)、またはカスタムエージェント |
model |
使うモデル。省略すると選択中のモデル |
tools |
使えるツールの一覧 |
本文では、${selection}(選択範囲)、${file}(現在のファイル)、${workspaceFolder}(ワークスペースのフォルダ)、${input:名前} と ${input:名前:入力欄の案内}(実行時に尋ねる値)が使えます。実行は、チャットで /review-diff、コマンドパレットの「Chat: Run Prompt」、またはファイルを開いたときの実行ボタンから行います。
.github/agents/planner.agent.md(カスタムエージェント)
VS Codeのドキュメントの例をもとにした、計画専用の役割です。handoffs で、計画のあとに実装へ引き継ぐボタンを出せます。
---
name: Planner
description: 新しい機能の実装計画を作る
tools: ['fetch', 'search', 'usages']
handoffs:
- label: 計画を実装する
agent: agent
prompt: 上の計画を実装してください。
send: false
---
# 計画の指示
あなたは計画を作る役割です。コードは編集せず、実装計画だけを作ります。
計画には、変更するファイル、手順、確認方法、決まっていない点を含めます。
.vscode/mcp.json(MCPサーバー)
MCP(Model Context Protocol)は、エージェントに外部のツールをつなぐ仕組みです。servers の下に、名前ごとの定義を書きます。
{
"inputs": [
{
"type": "promptString",
"id": "api-key",
"description": "APIキー",
"password": true
}
],
"servers": {
"memory": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-memory"]
},
"github-mcp": {
"type": "http",
"url": "https://api.githubcopilot.com/mcp"
},
"my-tool": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": ["-y", "my-mcp-server"],
"env": {
"MY_API_KEY": "${input:api-key}"
}
}
}
}
memory と github-mcp はVS Codeのドキュメントに載っている例、my-tool は入力変数の使い方を示すための架空の名前です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
servers |
サーバーの定義。キーがサーバーの名前 |
type |
stdio(手元でコマンドを起動)または http |
command、args |
stdio のときに起動するコマンドと引数 |
env、envFile |
渡す環境変数、環境変数ファイル |
url、headers |
http のときの接続先とヘッダー |
inputs |
起動時に尋ねる値。password を true にすると入力が隠れる。${input:id} で参照する |
キーやトークンは mcp.json に直接書かず、inputs で尋ねる形にすると、ファイルをリポジトリに入れても値が残りません。
| コマンドパレットのコマンド | 用途 |
|---|---|
| MCP: Add Server | サーバーを追加する |
| MCP: List Servers | サーバーの一覧と状態を見る |
| MCP: Open User Configuration | ユーザー側の mcp.json を開く(全ワークスペース共通) |
| MCP: Browse Servers | サーバーを探す |
| MCP: Reset Cached Tools | 覚えているツールの一覧を消す |
| MCP: Reset Trust | サーバーへの信頼の設定を消す |
補完の設定
| 設定 | 何を決めるか | 既定値 |
|---|---|---|
github.copilot.enable |
言語ごとに補完を有効にするか | { "*": true, "plaintext": false, "markdown": false, "scminput": false } |
editor.inlineSuggest.enabled |
インラインの補完を有効にするか | — |
github.copilot.nextEditSuggestions.enabled |
次の編集の提案(NES)を有効にするか | true |
editor.inlineSuggest.minShowDelay |
提案を出すまでの待ち時間(ミリ秒) | 0 |
editor.inlineSuggest.syntaxHighlightingEnabled |
提案に構文の色付けをするか | true |
Markdownでも補完を使いたいときの例です。
{
"github.copilot.enable": {
"*": true,
"plaintext": false,
"markdown": true,
"scminput": false
}
}
よくある質問
Q. ショートカットが効かないときは?
A. ほかの拡張機能や日本語入力と割り当てが重なっていることがあります。「キーボード ショートカット」の画面でコマンド名(たとえば editor.action.inlineSuggest.showNext)を検索すると、現在の割り当てと重なりを確かめられます。GitHub Docsのショートカット一覧には、各操作のコマンド名が載っています。
Q. copilot-instructions.md と AGENTS.md はどちらを書けばよいですか?
A. Copilotだけで使うなら copilot-instructions.md、ほかのAIコーディングツールとも共有するなら AGENTS.md が向いています。両方があるときは、どちらも渡されます。内容が食い違わないよう、共通の指示は片方にまとめるのがおすすめです。
Q. エージェントが途中で止まって確認を求めてきます。
A. 手動の承認が既定のためです。確認の画面で、そのセッションやワークスペースに限って許可できます。同じコマンドで何度も止まる場合は、chat.tools.terminal.autoApprove にそのコマンドだけを true で足します。リクエストの上限は chat.agent.maxRequests で決まります。
Q. プロンプトファイルとカスタム指示の違いは?
A. カスタム指示は自動で毎回効く「前提」、プロンプトファイルは /名前 で呼んだときだけ動く「依頼の定型文」です。規約は指示ファイルに、レビューやテスト生成のような作業はプロンプトファイルに分けると整理しやすくなります。
参考(2026年10月5日に確認)
- VS Code Docs: GitHub Copilot in VS Code cheat sheet(code.visualstudio.com/docs/copilot/reference/copilot-vscode-features)
- VS Code Docs: GitHub Copilot in VS Code settings reference(code.visualstudio.com/docs/copilot/reference/copilot-settings)
- VS Code Docs: Custom instructions/Prompt files/Custom agents/MCP servers/Inline chat/Manage approvals and permissions/Agent harnesses
- GitHub Docs: Keyboard shortcuts for GitHub Copilot in the IDE(docs.github.com/en/copilot/reference/keyboard-shortcuts)
- GitHub Docs: GitHub Copilot Chat cheat sheet(docs.github.com/en/copilot/reference/cheat-sheet)
- GitHub Docs: Adding repository custom instructions for GitHub Copilot
まとめ
- 入口は補完(
Tab)・チャット(Ctrl+Alt+I/Ctrl+Cmd+I)・インラインチャット(Ctrl+I/Cmd+I)の3つ - 補完の候補の切り替えは
Alt+]/Alt+[(MacはOption)、呼び出しはAlt+\ /はコマンド、@は質問を向ける相手、#は文脈とツール。入力欄で打てば候補が出る- 役割は Askで調べ、Planで手順を固め、Agentで進める
- エージェントの承認は手動のまま始め、必要なコマンドだけ個別に自動承認にする
- 方針は
copilot-instructions.md/AGENTS.md、定型の依頼はプロンプトファイル、外部ツールはmcp.json - キーやトークンは
mcp.jsonのinputsで尋ねる形にする
本記事の内容は、ご自由にお使いください。
ご利用の際は、出典として本ページへのリンクを記載いただけますようお願いします。
(記載例)出典:株式会社RJC「GitHub Copilotの使い方|ショートカット・コマンド一覧と設定」
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ほかにも、チケットレストラン、書籍読み放題、2年ごとの慰労報奨(休暇 or 金一封)、11期連続の黒字決算。